曇、4度、68%
50センチもある長いパイをいただきました。箱の蓋を取ると甘酸っぱい香りとバターが香ります。薄紙を開けるとアーモンドが敷き詰められたパイでした。お行儀悪く薄いパイの隅っこを口に放り込みます。砂糖掛けされた下にはスライスアーモンド、薄いパイ地の間には甘酸っぱいジャムのようなものが伸ばされています。添えられていた小さな紙に「温めるとより美味しい」と書かれていました。
早速、オーブンで温めます。 上掛けのお砂糖が緩んで見た目もキラキラとしてパイ地はやはり温かな方がぐっと味が良くなります。濃いめの紅茶を入れました。甘さがが強くありません。薄いのでお腹にも持たれず、ついつい箱の蓋を開けて食べてしまいます。
プラリネ、ナッツのキャラメリゼしたものはよく見かけます。香ばしいナッツとキャラメルのコンビネーションです。この「ダッチパイ」はもう少し優しいお味です。アーモンドの香りや味を損ねないように軽いロースト、上掛けのお砂糖のフォンダンも薄く薄くかかっています。この箱の蓋を取ると、ココさんは気配で飛んで来ます。
日本中どこに行っても洋菓子屋さんが街のあちこちに見られます。お菓子のレベルも高くよくこんなに洋菓子屋さんがあるものだと感心します。なのに街の和菓子屋さんは日に日に姿を消しています。ちょっと寂しい現象です。
岡山モーツアルトのお菓子はネットからでも注文できるそうです。あと一切れ、今日のおやつにとってあります。「おごちそうさま。」