チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

フカフカの付け襟とスヌード

2021年12月05日 | 身の回りのもの

晴、7度、66%

 福岡の冬は北風が吹きます。日本海からの北風は気温をぐっと下げます。30年、暖かな国で暮らしました。10度を下がることは年間10日ほどでした。すっかりそんな気候に馴染んだ身体には北風の吹く寒さは堪えます。

 首回りを温めると寒さを感じないと知ったのは帰国してこの4年です。育った土地とはいえ高校を卒業して以来この土地を離れました。若い頃は北風に向かってセーラー服で過ごしました。今とは年齢が違います。暖かな土地に暮らしていましたが、日本への一時帰国、寒い国への旅行のために防寒着は持っていました。マフラー、毛皮の「スヌード」、毛皮の「付け襟」も持っていましたが、ほとんど使うことはありませんでした。

 ところが帰国以来、それらの首巻きが大活躍です。秋も深まるとまずスカーフを首に巻き付けます。そのうち薄手のマフラー、大判のマフラーと徐々に巻きつけるものが厚く、重くなります。ノーカラーのジャケットやコートには、 毛皮の「付け襟」をします。薄くて飾り物のようですが、実はとても暖かです。しかも取り外し便利と来ています。大寒の頃はこの「付け襟」の上にマフラーを巻きます。「スヌード」と呼ばれるすっぽりと被るタイプの襟巻きが流行り始めたのは10年ほど前でしたか、クショッと首回りで厚さを増す「スヌード」も便利な首巻きです。帰国前に買い求めておいたのは大きめな毛皮の「スヌード」でした。 きっと外出用だわと思っていたのですが、今では日常にも使います。と言うのも大きさです。頭の小さい私がこの「スヌード」を被ると首ばかりか肩も覆ってくれます。肩先が温かくなります。ただ鏡に映る自分を見ると黒い物に埋まったように見えるのが難点です。

 まさかこんなに使う日が来るとは思わずに求めておいた防寒具たちです。日に日にマフラーの有効的な巻き方も覚えています。外に出るときばかりではありません。古い日本家屋です。暖房の効いた部屋から一歩隣の部屋へ行くと寒く、この寒暖の差はゾクッとします。家の中でも首に何かを巻いています。まだ12月です。年明けて本格的な寒さになると一体どんな格好しているものかとふた回りほど太って見える鏡の私の姿に笑います。


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