晴、5度、87%
主人のベストをクリスマスプレゼントに編みました。もちろんまだ主人は知りません。編み終えて、編み棒はタンスの中に、残った白い毛糸は毛糸入れに入れました。毛糸入れを開けると白の毛糸ばかりが入った袋と紺と黒の毛糸が入った袋があります。量は白の毛糸の方が倍近く、白というよりオフホワイトに近い柔らかな白の毛糸ばかりです。太さも様々。中に同じ毛糸玉が7つもある毛糸が出て来ました。大好きな「ブークレー」というループを持った毛糸です。
この毛糸玉は随分以前に香港で買ったものです。自分のジャケットか何かを編むつもりだったと記憶しています。「ブークレー」は日本にいたその昔も編んだことがありました。ループがあるので編み棒がスムーズに進まないのが難点です。その分、編み地に柔らかなループが面白さを出してくれます。
12月に入ってバタバタとクリスマスプレゼント用のベストを編み終えたばかり、さあ、他の家事をしようと毛糸をしまう途中です。なのにその7つの毛糸玉を出して来てしまいました。タグにはベルギー製と書かれています。アルパカが主体で化繊が少し、編み棒は7号。しまったばかりの編み棒も出して来ました。また編み始めようというのです。
自分が着てるセーターに合わせて作り目をしました。柔らかな感触の編み地が手の中で少しずつ大きくなって行きます。白い毛糸の誘惑に負けてしまいました。
香港の毛糸屋さんでは世界各地の毛糸を見ました。日本の毛糸とは発色が違います。イタリアのミッソーニの毛糸など大人の女性しか着られないようないい趣の毛糸がたくさんでした。どこの毛糸屋さんに行っても私は白と黒と紺しか買いません。いつかあんな複雑な毛糸を編んでみたいと思うのですが。