曇、7度、72%
日本の果物のお値段は高いと感じます。確かに美味しい果物です。果物農家の方のより甘く見た目も綺麗な果物をとのご尽力があるからでしょう。香港は輸入の果物ばかりでしたが、日本から入ってくる果物を除くと気安く買えるものばかりでした。果物はそれぞれ値段が違います。アメリカテェリーなどは高い方、オレンジ、りんごはお安い方の果物でした。日本でもみかんやりんごは比較的安く、桃やぶどう、いちごとだんだん値段が上がります。
ジャムが好きですが、ごっそり果物を買って家で煮るとなるとネットで訳ありの果物を探します。スーパーでジャムの棚の前に立つと不思議だなと思うこと、原料の果物が違うのにひと瓶のジャムのお値段は皆同じです。たまに、果物の値段を反映したジャムを見つけます。そしてそんなメーカーのジャムを買います。オレンジは日本では高い部類の果物なのに、イチゴジャムと同じ値段でオレンジマーマレードが売られているのは不思議です。アプリコットの収穫量は少なめ、それでもひと瓶の値段は一番流通量の多いイチゴジャムと同じ値段です。写真のポーランドのジャム、イチゴとオレンジは同じ値段、アプリコットは若干高めでした。輸入されるジャムはその国のその国の果物事情を反映した値段がついています。日本の大手ジャムメーカーは均一の値段で出すために、果物の仕入れを工夫をしているのでしょう。
同じように値段で不思議に思うのが、シャンプーとコンディショナーです。原材料が違う目的も違うこの二つが大抵の店では同じ値段がついています。化学的原料でも値段の違いはあるはずです。ましてや自然由来で作られていれば、シャンプー、コンディショナーの原材料費は違うのではと思います。 植物由来のこのメーカーのシャンプーとコンディショナーは同じ大きさのボトルでも値段が違います。値段の違いが私の信頼感につながります。
物を作る現場に至る過程の複雑な流通機構をつぶさに知りません。「原料が違えば値段が違う」と認識します。輸入物のジャムの値段はほとんど果物の種類で違います。日本での小さなジャム工房のジャムも果物の種類で値段が違います。値段の違うジャムを見ると売り手の良心を感じるのは私だけでしょうか。