曇り、19度、68%
男性は、スーツという便利なものがあるのでいいなと思うことしばしばです。もちろん、小さな決まり事はあるかもしれませんが、スーツさえ着ていれば、どうにか様になるように思います。いつも、ラフな格好をしている人でも、スーツ姿になると、あらっと、良くなったり。何かの式典に出るときだって、私たち女性ほどは着るもので悩まなくて済みます。要するに、形に乗っ取っているからでしょうね。
同じようなダークなスーツに、白いワイシャツ。それでも、たったネクタイひとつで、雰囲気が変わります。あんなに小さなものが、しっかりと個性を主張しているわけです。女性の着るものは多岐にわたっていますが、どう考えても、このネクタイに当てはまるようなものを思いつきません。
年末の整理の途中、家人のネクタイの点検をしていました。時折、お醤油のシミなどこさえています。シルクですが、結び目がしわになりやすいものもあります。家人には内緒で、写真を載せます。
数えてみれば51本。去年だったか、そう言えば増えすぎたと言って、家人が随分整理しているのを見ました。さあ?51本が多いのか少ないのか私には解りません。ただ、この51本、ほとんど買って来たのは、この私です。
家人は、優男ではありませんが 小花や華やかな色のネクタイが似合います。そうはいっても、時と場所に寄っては、地味なネクタイを締めなくてはいけないこともあります。選ぶ人が同じですから、どうしても同じようなネクタイばかりになってしまったようです。 並べていると、フェラガモのネクタイに凝っていた時期があったことを思い出しました。その次が、アルマーニ、ケンゾウ、そしてポールスミス。ここ、3年ほど新しいネクタイを買っていません。ネクタイも、だんだん腰が抜けてきます。好きなもの、ほめられたネクタイは、使う頻度も多く、その分早く傷みます。古いネクタイも、分解して、生地だけを取ってあるものもあります。