晴、24度、88%
私がふた月もじっと開花を待っているのは、多肉植物「エケベリア」2つです。 もともと「エケベリア」の形そのものが花のようでそれだけでも可愛い植物です。春先になると花を咲かせるために、細い茎が花状の中から出て来ます。その先に緑の花芽をつけます。時間をかけて色付いたのですが、開かない。
多肉植物の花は原産地の南米の持つ鮮やかなコントラストの強い花が咲きます。「エケベリア」自体直径3センチ程度ですから、花も小さいのですがお洒落だなと見つめます。この数日の高温で一番ポピュラーな「エケベリア」の花先が開きました。 筒状の花びらの先っぽはギザギザです。長い花茎の先に咲きユーモラスです。
一方、色付いた蕾のまま一向に開かない「エケベリア」は親株自体にも変化が始まっています。 花の形をしているのはどちらも同じですが、この親株が自己分裂して子株をこしらえています。花茎を伸ばし、蕾が色づいた頃から、親株の脇に子株が出始めました。現在8個ついてます。奇妙な植物です。蕾の色は濃いめの赤と黄色、開くとさぞ可愛いと思わせるまん丸な蕾です。まだ開きません。「開かないままかも?」と思い始めました。というのが、親株が子株に栄養を取られて細って来ています。花に栄養が行かないと感じます。花を咲かせるときは非常に体力を使うそうです。しかも子供までつけています。健気な生き物です。可愛い蕾にシワがより始めました。だってふた月もこのままの状態です。様子を見て花茎二本を切り、子株を外して別植えにしようと思っています。
植物は花を付け種を作り子孫を作ります。自己分裂で子供を作る植物を目の当たりにしました。子株を外して、親株の労を労ってやろうと思います。自分の身を細くして次の世代を作る様を花の開花を待ちながらふた月、じっくりと見せてもらい感激しています。
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