チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

Nam Ya curry タイのフィッシュボールカレー

2013年05月28日 | 日々のこと

曇り、28度、90%

 北と南に長いタイ、北の食べ物と南の食べ物は、日本のそれのように違いがあります。南は2期作が出来るほどの米作地帯、主食はお米で麺も米の粉から作るビーフンです。北は餅米が主食、そしてその餅米の粉から作る麺が、カノム ジンという日本のそうめんにそっくりな麺です。もちろん、この米も餅米も日本のお米とは違ってロングライスです。

 主食ばかりか、カレーも北と南では少し様子が違います。南はインドの影響もあるやや黄色のカレーです。ところが、タイのカレー、南も北も辛みを緩和するのにはココナッツミルクが使われます。

 Nam Yaカレーは、タイの東北部のカノム ジンという麺と食べるカレーです。フィッシュボールを入れる麺ですが、海に面していない東北部、川魚を使うのでしょうか。NamYaカレーも こうしたペーストが売られています。カムノ ジンは売り切れでしたので日本のそうめんで代用。フィッシュボールはタイからの冷凍の物を使いました。

  添え物は、生のもやしにバジルです。タイのバジルはホラパーと呼ばれ、バジルの一種ですが、香りが馴染み深いスイートバジルのそれとは違います。辛みより酸っぱさで食べる麺料理です。

 25年前にプーケットに家族で行きました。香港からですら直行便のない頃です。もちろん今のように日本人が沢山いたわけではありません。出発から遅れてプーケットに着いたのは、日がすっかり暮れてからでした。ホテルまでの真っ暗なヤシの林の中を車にゆられて乗っている時、もしかしたら、この島に日本人は私たち3人だけかもしれないわ、と不安にかられたものでした。

 昼間は、地元の市場で地元の人が食べているものを指差して頼みました。焼きそばとか焼き飯の類いでした。その皿には、生のもやし、生のニラ、生の小ネギが添えられていました。ビックリしましたね。生ですから。地元の人の真似をして食べてみましたが、ちっとも美味しくない。しかも、主人などは海外の旅先で決して生野菜を食べません。真似をして食べた私は、こっぴどく叱られました。そのうえ、地元の人たちはテーブルに置かれているグラニュー糖を麺にもご飯にもかけるのです。はい、これだけは私も真似ができませんでした。

 あれ以来、タイに行く機会も増えました。香港のタイ料理は、実に本場のものに近い味付けです。生野菜が添えられていることにも、驚かなくなりました。もちろん、いただくときはスプーンとフォークで。同じお米を食べる民族ですが、東南アジアのロングライスは、粘り気がありません。お箸では食べることが出来ないのです。

 スプーンとフォーク、これがまた実に便利です。スプーンでナイフのように骨から身をとることも出来ます。香港、いよいよ暑い夏に突入です。大好きな辛いタイカレーの季節になりました。

コメント (4)
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