曇り、26度、94%
7月に入ると福岡の街の繁華街には、山笠が建ちます。博多と福岡、この土地の人でないとこの区別がつかないかと思われます。古い街です、黒田藩の城下町を福岡、商人の街を博多、街の中央に流れる那珂川を境に呼称が変わります。でも、ひとつの街です。博多山笠と呼ばれるようにこの祭りは、博多の祭りです。高さが、10メートルにもおよぶ大きな山車と考えてください。山笠には飾り山笠とかき山笠があります。7月15日には、男の人たちがそれぞれの地区のかき山笠を担いで、「おっしょい」の掛け声も勇ましく博多の街を走り競争します。ずっと昔は、大きな山笠を担いで走ったそうですが、電線が張り巡らされるようになって、小さなものになったと聞きました。表と裏それぞれ、違う意匠のの人形が毎年変わって作られます。裏を「見送り」といい、表は、博多の鎮守の楠田神社に向いています。つまり、この博多山笠は、楠田神社の祭りです。
小さい時から、見慣れて来たこの山笠、特に、実家の菩提寺からの上川端商店街の山笠が櫛田神社に一番近く立派です。 これは上川端商店街の見送り、表は、見出し写真で、今年は黒田如水(黒田官兵衛)が主題です。
今では福岡市内博多地区でなくても繁華街には、飾り山笠が建てられています。 これは新天町の表です。見送りは、
サザエさん。
福岡は今年は例年より梅雨が早く明けたそうです。いつもは、女人禁制の15日の追い山笠が終わると、福岡は暑い夏に入りました。夏を呼ぶ博多の祭りです。