晴、20度、81%
庭には数種類の柑橘類があります。北の地方の方には馴染みのない柑橘類の花、甘い香りがします。4月の暖かくなり始めた「みかん」栽培の山に行くと、その甘い香りでクラッとなります。
我が家では「レモン」が一番先に綻びます。 なぜかレモンはピンクの蕾ですが、開くと花は白です。ちょっとトンガリ気味な形はレモンの形。一方「温州みかん」は その形のようにまん丸です。
一番遅く開いたのは「仏手柑」の花です。植えて今年で3年目、樹齢は4歳です。昨年も花が付きましたが、あの奇妙な形の実には至りませんでした。木の大きさ、樹齢で実をつけるには時間がかかる種類です。その点レモンは土地が合えば小型な木でも実をつけます。
「仏手柑」は今年、蕾を二つ付けました。初めに開いたのは10日前、開くと思う日の朝、起きると花の元に飛んで行きました。開きはじめの花は真っ黒に「アリ」がたかっていました。一瞬どうしようかと迷います。指先でその「アリ」を拭い去りました。「アリ」は必死に食いついています。取り去った後の惨めな花姿です。 そして2日後には花はポロリと地面に落ちていました。二つ目が昨日開きました。まだアリの姿は見えません。 昨年の花はこの半分くらいの小さなものでした。そっと鼻を寄せます。「レモン」とも「みかん」とも違う濃厚な甘い香りがします。花数が少ないので、近付かないと匂いません。深い重い香りです。
柑橘類の木があると、庭には「アゲハチョウ」が多くやってきます。卵を産み付け、幼虫になると葉を食い荒らします。「アゲハチョウ」ではない小さな幼虫が「仏手柑」にはついていました。手で取って、ホイと道の方に投げて取り除きます。
この花が実を結ぶかわかりません。風が強くても雨が降り続いても心配で木の元へ通います。
「落花生」にくる「ダンゴムシ」、柑橘類に来る「アリ」「チョウ」たちみんな美味しいものをよくご存知です。
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