曇、25度、96%
たった一晩寝るだけですが月が変わると気持ちが新たになります。今年も既に半分が過ぎました。早かった梅雨入りの割には6月は雨があまり降りませんでした。この週末から10日ほど雨マークが天気予報に並んでいます。被害が例年出る九州北部の大雨は遠慮願いたいですが、そこそこの雨を欲しいと思います。
ここ数日の30度を越す気温、空には入道雲らしきものまで見えます。時折蝉の幼い鳴き声も聞かれます。暑さには慣れているはずですが、日本の暑さは年々凄まじくなって行くように思われます。オリンピックが始まるというのに祭典ムードはどこにも感じません。「コロナ」「自粛」などと聞いても耳慣れしてしまって、警戒心も無くなりました。私ばかりではないはずです。そして、外出、外食の機会が減ったこともすでに日常化してしまいました。
雨の後に来る暑さを迎え撃つつもりで、一番インパクトの強いクロスをテーブルにかけました。 強いブルーの濃淡、花柄ですがそうは見えないところがこのクロスのいいところです。ジメジメの後の猛暑に一瞬喜びますがそれがひと月以上続くことを思うとゲンナリします。ゲンナリに負けない色のテーブルクロスです。
床の間には夏の山間の渓流のお軸に掛け替えました。 渓流の真ん中、釣り人が水に浸かって竿を指しています。ヤマメでも釣っているのかしら、滝からの音と水しぶきを感じる絵です。
毎日毎日が淡々と過ぎていきます。それもまた幸せなことです。主人のいる香港は今日は「中国返還記念日」です。市民の胸の内はどうなのだろうと、長年住んだ街の変化を心配します。香港生まれのモモさん、さぞ香港に帰りたかったことでしょう。 今月のモモさん、10歳です。この頃からようやくカメラを見るようになりました。カメラを向けるといつも目を逸らしていましたっけ。年代順に写真を並べると、最後の2年ほどはカメラに向かって微笑んでいます。
滞ったような空気の中、日々の生活のために家の模様替えは私を支えてくれていると感じます。