曇、29度、80%
タイのおやつに「ココナッツミルク」にかぼちゃを入れたお汁粉のようなものがあります。甘くしたココナッツミルクでかぼちゃを煮ただけのものです。「ココナッツミルク」を使ったおやつがたくさんあるタイです。蒸したもち米にドリアンやマンゴーを添えて「バイトーイ」という葉っぱで包んだおやつには小さなビニール袋にココナッツミルクが付いて来ます。ココナッツミルクにはお砂糖がたっぷり甘いシロップのようでした。カレー料理ばかりでなくおやつにも広く「ココナッツミルク」が使われています。レストランでは見られないおやつです。香港ワンチャイのタイ料理の材料を売っている店の店先にはこうしたタイの庶民のおやつが並んでいました。いつ行ってもタイから出稼ぎに来た女性たちが楽しそうに食べていました。
ミルクと卵、そしてお砂糖で作るプリン、カスタードはどこの国でも定番のおやつです。プリンの柔らかな匂いは子供の頃を呼び起こします。「プリン」大好きです。失敗作のパンは「パンプディング」ご飯が余れば「ライスプディング」、ご飯がわりに食べます。
ココナッツミルクとかぼちゃの相性はとてもよく、タイを思いながら「ココナッツミルクプリン」を作りました。 「ココナッツミルク」は常備しているつもりでしたがあったのは「ココナッツクリーム」でした。濃厚なクリームだと固めに仕上がります。朝パンを焼いた後のオーブンで蒸し焼きにします。バニラなどの香辛料入れなくても「ココナッツ」の香りと「カスタード」の香りで待ちきれません。
冬だとオーブンから出して直ぐに熱々を食べます。夏はぐっと我慢して冷たくして食べます。熱を持つと冷めにくい「プリン」です。
ココナッツミルクに入ったかぼちゃのお汁粉を食べた時の驚きを思い出します。東南アジアで唯一西洋諸国の支配下に置かれなかった「タイ」は独自の食文化が根強く残っていると思います。暑い日のおやつは暑い国のおやつが一番です。