曇、13度、68%
3日前の朝のことです。前夜、夜半過ぎに休みましたが、いつもと変わらぬ時間に目が覚めました。この日1日、片付けなくてはならない仕事があります。ベットから起き上がりキッチンに向かおうと一歩歩き出しました。「いつもと違う、なんか変?」急に壁に手を付きました。もう一歩、やっぱりどこかいつもとは違います。頭ははっきりしていますが、足が前に進みません。そこでベットに戻ってもう一度横になりました。
前夜は調子付いてワインをいつもより多くいただきました。でも私自身の限度を超える量ではありません。二日酔いのあの感じとは違う、とはわかります。しばらく横になって、もう一度起き上がりました。やはり足が前に進みません。夜が明けるのを待って、主人に「どうも調子が良くない。」と告げました。明らかな寝不足、度を越した飲酒、以外に原因は見つかりません。言葉もはっきり話せます。
主人を起こした頃にはお腹が減っていました。いつもの朝食の時間は過ぎています。主人がご飯を炊いてくれることになりました。この頃にはやっとキッチンまで歩けるようになりました。お鍋で炊いてくれたご飯、柔らかめです。お海苔だけで3杯食べました。少し元気になりました。でも力仕事をこなすほどではありません。そこで、息子にSOS。予定を返上して駆けつけてくれました。どうにか体は動きます。ゆっくりとできる範囲で動きました。
お昼過ぎ、やはりとてもお腹が空きます。そこで、近くのスーパーでお昼を買って来てもらうことにしました。「きつねどん兵衛を買って来て。」と私。「ほら、あのカップに入ってるやつ。」3人それぞれ違うお昼です。「母さん、そのきつねどん兵衛、関東バージョンだからね。」「あっ、忘れてた。」つまりお出汁の味が関西とは違うのです。待つこと5分。お揚げの味でお腹も喜びます。食後、主人と息子が話しています。「まさか母さんがきつねどん兵衛とはねえ。」私が自分からきつねどん兵衛を食べたいと言ったのは初めてのことです。二人ともびっくりしたそうです。
朝のご飯、お昼のきつねどん兵衛。身体があっさりしたお腹持ちの良いものを欲していました。午後になると身体の動きも良くなりました。夜には軽くワインとお刺身まで食べれるほどになりました。
翌日の夕飯は息子一家と主人と私、久しぶりに全員揃いました。前日快く息子を送り出してくれたお嫁さんに私の体調の話をしていると、又しても主人と息子が「母さんがきつねどん兵衛を食べたのには驚いたよ。」と話しています。確かに珍しいことでした。でも身体が食べたいと言っていました。
主人が炊いてくれた美味しいご飯と「きつねどん兵衛」のおかげで予定の仕事を完了して昨日福岡に戻って来ました。もういいお歳です。無理をせず、過信せず、ゆっくりとと自分に言い聞かせています。
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