チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

蘭芳園 香港ストリートフード

2013年05月05日 | 香港

曇り、21度、88%

 3日前の香港の英字新聞、South China Morning Post に世界のストリートフードの10大都市が揚げられていました。東南アジアに旅行すると、道に並ぶ小さな屋台の数に目を見張ります。住人の台所代わりのような食べ物屋です。早朝から夜遅くまで、いろんな時間帯で働く人のお腹を満たしてくれる食べ物屋です。

 さて、この記事の一番に揚げらた都市は、香港でした。住んでいると意外に見えないものがあります。その光景が当たり前になっているからでしょうね。記事でも取り上げられているのは九龍サイド、廟街や女人街に夕方から並ぶ露店の屋台のことでした。あの辺りに住む人なら兎も角、わざわざ向こうサイドまで行かずとも香港のストリートフードは、至る所で食べることが出来ます。しかも、イギリスの統治下であった中国ですから、そのメニューの多さはやはり世界一かもしれません。

 昨日の朝、銀行の用事を済ませた主人と私、どこかでコーヒーをと仰る主人ですが、私は市場で買い物がありました。市場の周りも朝早くから、おかゆやマカロニスープのような簡単なものを食べさせてくれる店が開いています。その中でも、日本のガイドブックにも良く登場する蘭芳園、市場の入り口にあります。土曜日の朝だというのに、地元の人、観光客で一杯です。案内されるまで待ってたら、後から来た人に先を越されます。空いている席を見つけて、相席覚悟で座りましょう。

  ここの名物は、メニュー右上のミルクティー。セイロンティーを煮出して作るミルクティーですが、最後にコンデンスミルクをたっぷりと入れます。ほろ苦いので、お砂糖を入れて飲みます。昔は砂糖の袋が3つも付いて来ていました。流石に健康上よくないと最近は見かけません。このミルクティーを入れるコンテストで、ここのおじさんいつも優勝します。しかも、香港のローカルファーストフードの店でもこのミルクティがおいしくないと客は来ないというほど、庶民の飲み物です。 私だってお砂糖を入れて飲みます。主人は、香港式のコーヒーを頼んだのですが、 こんな店でもミニマムチャージがありました。最低一人$20(210円ぐらい)、というのです。お茶やコーヒーは$16なので、最低料金をクリアしません。そこで、主人が頼んだのが、コンチャイ麺、インスタントラーメンとコーヒーのセットです。香港、インスタントラーメンも外で食べることが出来ます。しかも、一番人気なのは日清の出前一丁です。香港のタイポというところには、日清の大きな工場があります。家に台所がない家庭は少なくなって来ていますが、共稼ぎ、料理が出来ない女性たち、勢いインスタントラーメンですら外食の範疇に入るのです。 目玉焼きにランチョンミートがのってます。しかも。スプーンとフォークで食べます。お箸のところでも、レンゲが付いて出てきます。 こんなご飯もののメニューもあります。小さい店でも、メニューの多さはには感心です。

  コンデンスミルク入りの紅茶やコーヒーに、厚切りの食パンにマーガリンとシロップがかかったトーストなんかを朝食にする人もいます。

 特になにが、どうこう美味しいというのではありません、相席の人たち、店の中のざわめき、 こんな爪楊枝入れがあって、気さくです。昨日の相席の方達はシンガポールからの観光客でした。

 もちろん香港です、小さな店で朝早くから飲茶を食べさせてくれる店もあります。こんな紅茶一杯からハイエンドなフレンチまでなんでもある香港です。

 South China Morning Post の記事ではありませんが、香港のストリートフードは、確かに広く深くこの街の人の生活に浸透しているようです。

コメント (2)
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