晴、4度、64%
毎朝、PCを開けてメールをチェックします。半数はダイレクトメールです。どこでアドレスを調べるものかと思う知らないところからもやって来ます。差出人を見ながら開封せずにゴミ箱へ直行。知りたい情報源のみ開封します。こういう生活が日常になってずいぶん経ちました。郵便で送られて来るダイレクトメール、新聞のチラシは減って来ています。
月末が近づくと必ず郵便で受け取るダイレクトメールがあります。20日を過ぎた頃から郵便受けを「そろそろのはずだけど」と思いながら覗きます。横長の封筒を見つけると、部屋に入って一番に開封します。そしてお茶を入れて座って中を読み始めます。絨毯の製造販売をしている店からのダイレクトメールです。
昨日もその手紙を読んでいました。月一の私の楽しみになっていることにその時気づきました。「なぜだろう?」絨毯の販売目的のメールではありません。店主のこの道に入るまでの経緯やその時製造している絨毯の柄の文献やら、昨日は大きいサイズの絨毯が2、3年かけて作られることを知りました。まだ帰国する前、この家に置く椅子の座面の数だけ「ノッティング」と言われる座布団を注文したのがきっかけで付き合いが始まりました。 この店の絨毯が欲しいと思い始めたのは昔のことでと買えるような余裕は我が家にはありませんでした。
段通の流れをくむ中国で作られる絨毯です。段通のより毛足が長いと感じます。「青」の色がこの店の特徴です。写真の十字はモダン柄、中国古来の文様もあります。
すでに7年、髪のダイレクトメールを受け取っています。読み終えてテーブルに置く時、「いい色の紙だわ。」薄いイエロー、紙質はやや厚め、横長の封筒も同じものです。切手も季節のものが貼られています。紙の手触りがこのダイレクトメールを待つ私の思いの一つです。紙のダイレクトメールはe メールとは違いこうした楽しみ、奥行きがあります。
この店で買った「ノッティング」に座り手にする郵送のダイレクトメール、来月も楽しみに待っていると思います。