晴、6度、70%
主人の帰宅は今も昔もトランクを開けるその時を楽しみに待ちます。主人が取り出すひとつひとつ、歓声をあげたり、「何だろう?」と興味深げに手に取ります。
素敵な瓶詰めのものに目が留まりました。黒いあずき状のものが見えます。「何?」イタリア語で書かれているので正確ではありませんが「ブルーべリー」「ブラックカラント」「ブラックベリー」を粗糖でつけたもののようです。あずき状のものは「ブラックカラントかな?」早速封を開けました。
さらさらなシロップに漬かったベリーです。 甘味はほとんど感じません。噛むとベリーの酸っぱさ。コンポートにしてはあまりにもあっさりした味です。高価な瓶詰めだそうですが、イタリアの方達はこれをどうやって使うのかしな?ヨーグルトのトッピングはありきたり、口に残るベリーの余韻からは「クリームチーズ」との相性がいいと感じます。レアチーズなら上に乗せて、ベイクドなら生地に混ぜて焼く。
主人の持ち帰ってくれるお土産で想像が膨らみます。食べ物って決まりはありません。私の小さな頭の中でさっぱりしたベリーたちがああでもないこうでもないと、食べ物アンテナを刺激中です。さて、どんな風に変身してくれますやら。