気ままに

大船での気ままな生活日誌

燕子花図と藤花図 根津美術館

2014-05-05 18:24:54 | Weblog

毎年、楽しみにしている、根津美術館の庭園の燕子花が咲く頃に光琳の燕子花図屏風を観ること。早速、行ってきましたよ。すでに速報したように(笑)、カキツバタは、ぼくがこれまで観たことがないような咲きっぷりで、大満足。屏風のカキツバタの方は、”年年歳歳花相似たり”だけれども、庭園のカキツバタはそうはいかない。その年の植物の状態により、また、訪ねる日により、”変幻自在”で、なかなかぴたりといかないものだ。

で、今日の感想文は、絵のことよりも、まず、庭のカキツバタの感想から入ろうかと思う(笑)。そうそう、展覧会では、応挙の藤花図屏風も並んで展示されていたが、庭園の藤花も、まだまだ見頃でよかったあ。

すばらしき庭のカキツバタ。こんなに全面に、それも揃って咲いているのは、はじめて観た!
5月2日の咲きっぷり。

奥の方の、小舟のある池のも。池に映る姿は屏風の燕子花みたい。

カキツバタを見下ろすように棚の藤花も。応挙の藤花みたい。

これだけみて、帰ったって、入場料、惜しくないくらいなのに、国宝と重文の両屏風まで見せてもらえる。

今日、図書館で、おいしい寿司屋さんの記事につられて、サライを読んでたら、 結城昌子さんの連載”日本美術の技”に燕子花図が取り上げられていた。この絵には天然の鉱物である、孔雀石からの緑青の岩絵の具、そして、藍銅鉱からの群青が使われている。西洋では希少な鉱物、ラピスカズリからつくられたブルーは、金より高貴な色彩といわれているが、日本画に使われる岩絵の具も鉱物由来で、”神の色”といってよい、と述べている。とくに緑青と群青は代表格で、金屏風に、この二色がふんだんに使われている燕子花図は、特別な輝きをもっているという。なるほどと思う。

藤花図屏風の、藤の幹は、ほとんど一筆で描かれたようだ。一方、藤花は、白色の上に、青と紫がていねいに重ねられ、いい色を出し、また、ふっくらした立体感も感じることができる。応挙の代表作という。

さらに、その上、同じ部屋には、宗達一派の”四季草花図屏風”や鈴木基一の”夏秋渓流図屏風”まで飾ってあるんだから堪えられませんね。この日、帰宅すると、ちょうど”ぶら美”でこの展覧会のことをやっ”ていた。そのときの映像から、これらの屏風をおみせしましょう。

四季草花図屏風(伊年印)。百花繚乱、すばらしい。70種の草花が描かれているそうですよ。

鈴木基一の”夏秋渓流図屏風”。ぼくの好きな山百合も多く、そして緑のウメノキゴケが無数に描きこまれているのもいい。青い川の流れも斬新、”若笹模様”も面白いし、それに、どういうわけか、たった一匹の蝉がじーじー鳴いているのも面白い。




さらに、さらに、展示室5では、秋草の壺と酒器/秋山コレクション。ぼく好みの徳利と盃がいっぱい(汗)。そのあと、つい蕎麦屋でいっぱい(大汗)。
写真は、朝鮮時代の染付秋草文壺だけですが。

すばらしい根津美術館でしたよ。

今日は菖蒲湯も入ったし、あとは世界卓球の決勝をみようと思ったのに、生放送なし!決勝に進むはずがないと思ていたのか!おい、テレビ東京 でも、ネットでライブ配信はあるみたい。 (追記)な、ななんと、テレビも、急遽、生放送と決定!!!サンクス、テレビ東京

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原節子桜の残り花 立夏を迎える

2014-05-05 09:49:41 | Weblog

たびたび本欄でお知らせしています、原節子桜の残り花のニュースです。本日、5月5日、暦では立夏というのに、一輪の残り花、今朝も健在でした!これは、原節子桜自身がもつ、史上最長タイ記録となります。ご同慶の至りです。

向かいの小津安二郎桜も隣りの司葉子桜も4月中にすべて散り、もちろん他の松竹桜のどれも、花を残すものはありません!八重桜ではありません、ソメイヨシノですよ。この強さ、うつくしさ恐るべしです。

さあ、これで、明日まで残れば、新記録達成となります。そのときは盛大にお祝いする予定でございます。

2014年5月5日午前6時の残り花。歴史的な日!

この朝、ご近所のカラーが花開いた歴史的な日でもありました!

この朝、ポピーとつつじが平和友好条約をむすんだ歴史的な日でもありました!

この朝、ダルが両目(2勝)を開けた歴史的な日でもありました!

カラフルな小便小僧もお祝いにかけつけてくれました。

(袴田京太郎展/平塚美術館より)

立夏の風景 (平塚総合公園にて)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世界卓球 日本女子、死闘の決勝進出

2014-05-05 08:34:53 | Weblog

おはようございます。昨晩の世界卓球準決勝の興奮、まだ冷めやらず、ですね。

1勝1敗のあと三番手で登場した平野早矢香。二ゲームとられ、三ゲーム目も4―9とリードされ、絶体絶命のピンチ。ところが、な、なんと、そこから連続ポイント、そのゲームをとった。さらに、そのあと勢いで2ゲーム連取、大逆転。この勝利が日本女子、31年振りの世界選手権決勝進出を呼び込んだ。王手をかけた4試合目、石川佳純もフルゲームとなる大接戦、はらはらどきどき、ワイフもときどき、きゃーと声を上げるほどの手に汗握る好勝負だった。

卓球は格闘技です、と解説者が言っていたが、こういう試合をみていると、たしかにと思う。むしろ、組み合ってもぐずぐず動かない、レスリングや柔道より、激しく攻撃する卓球の方がよほど格闘技の名にふさわしい!

今日は、卓球王国、中国と対決。奇跡を起こし、金メタルをとろう! きっと、この試合をテレビで観るはずの習主席の鼻をあかし、愁酒席(ヤケ酒の意味)にさせてや!

男子は。エース水谷隼が、世界ランク4位のオフチャロフを破るも、ドイツに3対1で破れ、銅メタルに留まった。でも男女共、メタル獲得はりっぱなもの。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする