晴、5度、72%
輸入チーズも種類豊富に手に入るようになりました。チーズも季節があります。牛やヤギの出産時期が違うからだそうです。その国特有のチーズは動物たちの乳の違い、その動物が食べる草の違い、菌の違い、つまりは土が違うのだと頭の中で想像します。
国産のナチュラルチーズを作る牧場やチーズ工房が全国にあります。ちょっといいスーパーにそんなチーズが売られていました。小さなパックに3粒の「リコッタチーズ」が入っています。鹿児島で作られたチーズです。イタリアのフレッシュチーズを作る牧場があるのだと手に取りました。3粒ですのでお値段もそう高くありません。 イタリアもチーズの種類の多い国です。フレッシュでプリンのような形をした「リコッタチーズ」は臭みもなく塩気も少なく食べやすいチーズです。
パックから出してまず匂いました。乳の匂いがします。柔らかいのでスプーンですくって、一口。乳の甘さが口に広がります。脂肪分は低いかもしれません。ヨーグルトに浮いている水分、「乳清」を煮詰めて作るのが「リコッッチーズ」だと聞いたことがあります。ヨーグルトの「乳清」を集めれば家でも作れるチーズです。
味わい深い鹿児島の「リコッタチーズ」、チーズを食べるときその乳の動物を思います。「この牛は放牧かな?畜舎につながれてるのかな?どんな草を食べてるのかしら?」想像はどんどん膨らみます。「鹿児島だから桜島を見てるかな?」とひとり笑。
美味しい「リコッタチーズ」でした。一粒一粒、大事に食べました。容器の写真を撮るとき小さなシールに気づきました。「2020、BRONZE」日本のチーズ大会で3位を取ったのでしょう。「北海道から九州の南までそれぞれのチーズを食べてみたい」日本のチーズは本場のものと違って当たり前、日本の美味しさをもらいます。