チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

丹波の落花生

2020年10月18日 | 日々のこと

曇、14度、86%

 毎年、秋の味覚を箱いっぱいに詰めて送ってくれる友人がいます。山の幸、美味しいお菓子、秋植え球根。先日いただいた小包には「丹波栗」と「丹波の落花生」が入っていました。「丹波栗」は大きさ、味共に有名です。 「丹波落花生」は初めてかもしれません。袋に入っている生の落花生の大きさにびっくりしました。落花生といえば千葉だとばかり思っていました。

 「茹で落花生」のおいしさを知ったのは香港でのことです。日本と同じく乾煎りした落花生も売られています。「茹で落花生」は秋から冬にに市場で売られます。市場といっても香港島や九龍の市場ではありません。中国との境に近い当時は田舎町だった「新界」の市場です。大きな鍋に小さな落花生が茹っていました。乾煎りの落花生とは同じものとは思えない香りと食感です。その数年後、今度は「蒸し落花生」を同じ市場で見つけました。竹製の蒸籠から立ち上る湯気、茹でたものよりやや硬めですが塩を加えていないのにしっかりと落花生の味がしました。そんな「新界」の「茹で落花生」「蒸し落花生」も今では姿を消しています。

 中国や東南アジアの落花生は小ぶりです。殻を開けてもがっかりするほど見すぼらしい落花生です。日本の普通の落花生の半分くらいもありません。今回いただいた「丹波の落花生」は普通のものの倍以上の大きさです。蒸そうか?茹でようか?悩みましたが早く食べたいので茹でました。

 ピーナッツのようなコクはありません。さっぱりとそれなのに噛み締めると甘みがじんわりと口に広がります。しかも大きな大きな落花生です。小さなボールいっぱいの落花生、手が止まらずに一気に食べてしまいました。ほのかに温かさが残る「茹で落花生」は滋味溢れています。

 丹波の土地に育つものは「黒豆」「栗」「小豆」どれを取っても大きくしっかりとした味を持っています。丹波の「土」のなせる技だろうと一度は訪れてみたい丹波です。


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