チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

「はじまりの谷」丸橋賢

2024年08月21日 | 

晴、31度、76%

 新聞の新刊の紹介で気になる本がありました。本屋に行かなくなって数年、プチンと押したら翌朝、ポストに入ります。

 作者は80歳で初めての文壇デビュー、昭和の初め頃の上州の山間の話です。小学校に上がる前の少年と村の老人との交流が描かれています。この本を手に取りたいと思ったのは、「昭和」の匂いを嗅ぎたかったからです。「昭和」の山の暮らし、人の営み。AI、ジェンダー、スマホなどが出てこない「昭和」の話を読みたいそんな気持ちでプチんとしました。

 動物の生死、子供から見る大人の穢さ、老人の動かない大きさに支えられ少年が成長して行く七話の短編集です。作者丸橋賢さんは歯科医師だそうです。ご自分の専門分野の本も出していらっしゃいます。文芸作品はこの本が初めて、そんな作者の背景も本には大事な要素です。主人公の少年にご自分を重ねる、いえ、当のご本人の思い出かもしれないと読みました。いい話です。ところが上州の自然も少年の心の動きも何か一つ迫ってくるものがありません。香り、匂いが伝わってこないのです。山を抜ける風の音も動物の小さなうめきも、耳に届かない。全て描かれているのに彷彿とさせるものがありませんでした。失礼ですが、持っているののを表す言葉が素直過ぎるのだと思います。

 本の帯に「映像化」と書かれていました。映画になった「はじまりの谷」を想像します。上州の山の緑、野生の動物、少年、老人。やっと私の中でこの「はじまりの谷」が色付くのを感じました。

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孫娘、初めてのピザ作り

2024年08月20日 | 孫娘

雨、27度、72%

 孫娘が初めてのピザを作りました。ピザ生地も作ります。 麺棒を使って生地を伸ばします。麺棒を使うのも初めて、要領を教えると生地が面白いように伸びました。ピザソースを伸ばします。 切り揃えた具材を彩や火の通り方を考えながら乗せます。 「とにかくチーズはたくさんね。」と私が言うと、 小山のように乗せました。「思ったより簡単。」あとはオーブンに入れるだけです。ここで私が難問を「ピザが焼けたかどうか?自分で判断して。」適当に時間設定して私はオーブンから離れました。 焼け具合の判断ができるかな?オーブン前に座って観察中。「かか、焼けたと思う。」と声がかかりました。オーブンを覗くと、生地の端は良い焼き色、チーズにも焼き色が出始めています。「ピッタリ!よく見極めたね。」高温ですのでオーブンの出し入れは私がしました。 切り分けるのもやってもらいます。

 私が思っていたより上出来!本人も満足です。大好きなピザ、自分で作っても難しくないことわかって欲しかった。自分流にアレンジして食べさせてくれる日が来るのを楽しみにしているばばです。

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「モダン・ミリー」博多座

2024年08月19日 | 観劇

晴、29度、82%

 孫娘とミュージカル「モダン・ミリー」を観に行きました。最終公演、子供連れも多く中休み30分を挟んでの3時間があっという間でした。

 歌って、踊って、鮮やかな衣装、話立ても女の子ミリーが将来を夢見てニューヨークにやってくるところから始まります。女の子に打って付けのミュージカルです。孫は「ライオンキング」につぎ2度目のミュージカル経験です。

 観劇の面白さは「生」であることに尽きます。目の前で息遣いも足の動きも伝わるようなダンス、観衆を魅了する歌声。舞台という空間と自分が一体になる高揚感、私も体の細胞が活性しました。横にいる孫娘の興奮も伝わって来ます。帰り道、主演お嬢優さんの話で持ちきり。孫の楽しく話す様子は連れて行って良かったの一言です。

 観劇の楽しみは幕間のお弁当。 孫は初めての「そば寿司弁当」、 私は「手毬寿司弁当」二人で好物を交換して食べました。「甘いね。」味付けが甘過ぎるのでふと漏らします。孫も「甘いね。」夕方の散歩の時、お弁当に点数をつけました。孫娘「40点」きつい点数です。私も「40点」。

 博多座に向かう前、着て行く服の選択の仕方、持つバックの選び方を教えました。今は観劇にでもスニーカーやエコバックで出かける方が多いけれど、やはり足元も服装もそれなりにと思います。小うるさいババです。

 3時間のミュージカルは間違いなく孫に夢を与えてくれました。ババはそれが一番の満足です。

 

 

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「コングクス」韓国の冷麺

2024年08月18日 | 昨日のお昼ご飯

晴、27度、82%

 韓国料理は辛いと思いがちですが、ソウルで食べた「宮廷料理」は皿数の多いコース料理でしたが、一つも辛いものがありませんでした。丁寧に作られた一皿一皿、味付けも薄くストンと胃に落ち着きました。こんにゃくの麺のような冷麺も辛くない料理です。辛いのがお好きな人ならテーブルの上の辛子を入れるようです。

 豆のスープでいただく冷麺「コングクス」をお昼に作りました。本来は大豆を絞ってスープにするそうです。「豆乳」で代用しました。麺は素麺に似た小麦粉の麺です。家にあった「冷麦」を使いました。至って簡単、豆乳にお塩を少し溶かしておいて、湯がいて冷水で冷ました麺を和えるだけです。辛子は全く使いません。白いスープに白い麺、口に運ぶと冷んやり。「豆乳」だけでもいいのですが「アーモンドミルク」も足しました。スープにコクが出ます。さっぱりスープは豆の旨みを感じます。「冷麦」との絡みもよく一気に食べました。「松の実」をぱらりと振りました。濃厚な「松の実」の油がプチンと口で弾けます。

 暑いお昼間、台所に立つのが億劫です。おつゆで食べる麺ばかりになりがちですが、目先を変えて「コングクス」は如何でしょう。麺も水で晒して冷たく、「豆乳」も冷たいまま、器も冷蔵庫で冷やしておきました。

 福岡は雨が降りません。いつまで続くのかこの暑さ、うんざりです。

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「MAD HONEY 」ジュディ・ピコー

2024年08月17日 | 

晴、28度、82%

 日本でジェンダーというと男女差をなくす、また「同一性結婚」などが取り上げられますが、もっと奥の深いものがあるのを知りました。男の子に生まれながら「男性」であることを受け入れられない、そして「女性」であると信じて「性転換手術」で「性」を変えることがあるのは知識では知っていました。アメリカやタイではそうした「トランス」と呼ばれる人たちが多いそうです。一見、女性に見えても元は男性。男性に見えても元は女性。「性転換手術」は身体を作り変えます。女性に転換した場合は子供が産めないと言うだけの身体を作るそうです。

 女性の身体になった「トランスジェンダー」の女の子が死体で見つかりその交際相手であった男の子が犯人として疑われる話です。殺されたとされる「トランス」のリリー、犯人と疑われるアッシャーの母の二人の追憶形式で話が進みます。「サスペンス」とこの本はカテゴリー分けされていますが、裁判シーンも多く最後に犯人が分かるまで一気にストーリーの展開の面白さを味わえました。

 日本は社会体質から「性」のことは伏せてしましがちです。アメリカも自分から「トランス」だと言う人は少ないそうです。アメリカやタイでは数の多さは日本の比ではないはずです。実際に自分の「性」に悩んでも「性転換手術」にまで及ぶ人が少ないのかもしれません。今後日本も「トランス」と呼ばれる人が表立ってくるような気がします。

 ジュディー・ピコーはずっと気になっていた作家です。彼女の最新作がこの「MAD HONEY 」です。かなりの数の著作があります。日本でも数冊翻訳が出ています。「MAD HONEY」は最新作、和訳が出るかどうかわかりません。昨日のランダムハウスのベストセラーでもこの本が紹介されていました。 

 国が違っても人間であることに変わりはありません。「ジェンダー」「トランス」のことが日本でも取り沙汰される日が近いように感じます。この物語、主人公のアッシャーもリリーもまだ10代です。その設定も「ジェンダー」の悩みを抱えてるからこそだとわかります。サスペンスとして読めば筋立ての良い話でした。

 ジュディ・ピコーの旧作が届くのを待っているところです。

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母の命日

2024年08月16日 | 母のこと

晴、28度、89%

 お盆明けの今日は母の命日です。母が逝って11年経ちました。長く私のブログを読んでくださっている方はこの11年で私の母に対する感情が変わって来ていることにお気付きだと思います。

 兎に角、嫌いな母でした。今でも嫌いだと言う感情が大きく膨れることがありますが、済まなかった、ありがたかった、懐かしいと思う気持ちが波のように押し寄せることもあります。一人っ子ですから、母のことを思い出す人も私一人です。父が中学2年の時逝きました。そう聞かれると苦労して私を育ててくれたと思われるでしょうが、母は働きませんでした。父の残してくれたもので生きていました。その上、家事一切が嫌いでした。時折戻るこの家が汚く見窄らしく変わって行くのが寂しかった。悔しかった。

 母のようになりたくない、その一心で生き来ました。反面教師などと言いますが、そんな容易い感情ではありません。今私は67歳、同じ年齢の時、母はこの家で何を思って、何をして暮らしていたのかと想像することがあります。香港からたまに戻って訪れても、風呂や食事、布団の用意もしてくれませんでした。一日何をして過ごしていたやら?草花を育てるでもなく、本を買っても堆く積まれるばかり。テレビも見ませんでした。大した庭ではありませんが、私は朝起きると、この庭の空気を吸い空を見上げ幸せを感じます。母は庭に立つこともありませんでした。座敷の回り縁の雨戸は一年中閉まったまま、玄関のガラスが割れても替えることもしませんでした。

 「母のようになりたくない」と思い生きて来たのに今の私の中には父と母がしっかり息づいています。物を見る目や感じるものに父母それぞれから受け継いだ物を見出します。店に並ぶ何かを手に取った時に、心が動く感情、「あっ、これ母から受け継いだもの。」「あっ。これは父の感性。」と気付きます。

 主人の家の仏壇も始末しました。お盆にはこの家に義父母、父母みんなが帰って来ます。16日が書類上母の命日ですが、実際は15日の夜中に亡くなったと私は信じています。お盆で戻っていた父が連れて行ってくれたのです。昨日はみんな彼方に帰られました。

 餡もの好きな母へのお供えは息子の土産の榮太郎の「一寸金鍔」です。

 日々、父母への想いが深くなる、自分の変化に感謝しています。

 

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義母の初盆 孫と作るおはぎ

2024年08月15日 | お盆

晴、27度、84%

 このお盆は義母の初盆です。香港にいる主人に「初盆、お母さんに何かして欲しいことはない?」と尋ねると「ぼた餅を供えて。」と返事が来ました。「ぼた餅」、「おはぎ」のことです。お盆のお供え、毎年迷います。「おはぎ」は来月のお彼岸のものだと思っているからです。でも今年は義母の好きだった「おはぎ」を作ることにしました。

 ひと足先に孫娘の家族は東京に帰りました。今は私と二人です。もちろん「おはぎ」作りも手伝ってもらいます。餅米を蒸して粒あんで包むだけの簡単な「おはぎ」作りです。孫娘、初めての「おはぎ」作りです。初めてでうまく作れれば嬉しいはず、私のいつもの作り方にひと工夫しました。 予め、餡やもち米を一つ分に分けておきます。餡や餅米はてがべたつきますから普段は水で手を湿らせながら濡布巾で包むのですが、ラップを使って手を汚さずに包みます。 餡を広げて、 餅米を乗せて、  きつく締めながら形づくりです。濡布巾で作るより形が整いやすく、初めてでもいい出来です。 餡がうまく伸びてくれます。自分でもうまくできたと思っている様子の孫娘。見出し写真が孫娘初の「おはぎ」です。

 義父母、父母に供えてくれました。 私と二人で過ごす夏休み、孫の記憶のどこかに残ってくれますように。

 

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アイホンの充電スタンド ベルキン

2024年08月14日 | 身の回りのもの

晴、29度、80%

 家族が多く集まると、家中のコンセントにスマホなどの充電ワイヤーがぶら下がります。小学5年生の孫も自分の携帯を充電します。私の充電場所はベット脇のテーブルです。朝起きると暗がりの中、スマホとアップルウォッチのワイヤーを外して起き上がります。カーペとの上に出ているコードは扇風機も加わりゴチャゴチャしています。起き上がったとき危うくワイヤーに足を取られそうになったことがありました。「危ないなぁ。」ワイヤーを減らしたいと思います。

 数日前、久々にアップルストアーを訪れました。どこのアップルストアーも素敵な店づくりです。立地もよくどんなに人が多くても空間の広さがそれを感じさせません。買いたいものがあるわけではないのですが店内の商品を見てまわりました。アクセサリー売り場にアップルの商品でないものが並んでいます。アメリカのベルキンがアップルのために作った充電器です。ネット上では見ていましたが、実際手に取るのは初めて、マグネット充電のアップル商品向けです。平置きのものから立体的なものまで数種類ありました。これを使えば足元のワイヤーの数を減らせます。デザインがシンプルでそれだけ置いていても目障りではありません。私が選んだのはスタンドタイプです。 

 マグネットでつければ充電を始めます。もちろん高速充電です。このタイプ、土台の部分はエアーポッズの充電場所です。耳のことを考えてエアーポッズは手放しました。邪魔にならない大きさが気に入っています。

 ワイヤに足を取られて転ぶ心配も減りました。横置きタイプは場所を取られますが、シンプルさは一番です。実はこれアップルストアーでは買いませんでした。家に帰りネットで検索すると、ありました!アマゾンのタイムセールです。40%のお値引き、すごくいい気分です。もちろんプチンして翌日には手元にありました。実証品を見て確認してのネットの買い物は安心です。アップルの商品がリニューアルされるたび買い替えたのは数年前まで、目新しい機能がなくなったからです。それでも新商品を見ると心が動きます。この充電器も長い付き合いになる気がします。

 

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ココ、「お手」の特訓

2024年08月13日 | ここ

晴、28度、87%

 夏休みを我が家で過ごしている孫娘、ココに「お手」の特訓を始めました。私は家にいる犬たちに「芸」を教えたことがありません。散歩のマナーで「待つ」「ステイ」だけは教えます。ご飯の前も「ステイ」です。

 ココは我が家にやってきた時ご飯の気配でハイジャンプしました。おかげでご飯ボールを2つも割りました。「ステイ」を覚えさせるのに一苦労。でも覚えると、信号が赤の時も私の横で腰を落として待つようになりました。何かを教えるときはやはり「ご褒美」が必要です。ケーキの切れ端を「ご褒美」に孫娘が「お手」の練習です。「ステイ」で始まり、「お手」と前脚の前に手を差し出してもココが見つめる先はケーキです。それでも粘り強く「お手」を強要します。 見てる私はその光景が微笑ましい。あと10日足らずで孫娘は東京へ戻ります。果たして、ココが「お手」を出来るようになるのやら?

 

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ハンバーガー

2024年08月12日 | お外の食事

晴、27度、88%

 「ハンバーガー」を10年ぶりに食べました。マクドナルドの「ハンバーガー」が日本上陸したのは私が高校の頃だったと思います。福岡には店舗がなく上京すれば必ずマクドナルドの「ハンバーガー」を食べました。大学に入った当初はほぼ毎日、フィレオフィッシュ、シェイクのお昼ご飯でした。子供が生まれてからもマクドナルドの「ハンバーガー」とは縁が切れません。香港のマクドナルドは30年以上前は日本よりずいぶん安かったと思います。息子が日本へ帰国した後は仕事で伺うお家で週に4回はマクドナルドの「ハンバーガー」をいただきました。香港でもデリバリーが始まったのです。仕事を辞めた時、なぜか「マクドナルド」の「ハンバーガー」からやっと解放されたと思いました。以来10年以上ぶりに「ハンバーガー」を食べました。

 孫が産まれて数年経つとやはりマクドナルドへ連れていく羽目になりましたが、私は「ハンバーガー」を食べずにコーヒーだけで済ませます。つくづくマクドナルドの「ハンバーガー」に飽きていました。大学の頃あれほど好きで食べたのに、仕事先でいただいたマクドナルドも美味しかったのに、なぜでしょう?

 孫一家がやって来ると外食が増えます。と言うか、この暑い中三度三度台所に立つのが億劫です。しかも外食好きな孫世代です。午前中、出かければ必ずお外でお昼飯です。先日は「ブルックリンパーラー」へ行きました。いつも満席のこの店のランチメニューは品数少ないのが難点です。孫たちは迷わず「ハンバーガー」を注文。スパゲッティなんかお外で食べたくないしと迷った挙句、私も「ハンバーガー」をチョイス。ナイフとフォーク付きの大きな「ハンバーガー」が運ばれてきました。

 崩れないように真ん中に串が刺されて出てきます。私はいつもお昼はお腹ががペコペコです。串差しの写真も撮らずにナイフで切りました。「ハンバーガー」にアボガドとチェダーチーズをプラスしてもらいました。ポテトも細身でカリカリ。齧り付くもよし、フォークで口に運ぶのもよし。驚く速さで食べあげました。パテのジューシーさ、バンズの焼き具合、野菜たっぷり。食べ応え十分でした。いえ、もう半分くらいは食べれると内心思っていました。

 10数年ぶりの「ハンバーガー」、いけません再び「ハンバーガー」中毒症状が出そうです。

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