曇、28度、84%
私、現在64歳です。市が高齢者への「コロナワクチンの接種券」を配布し始めて直ぐに主人と私の分が送られてきました。主人は満65歳、世帯分まとめて送られてくるのかと封も切らずにしまいました。接種の予約が始まると予約自体が取れない状態をニュースで知ります。せめて、予約の方法だけは確認しようと封を切りました。単にネットに不慣れな高齢者の方達が予約に手間取っているだけかもしれません。その時ふとこの一文が目に止まります。「令和③年度末までに65歳になられる方にお送りしています。」つまり来年三月末日までに65歳になる人は「高齢者」なのです。はい、私該当します。つまり私は「高齢者」でした。いきなり自分が「高齢者」だと言われても、と少しムッとします。65歳以上の予約開始後10分以内で予約が2回分決まりました。「LINE」を使うと簡単にアクセスできました。
昨日がその第一日目、近くの内科に向かいます。歩いて2分、私が高校の頃からある医院ですが、訪れたことはありません。やや緊張して出かけました。薬をほとんど取らないので麻酔なども素早く効く体質です。問診で私を見るなり老医師は「あなたは大丈夫」と何も聞かれずに注射室に入りました。注射は看護師が打ってくれました。上手な方で「チクリ」ともせずに完了。15分身体の状態をみて帰宅していいとのことです。
診察に来ている老人たちに混じって15分、今や街の内科医院はまるで老人の集いの場のようです。看護師たちも家庭事情を知り尽くし、世間話が飛び交っています。愚痴を聞いてもらう、若い看護師さんに甘えてみる、病気でなくてもここに来たらきっと心が和むのでしょう、そんないい感じの内科医院です。
「15分経過、異常なし」、窓口にそう伝えて帰宅しました。異常が出た時のために出かける前にその日に済ませることは全部終わっています。やれやれ、まだ11時、元気ですが大事をとってベットに本を持って上がりました。夕方散歩に出る前に検温、いつもの体温です。倦怠感もありません。強いて言えば左腕がやや重たく感じるくらいです。
今月中に2回目の接種が終わります。ワクチンの副反応は実際に起きていることです。心配な方は医師としっかり話し合うことが肝心だと思います。「最年少部類の高齢者」の私、2回目も無事に接種が終わるようにと祈っています。