曇、25度、78%
「イチゴ」は毎年庭にあります。特別な手入れはしません。肥料もやらず、人工受粉もせず、水をやるだけです。今年は2株、濃い緑の葉陰に赤い「イチゴ」が熟すのが見えます。小粒です。青いうちは香りません。色づき始めると甘い香りがします。ココさんその香りで「イチゴ」に気付きます。
真っ赤になるまであと一日置こうと思っていると、夜中にナメクジやダンゴムシにかじられていることもああります。裏庭の真ん中にポットを置いていた頃には目敏い「カラス」がついばみました。たくさんの敵がいます。ココさんと私の口に入る「イチゴ」はほんの数個。でも今年は初めて甘い「イチゴ」が出来ました。
商品の「イチゴ」が店先に並ばないこの時期、とっても得した気分になります。サラダやお菓子に使う量ではありません。取ると手のひらに乗せて、台所に急ぎます。流水で洗い、足元で待つココさんと食べます。ココさんは先の方の赤いところ、私はガク近くの白いところ。二人ともニッコリと笑います。買って来た「イチゴ」でニッコリすることはありません。ニッコリしている自分に気付いて、「どうしてかな?」自分の庭で取れる数少ない「イチゴ」だからでしょう。
2つの株ともまだ花が咲き、青い実を付けています。ココさんと私にニッコリを運んで来てくれる庭の「イチゴ」です。