チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

2度目のどんぐり貯金

2019年12月21日 | 日々のこと

晴、7度、76%

 今月に入って、どんぐり貯金を始めました。どんぐり共和国のどんぐり貯金です。どんぐり1個が1Dです。2度目の貯金で私は一挙に1600Dになりました。 春には100Dで1本のどんぐりの苗木と交換してくれます。集めるだけが楽しくて苗木はいらないどんぐり共和国のお金持ちになろうと考えていました。ところが気が変わりました。

 来春、1本のクヌギの苗木をもらおうと思っています。今我が家にあるのはコナラの木です。 もっと大きな木でしたが、私が帰国してから随分と枝を切ってしまいました。コナラのどんぐりも姿はいいのですが、ずんぐりむっくりしたクヌギが欲しいと思います。来春、孫娘が小学入学です。もらったクヌギに孫のの名前をつけて育てようと思っています。記念樹です。

 さて、どこに植えようかな?家を囲み4面ぐるりの庭を回りますが、空間はあるものの大きく育つクヌギを植えるには不十分に思えます。気兼ねなくぐんぐん大きく育って欲しい、空に向かって枝を伸ばし地にはしっかり根を張って。ふと、いい場所を思いつきました。半世紀、訪ねていない私の山です。小学の時、何故か両親は母の故郷の高知県に山を買って私の名義にしました。訪れたのはたった一度だけ、やたらに交通の便の悪いところでした。私は見ていませんがその頃は雉が出るほどの山だったようです。数年前その土地の市役所から送られて来た写真を見ると、道路が整備され家も建っています。でも山は山です。あそこなら、クヌギは誰憚ることなく大きく育ちそうです。

 苗木をもらったら、しっかりするまではこの家で育てるつもりです。そして半世紀ぶりに山を訪ねてみましょう。大きくなった苗木と孫娘も一緒に。あと半世紀もしたらクヌギも山も孫娘のものです。どんぐり貯金から私の夢はどんどん広がっていきます。

 通帳の裏にはどんぐり銀行の仕組みが書かれています。 地道なそれでいて楽しい緑を広める運動です。

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ココさんのモコモココート

2019年12月20日 | ここ

晴、10度、62%

 ココさんにはモモさんのお古の洋服を着せていました。そのモモさんの服だって友人のパグさんのお古でした。ココさんにはちょっと大きめな服ですが、服を着ること自体好きでないココさんにとっては大きめな服の方がお好きなようです。寒くなって着せるコートもモモさんのお古、頂き物の赤いパッド入りのコートです。モモさんが帰国後いただいたLL BEAN のコートや主人がオーストラリアから買って来たコートは大き過ぎてしまったままです。

 見かねた友人がつどつどココさんに洋服を作って送ってくださいます。先日はフードのついた柔らかいフリースの生地のコートをいただきました。可愛い花柄です。お荷物を受け取ってすぐに着せました。 嫌がらずに着てくれます。それもそのはず、友人はココのサイズよりゆったりに作ってくれたのだそうです。嫌がる時は部屋中を暴れ回って写真なんか撮れません。

 ココさん、朝ご飯とお散歩をすませると長いお昼寝に入ります。「まだ3歳なのになあ?」と不思議に思います。昼間、気が向くと庭に出てお仕事をしてくれます。猫さんのフン探しです。 昨日は暖かくモモさんのお古のベストを着せていました。後ろから見ていると丈が長いので自然と裾がめくれています。猫さんのフンは昨日はありませんでした。私が編み物をしている時もそばで毛糸玉を狙っています。 裾のめくれた服でいつものココ座りです。

 これから寒くなるとこのモコモココートが活躍すると思います。フードがついているのですが、こればかりは決して被らないと思います。頭に乗っけるのは大嫌い。「フードをかぶると可愛いのに。」と親バカ。近所にパグがいないので、散歩の途中たくさんの人に「可愛いね。」と声をかけられるココさんです。大きな花柄のモコモココートのパグを見かけたら是非声をかけてやってください。

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クリスマスプレゼント、編み上げました。

2019年12月19日 | 編み物

曇り、11度、75%

 クリスマスのプレゼントにと思い主人のベストを編み始めたのは10月に入ってからでした。12月は例年何かと忙しくなります。余裕を持って私の検討では10月中には編み上げることが出来るはずでした。ところが義母の老人施設探しが本格化して、入所が決まりました。準備もあります。小刻みに時間がそのことに集中します。ゆっくり座って編み棒など動かしている気持ちにもなれません。カゴに入れたままふた月が過ぎました。

 慌てたのは言うまでもありません。主人には内緒ですから、何か別の物を買ってプレゼントしてもいいようなものですが、編みかけの物があるのは落ち着きません。この10日ほど朝から夕方まで編み棒を動かしました。男物ですから面積にして女物の2倍弱はあります。わかっていたはずなのに時間がかかります。

 昨日、編み上がりました。セーフです。実は前開きのベストにするつもりでしたが、そうすると身頃を3枚編むことになります。その上、前立てを編まねばなりません。そこで身頃2枚、前立てなしの被るベストに変更しました。裏表模様編みですのでかなりの重さになりました。

 私の編み方は体に合わせながら編み進めます。主人には内緒ですし、不在ですので手元にある主人のセーターに合わせながら編みました。色は私の好きなオフホワイトです。この色のセーターを主人は持っていません。ざっくりした手編みですからスーツの下には着れません。普段にGパンの上にでも着てくれればと思います。

 息子が幼稚園の頃、35年ほど前に一度主人と息子にお揃いのセーターを編みました。ネップの入ったグレーのツウィードでした。息子はすぐに着れなくなりました。主人はお気に召さなかったのか、あまり着ませんでした。その後、香港に先に入った主人にクリスマスプレゼントとしてセーターを編んで送りました。ところがサイズが小さかったとのことでこれまた着ることがありませんでした。そこで、主人にはもう編まないと決めていました。昨年、帰国最初の編み物は自分のカーディガン、それを見た主人が「僕には?」と聞かれます。やれやれと今年編むことにしました。

 大きすぎるように思います。その時は洗い縮めるつもりです。クリスマスプレゼントの用意が済むとホッとします。慌ただしいけれどこの慌ただしさも楽しみの一つです。

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おがくず

2019年12月18日 | 日々のこと

曇り、14ど、81%

 先日、長芋をいただきました。箱を開けてその長芋の長さにびっくり、長いまま売られている長芋だってこんなに長くはありません、70センチ近くもあります。宅急便のお兄さんが「重いので玄関まで入れましょう。」と言ったほど長くて重い長芋です。でも私が驚いたのはその大きな長いもが「おがくず」に包まれていたことです。

 「おがくず」は材木を挽いた時にできる木屑です。この家の改築の時だって、家を建てている現場を通っても今は材木を挽く姿を見ることはほとんどなくなりました。小さい頃は大工さんが来るとこの「おがくず」がたくさん出ます。夕方大工さんがその後始末をするまで「おがくず」で遊んだものでした。

 送り主にお礼を言うと、「おがくずの始末で面倒かけますね。」と言われます。いえいえ、箱を開けたその時からこの「おがくず」を球根の保存に使うつもりしていました。この冬の間は「クルクマ」の球根を春まで寝かせます。夏の間は咲き終わったチューリップの球根です。通気性がよく冬は保温、夏は暑さを防いでくれるはずです。

 子供の頃は「籾殻」に入ったリンゴが木箱で青森から届きました。木箱も「籾殻」も姿を消しています。香港に行った当初は市場の卵屋さんで「籾殻」を敷いた上に卵を並べて売っていました。もちろん今ではそんな光景は見られません。

 「おがくず」や「籾殻」は緩衝材として使われていました。この長芋だってビニール製のネットか何かに包まれるのが今風。最近の子供は「おがくず」も「籾殻」も知らないと思います。言葉すら聞くこともなくなりました。

 何の材の「おがくず」だろう?と匂いました。微かに木の持つ静かな匂いがしました。

 

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カラハリ砂漠のお塩

2019年12月17日 | 料理

雨、13度、91%

 小さかった頃はお塩といえば専売公社の塩だけでした。それが今では日本各地、世界各地の塩が並んでいます。一つ一つ自分の口で確かめて自分お塩を決めればいいのでしょうが、あまりの数の多さです。自分の知った味、安心できる塩が毎日の塩です。

 私の毎日の塩はフランスのゲラルドの塩です。 色は白くありません。ややグレーな色です。毎朝、小さなフランスパンを焼くのでこの塩は常備しています。そしてこの塩の旨味は塩おにぎりにだってお吸い物にだって馴染んでくれます。そういうわけで私の基本の塩です。

  こちらは粒の塩、アトランティック海の塩です。精製されていないのに真っ白、シャープな味のこの塩はお肉を素の味でいただく時にちょっとだけ振って焼きます。お肉の旨みを引き立たせてくれるお塩です。

 先日頂いたのが南アフリカカラハリ砂漠の塩です。砂丘の砂のようなサラサラ、精製されていないのにこちらも真っ白、天日乾燥の塩です。初めて塩の封を切った時、いつもすることは塩の匂いを嗅ぐことです。匂いなんてと思われるかもしれませんが、塩にも匂いがあります。特に海水からできた塩には海の匂いがします。次にちょっと舐めてみます。この塩はとてもクリアな塩です。しょっぱいだけの塩ではありませんがストレートに塩の味がします。次にお湯に少し溶かして飲みました。湯気の中に微かにこの塩の香りが初めてしました。熱を加えるとストレートな味の奥から力強い甘みを感じます。

 砂漠の塩は初めてです。昨晩大きな牛肉にパラリと振りました。一切れ口に運ぶと、肉の味をぐっとバックアップしています。塩を振らないでお肉を焼くことがある私にはその違いを感じることが出来ます。まろみが欲しいお吸い物には使わないような気がします。お刺身にパラリもいいかもしれません。生野菜にパラリ。新しい調味料が手元にあると料理の想像が膨らみます。お塩はやっぱり料理の要です。

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ラズベリーのチーズ

2019年12月16日 | チーズ

晴れ、7度、77%

 日本で売られている海外のチーズはヨーロッパのものが多いように思います。長い伝統のあるヨーロッパチーズはやはり深みが違うと常々感じます。大量生産ではないアメリカチーズも美味しいものがあります。

 アメリカ、ウィスコンシン州の牧場のチーズです。量産でないと言ってもアメリカのことですから広大な牧場ではないかと想像します。ここのチーズをいくつかいただきました。コーヒーやチョコレートの香りがしました。今回は「ラズベリー」と書かれているのでてっきりベリーが入っていたり甘酸っぱい香りかと思い封を切りました。ところが、全くラズベリーの姿も香りもありません。裏書きを読むと「ラズベリーエール」なるアルコールに浸して作っているのだそうです。「ラズベリーエール」は知りませんが、エールですからビールの一種かと思います。

 ヨーロッパチーズにもアルコールを幾度も吹き付けて作るウォッシュタイプのチーズがあります。ワインやブランデーを使うそうです。色はおしなべて山吹色、匂いのきつさも甚だしく熟成させますからやや柔らかめ、「マンステール」などがその代表格です。好きになるとこの臭さの虜になってしまいます。このウィスコンシン州のアメリカチーズはただ浸すだけ、熟成させないので強烈な臭みは全くありません。食べやすい、合わせやすいチーズです。口に含むとナッツの香りがしますが、エールを浸してあるのでシャープなチーズです。

 日本の小さな農場のチーズもいただく機会が増えました。最初のひとくちふたくちは「美味しい。」と思っても食べた後に物足りなさがあります。合わせるのは決まって赤ワイン、料理も重いものが一緒のことが多いからでしょうか。チーズとワインだけでもやはり物足りない、私の好みですがもっと濃厚なチーズが欲しいと思います。日本人の嗜好、日本料理の淡白さからすれば日本のチーズはいい相性のはずです。

 季節柄、こうした深い味わいのあるチーズとワインはいい時間を作ってくれます。

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教え子が3人目の子供を産みました。おめでとう

2019年12月15日 | 日々のこと

曇、9度、67%

 香港時代、22年間家庭教師の仕事をしていました。学校成績を上げるためではなく、高校、大学の受験のための家庭教師でした。1年もしくは2年、子供とご家庭と一緒に目的に向かって走ります。子供部屋、ダイニング、週数回3時間程度の勉強が入試前になるとほぼ半日我が家に詰めての勉強でした。仕事を受ける前には、必ずご家族や子供に会います。個性の強い私ですから相手の方に無理ですとお断りを受けることもありました。また逆に「どうも合わないな。」と私からお断りすることも。22年間で100人近い教え子がいます。日本のトップクラスの学校に入った子もいれば地方の公立に入った子供もいます。ドイツ、オーストラリア、カナダの学校に行った子もいます。一人一人の顔が浮かびます。

 一昨日の朝、そんな教え子の一人が3人目の赤ちゃんを産みました。産室のベットの彼女の横には産まれたばかりの赤ちゃん、その向こうに上の二人の子供の大きな笑顔、心温まる光景です。 

 彼女は出来のいい生徒ではありませんでした。宿題もしません。長く勉強をみた子の一人です。4年間?5年間?小学の高学年からインターに入る前までの期間です。宿題を忘れると私は叱ります。でもその後から「勉強できなくてもいいよ、きっといいお母さんになるから。」と先生にしてはあるまじき言葉をかけました。大学に入っても時折香港の家に遊びに来てくれました。ここ数年会っていませんね。

 写真の小さな人形は彼女が私の誕生日にくれた物です。南米のおまじないの人形が7つほど木の箱に入っていました。願い事をして枕の下に入れて寝ると願いが叶うというのです。言われた通り幾度か人形に願いをかけました。最後のこの人形と木箱は大事にとってあります。以前、彼女が我が家に来た時に見せたのですが、すっかり忘れていました。私はこの小箱を見る度に彼女を思います。たくさんの教え子のうちでもいつまでも心に残る一人です。

 おめでとうのメッセージのお返事、「人はよく食べると幸せになるよ。と教えることしかできません。」と来ました。20年近く前、「いいお母さんになるよ。」と言った私の思い通りにいいお母さんになってくれました。3人を連れてこの家に遊びに来てくれるそうです。

 幾度も産室のベットの写真を見直しています。その温かさを私までもらいました。おめでとう。そして、ありがとう。

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師走のココさん

2019年12月14日 | ここ

晴、8度、75%

 師走に入ってもココさんの1日は変わりません。羨ましい限りです。洋服を着せるようになりました。昼間は羊さんの電気あんかを抱えています。大嫌いなのはダイソンの掃除機です。 掃除を始めると普段はもう遊ばなくなった縫いぐるみを出して来ます。ダイソンに敵わないので縫いぐるみに八つ当たりです。 時には自分の毛布を加えて部屋を走り回ります。 ダイソンが出てくると、 とにかく興奮。師走に入れば何かと出番の多いダイソン。その度に攻撃的になるココさんです。 

 庭でドングリ拾いをしていても、 やって来ては一粒一粒くわえて部屋に持っていきます。 今日はこのバケツ一杯でおしまい、お手伝いご苦労様。

 要するに師走でもココさんの毎日は変化なし。お昼寝から覚めるとご覧のように服は肩が肌蹴ています。毎日元気でそばにいてくれてありがとう。

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「ダッチパイ」 岡山 モーツアルト

2019年12月13日 | おやつ

曇、4度、68%

 50センチもある長いパイをいただきました。箱の蓋を取ると甘酸っぱい香りとバターが香ります。薄紙を開けるとアーモンドが敷き詰められたパイでした。お行儀悪く薄いパイの隅っこを口に放り込みます。砂糖掛けされた下にはスライスアーモンド、薄いパイ地の間には甘酸っぱいジャムのようなものが伸ばされています。添えられていた小さな紙に「温めるとより美味しい」と書かれていました。

 早速、オーブンで温めます。 上掛けのお砂糖が緩んで見た目もキラキラとしてパイ地はやはり温かな方がぐっと味が良くなります。濃いめの紅茶を入れました。甘さがが強くありません。薄いのでお腹にも持たれず、ついつい箱の蓋を開けて食べてしまいます。

 プラリネ、ナッツのキャラメリゼしたものはよく見かけます。香ばしいナッツとキャラメルのコンビネーションです。この「ダッチパイ」はもう少し優しいお味です。アーモンドの香りや味を損ねないように軽いロースト、上掛けのお砂糖のフォンダンも薄く薄くかかっています。この箱の蓋を取ると、ココさんは気配で飛んで来ます。

 日本中どこに行っても洋菓子屋さんが街のあちこちに見られます。お菓子のレベルも高くよくこんなに洋菓子屋さんがあるものだと感心します。なのに街の和菓子屋さんは日に日に姿を消しています。ちょっと寂しい現象です。

 岡山モーツアルトのお菓子はネットからでも注文できるそうです。あと一切れ、今日のおやつにとってあります。「おごちそうさま。」

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下仁田ネギ、手羽先、なかほら牧場のギーを使ってインドカレー

2019年12月12日 | 昨日のお昼ご飯

晴、11度、66%。

 岩手にある「なかほら牧場」のギーを頂戴しました。日本でギーが作られているなんて驚きです。バターを濃縮させたギーはインド古来の油脂です。インド料理のためにインドのギーは常備しています。 左がインドのギー、右が「なかほら牧場」のギーです。蓋を取った時の香りは同じですが、インドのギーはいつまでも香ります。バターの匂いを濃くした様な匂いです。

 まず、カレーのベースを作ります。いつもは玉ねぎとトマト、にんにくなどを微塵にしますが、今回は「下仁田ネギ」を使ってみました。玉ねぎと「下仁田ネギ」の甘さは違います。 最近は微塵にするのにフードプロセッサーを使っています。

 ギーを鍋に入れ火をかけクミンシードを入れて香りを出します。そこにこのベースを流し込み、小1時間煮詰めます。次に手羽先を入れ蓋をして、約2時間。水は加えません。ターメリック、コリアンダー、レッドチリ、塩少々。味を付けたところで一晩置きました。翌朝「下仁田ネギ」のぶつ切りを加えて1時間煮ました。最後はマサラを一振り。

 蓋を取るといつものカレーとは違う香りです。「下仁田ネギ」インドの香辛料にも負けず個性が出ています。手羽先はいいお出汁が出ます。そしてくどくないので他の素材を邪魔しません。ルーを口に入れると、クミン、コリアンダーそしてレッドチリ、その奥から「下仁田ネギ」の甘みが出てきます。しばらくするとやって来ましたギーの柔らかな匂い。「なかほら牧場」のギーは匂いが強くないのですがしっかりとギーの持つものを備えています。幾度も幾度もルーを味わいました。

 ネギを代える、ギーを代える、しかも日本で出来たものです。このインドカレー、非常に満足のいく一皿でした。

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