おきな草
2021年04月16日 | 花
曇、13度、76%
「おきな草」が咲きました。4年前庭に植えました。花を咲かせないまま、毎春には新芽を出します。新芽を見つめて花を待ちました。4年目のこの春、新しい葉の中心にふっくらした花芽が見えました。花芽を見つめ始めて半月、やっと開花です。
まだ蕾だった頃、 「おきな草」を見ながら涙が出てきました。「こんなきれいな紫を見せてくれて、ありがとう」長く待ちわびた胸の思いが一気に流れ出した感じです。花が開くと中の黄色い色は花びらの色にも負けないほどの輝きを放っています。膝を地面につき、小さな花を見つめます。
朝晩は花を閉じます。大きく開くのは数時間、朝に夕にその姿を見に庭におります。5センチほどの小さな「おきな草」です。名前の由来が分かるのは、種が付く頃でしょう。豹変してくれるはずです。 雨の後、雨滴を湛えたその姿は何物にも代えられない美しさです。
小さな花を待ちます。花を付けないまま秋を迎えると「また来年ね。」と待ちます。庭仕事は季節と回ります。芽吹き、開花を待つ心は私にたくさんのことを教えてくれます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます