晴、18度、86%
今年は前の庭の砂利の一角が緑の絨毯を敷き詰めたように見えます。よく見ると小さな紫の小花が沢山咲いています。「シンバラリア」「ツタバウラン」「コロセウムアイビー」などと呼ばれる蔦科の植物です。漢字を当てると「蔦唐草」「海蘭葛」と書くそうです。
この草、三月に入ると庭の片隅に小さく芽を出します。高さが2センチほどで細い蔓を伸ばして地面を張って広がります。主人は雑草だと思い抜いていました。確かに近くの空き家の庭にはこの「シンバラリア」がびっしりと生えています。でもよく見ると葉の形、花姿が可愛い。 薄紫の花は小さくどれも笑ったように見えます。こんな可愛い植物を抜いてしまうなんて勿体ないと思います。幸い、コロナで主人は帰国出来ません。「しめしめ。」とこの春は抜かずに育つがままにさせました。水がなくとも広がります。塗装されていない石垣にも這い上がります。見事に緑の絨毯に仕上がりました。
雨上がり、早朝は露をはらんで輝いています。砂利の味気なさが緑で覆われると一変します。花は次々に真夏でも咲きます。秋口になると急に元気がなくなります。そこで抜くわけですが、蔦生ですから抜くのは簡単ズルズルと引っ張ればあっという間に抜き終わります。
前庭は「マーガレット」や「デージー」が終わりました。数ヶ月咲き続けている「ラベンダー」ももうすぐお終いです。この緑の絨毯の先にはいよいよ色づき始めた「紫陽花」の一角があります。花々が終わった後もこの緑の絨毯は紫の小花を咲かせ続けます。多年草で放っておいても来年また芽生えるそうです。とっても得した気分です。
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