晴、14度、60%
今年は陽気のせいでどの植物も花をつけるのが早いと感じます。すっかり咲きそろった裏庭のバラです。全部で9本のバラを植えました。バラを育てるのは初めてのことで、どこにどのように植えるか、果たして思うようにバラが伸びてくれるのか、植え付けた4年前は半信半疑でした。バラの成長は思ったより勢いがあります。少しづつ私の思うような形になって来ました。
塀を這う赤いバラの奥にアーチを設置してもらいました。アーチの一番上の手入れも必要なので、植木屋さんに基礎固めをしてもらっての設置です。アーチの両側には別の品種を植えました。向かって左側のバラは、初めの年枯れたので一年遅れの株です。成長に一年分の遅れがあります。それでも今年はほぼアーチ状に伸び上がりました。
赤いバラ以外は香りのあるバラたちです。朝庭に立つと、レモンの花の香りとともに柔らかなバラの香りがします。一年で一番魅惑的な香り漂う時期です。3年前、売れ残りの「バラ」と書かれた苗株を安く買いました。次の年トゲのないその株はバラらしくない優しい葉を付け茎をどんどん伸ばしました。ところが花は咲きません。昨年もやはり花がつきませんでした。「バラじゃなかったのかしら?」何故かこの苗の名札だけがどこにもありません。それでも葉色の優しさとツタ状の姿が美しいので、壁に這わせることにしました。今年も新しい茎をたくさん伸ばします。ひと月前でしたか、茎の先に米粒ほどの花芽がたくさんついているのを発見。「あ〜!」と声を上げて喜び、ココを驚かせました。 白い小さなバラでした。「イノバラ」でしょうか?勢いが止まらずフェンスの向こうにも花が見えています。
今年のバラはどの種類も今までになく大輪の花を咲かせています。株自体が充実して青年期に入ったのかと思われます。つばみの数もそうですが、ひと花ひと花が大きい様は見応えがあります。「イノバラ」と思われる株は売れ残りで痩せっぽちでした。木株の体力回復に2年かかったのでしょう。
ここ数日強風、突風が吹きます。連休明けには庭中、バラの花びらでいっぱいになるはずです。さあ、あとはパーティションの上を這うピンクの小バラが咲くのを待つだけです。今年も庭のバラを堪能するのは私だけ、香港にいる主人に済まなく思います。