チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

運河沿いの家 アムステルダム

2012年12月03日 | 旅行

雨、2度、アムステルダム

 コネクトの関係でしょうか、写真のアップが出来ません。今日は写真なしで。

 みぞれ混じりの雨、突風、旅にしては面白くない天候です。そのうえ夜明けは遅く、日没は早く、明るいのは8時間ほどです。家人と一緒の旅ですが、一人で町歩きの時間が持てました。一人で歩くのは、気ままでいいものです。もちろんそれに伴う、緊張感があります。一人でいる時は、出来るだけ人前で地図を開かないことにしています。ですから、予め、道の名前や大まかな街の地図を頭に入れて出かけます。頭の中でナビを作りながら、自分がどちらに向かって歩いているのか、確認しながら歩くのです。

 アムスは、その点道の名前もはっきりと出ていますし、運河を巡る地図を頭に入れると歩き易い街ではないでしょうか。

 一人歩きのいいところ、女ですから、ちょっと見たいものが山のようにあります。相手がいないので、あっちにふらり、こっちにふらり。たとえ家人とでも、気を遣ってしまいますからね。ただ、どこかに行けば必ず、ホテルなりに戻ることを考えて歩くことです。例えば、対向のトラムの行き先を覚えておけば、疲れたらそれに乗れば戻れます。観光地ですから、決して治安がいいとは言えないアムスだと聞いています。

 日曜日、お店が開くのは12時頃から、ヨーロッパですから日曜はお休み原則です。こちらの住人、雨の中傘もささず、自転車でのんびりと街を行き来しています。物珍しくはないでしょうが、圧倒的に東洋人は少なく感じました。耳に飛び込んで来る言葉も、数カ国語です。標識は、英語が添えられています。

 運河沿いの家々、古い建物が多く、前傾していたり斜めになっていたり、それでも、人が手入れをして住んでいます。道に面した窓窓は大きく、カーテンなどかかっていません。地上階など、一瞬お店かと思うほど大きな窓です。覗くつもりではありませんが、部屋の調度品が目に入ります。日曜日で雨ですから、家の方が食事の用意をしていたり、ソファーでくつろいでいる様まで見て取れるのです。

 運河を挟んだ対岸の家の並びを見てみました。窓にカーテンを掛けている家は、最上階までほとんどありません。よく見ていると、窓辺におかれた花たちが窓の外に向いているものまである始末です。本が積み上げられていても、テーブルに新聞が拡げられていても、きれいに磨かれた窓辺はスッキリとしています。

 そう言えば、街から外れたところの家の窓辺にもカーテンがかかっていませんでした。美観の相違か、見せることで生活に緊張感を持たせているように思います。主婦は、手が抜けませんからね。窓を磨いて、花を飾る、不思議なほど当たり前に街を包んでいるアムステルダムの空気です。

 

コメント
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