曇、21度、85%
数年前、園芸店で「わさび」の苗を見つけました。綺麗な水辺で育つとばかり思っていた私は庭の土で育つ「わさび」があることを初めて知りました。勿論すぐに買って植えました。でも夏前には溶けてしまいます。翌年も同じ事を繰り返しました。それ以降「わさび」の苗は見なくなりました。
数日前、「グレープフルーツジャム」の香り付に「生わさび」を買いました。イボイボのついた5センチほどの根っこです。「生ワサビ」は高級品ですが小さいものなら400円ほどで買えます。この根っこを匂ってもあのツンとくる「わさび」の香りはありません。イボイボを包丁で落としても香りません。おろしで下ろして初めて、ウッと香り始めます。今回は「鯨の皮」を貼ったわさびおろしを使いました。 丸く丸くすりおろすと色と香りが立ち上がるそうです。小振りなこのおろしではうまく回せませんでした。ジャムを作った時は金物のおろしを使いました。比べると、色は鯨の皮のほうが綺麗ですが、香りは金物のおろしの方が数段いいように思います。
おろす事で香り立つ「わさび」は不思議です。おろす事を思い付いた人も不思議です。お刺身は勿論、お蕎麦にも、お鮨にも、温かなご飯に「わさび」と海苔だけでも美味しい「わさび」です。早速、 お刺身でいただきました。
おろしてすぐは香りがいいのですが、時間が経つと色香が失せます。美麗な水辺で育つ「わさび」ですから、水に漬けて冷蔵庫で保管します。チューブの「わさび」では味わえないネバネバも楽しみです。今度は何に使おうかな?
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