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チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

片口

2013年07月05日 | 身の回りのもの

晴れ、26度、83%

 片口は、形の可愛さもさることながら、使い勝手の良さにかけては右に出る器はないと思います。片口の範疇は、 一般的にはこういう形のものを指すのでしょうが、私は持ち手がついていても口が付いているものは、全て片口扱いです。ミルクピッチャーなども片口。もともとは、お神酒を注ぐものとして片口は使われていたそうです。

 我が家の片口、小さいものはドレッシング、タレを入れて食卓に上ります。

 夏場使う硝子の片口は、無印で見つけました。赤の塗りの片口は、酒次です。1合入るか入らないかの小さいものです。手前の、手つきの片口は茶器です。潮州地方の茶芸のとき、おちょこ程の小さな湯のみにお茶をつぎ分ける時使うものです。持ち手には龍の頭がついています。左は、見込みに溜まったガラス質の釉薬がきれいなので求めた片口ですが、調味料を入れる時にしか登場しません。

  手前の手つきは、形も面白い片口です。イムサエムさんのものです。刻印はちょっと太めの千鳥、中の緑の釉薬が白いものを入れると映えます。コロコロに切った高野豆腐や野菜のお浸しに使います。左のものは、高さが10センチもあります。たっぷりと入るのですき焼きの割り下を入れたり、お鍋のとき散り蓮華を入れたり。上の伊羅保の片口は古賀雄二郎さんのものです。もう20年以上使っています。浅さ、丸み全てに気に入っている片口です。しばらく古賀さん、この片口を作っていませんでしたが、最近また作られています。お漬け物を入れるのには程よい大きさです。

 片口、例えばお醤油を入れたとします。残ってしまうと蓋がないので捨ててしまいがちですが、小さな蓋付き容器に移し替えることだって、片口のおかげで簡単に出来ます。要するに、始末のいい器です。

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