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晴、5度、72%
「バルサミコ酢」はブドウの搾りかすを何年も寝かした黒酢だそうです。栓を抜くと独特の香り、お酢にしてはとろりとした液体が流れます。ほかの黒酢と比べてもちっとも酸っぱくありません。それよりもまろやかな甘みを感じます。
ドレッシングに使ったりするのが一般的ですが、時に贅沢をして「甘味料」として使います。控えめな甘さと香りが欲しい時です。イチゴが数個残りました。ポークのソースにしようと思います。赤ワインとザラメで作るところを予定変更、火にかけていちごのジュースが出て来たところで「バルサミコ酢」を垂らしました。酸っぱくないといってもお酢です。いちごの色がパッと明るくなりました。 指に取って舐めてみました、いい塩梅のソースができました。豚の脂身が美味しく食べれそうです。
アイスクリームにかけたり、生クリームにこそっと入れたり、甘味料として使うことが多くなりました。チキンのソテーの最後に一振りの「バルサミコ酢」は焼き色に艶が生まれました。スパイスカレーに落とした時はカレーの味に深みが出ました。ただ、香りがカレーに負けていました。「バルサミコ酢」はお安い物ではないのでたっぷり使えないのが残念です。思いつくままにちょこっと使います。
「バルサミコ酢」の香りはある物を思い出させます。母が私が小さい頃作っていた「葡萄酒」です。どうやって作っていたのか?確か許可なしの酒造は禁じられていたはずです。家の納戸の奥に隠されていました。初めて「バルサミコ酢」を使った時、何十年ぶりに「母の葡萄酒」の匂いを嗅ぎました。この葡萄酒を飲んだ覚えはありません。ただ鮮明に香りの記憶が蘇りました。
お安い「バルサミコ酢」は香辛料やカラメルなどで香りや味を足しているそうです。箱入りの「バルサミコ酢」は25年物と書かれていて、お酢とは思えないお値段です。手頃に買える範囲のものを選んでいます。そしてコルク栓を抜く度に母を思い出します。
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