晴、13度、84%
食卓にガラスの食器が上るようになりました。割れやすいガラス食器ですがガラスの持つ輝きや手のひらに伝わる感触は焼き物とは違います。最近は薄い薄いガラスが流行りだと聞きました。薄い薄いガラスの危うさも好きです。カットグラスの光を反射する様子も好きです。色ガラスを通して明かりを見るのも好きです。この5月特に好んで使うのが、スウェーデンのコスタボダの小さなボウルです。
コスタボダはどちらかというとぼってりと厚いガラス、透明感よりスモーキーなカラスを使ったものが多いように思います。お家遣いの普段のガラス食器です。 ぽってりガラスに描かれた葉っぱもぽってりとしています。ルッコラに似ていなくもないなあ。台所にこのガラスが出ているだけで気持ちが明るく感じます。このボウル、一人用のサラダボウルにしては大き過ぎ、二人用では小さ過ぎ、使い方に頭を悩ます存在です。時にはラーメンを入れて食べます。サイズとしてはちょうどよくお丼のラーメンとお味が違って来るから不思議です。流石におうどん入れたことはありません。
暑からず空気の澄んだこの季節に度々登場のこのボウルですが、本格的な夏になると透明度の高い薄いガラスに置き換わります。このひと月、さて何を盛ってあげようか?「5月のガラスボウル」です。