チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

電気毛布

2023年02月05日 | 日々のこと

晴、3度、68%

 先月の末の大寒波、雪も舞いましたが深々と冷えて行くのを感じました。6年前に帰国して初めて本当に寒いと感じた数日でした。主人はこの寒波が来た日に香港に戻りました。主人の使った寝具の片付けをしていると袋に入ったままの「電気毛布」があるのに気付きました。

 6年前、帰国時に買った「電気毛布」です。主人が寒いはずだから必ず買うようにと言って求めたものです。30年もの間温かな土地で暮らして来ました。その上、戻って来たこの家は改築をしたと言っても古い日本家屋です。お布団に入ればそれなりに暖かくなるので、実は先日までこの「電気毛布」のことはすっかり忘れていました。寝具の片付けをしながら、「電気毛布」と睨めっこ、頭の中には「大寒波」と響きます。「使ってみようかな。」と出して来ました。

 大寒波到来のその晩、ベットに敷き込んだ「電気毛布」のスイッチを入れました。説明書を読むと、掛け毛布にも敷き毛布にもなるタイプです。ベットに入る少し前にスイッチを入れました。さあ、ベットに入るとほんわかと暖かい。今までなら足を延ばすのが怖々だったのが隅々まで温もりを感じます。そして、そのままストンと眠りました。朝まで起きないのはいつものことですが、ずいぶん寝過ごして目覚めました。ココも私も寒さ知らずで寝入っていました。その日から毎晩、「電気毛布」のお世話になっています。

 子供の頃、母がアメリカ製の「電気毛布」を買って来ました。当時は敷き毛布タイプのものはなかったと思います。上掛けの「電気毛布」でした。その毛布が温かかったかどうかは記憶にないのですが、日本の毛布とは違い滑らかな感触と薄いピンクの色を覚えています。同じ頃、母が外国製の膝掛けや毛布を買って来ました。今でもこの家で使っています。ウールの質や色が日本の毛布とは大違いです。この家の片付けの時、母が買った「電気毛布」はありませんでした。どこに行ったのか?

 あれから50年は経った日本の「電気毛布」は色も作りも貧弱です。暖かければいいので目をつぶることにします。数日前、電気屋に行きました。「電気毛布」がセールで出ています。手持ちのものと大して変わらぬ素材感ですが、主人が冬に戻って来た時のために買い求めました。

 温かな「電気毛布」のおかげでこの冬は毎晩熟睡です。一つだけ、問題があります。温かさをすぎて暑く感じるのか、この私、時折掛け布団を蹴っ飛ばしています。それでも目が覚めず眠りこけるほどヌクヌクです。 


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