野毛動物園のふたこぶらくだ、ツガルさんが大往生した、というニュースを聞き、早速、弔問に行ってきた。
ツガルさんは、ぼくのブログにしばしば登場しているので、詳しい説明は省くが、とにかく人間でいえば、120歳(メス推定38歳)はゆうに越すという、世界最高齢のらくだ。だいぶ前から、立ち上がることができず、座ったまま食事をする。青森生まれなので、リンゴが大好物。5月23日(金)午前中から食欲がなくなり、リンゴも食べなくなり、翌24日に亡くなったということだ。
1982年12月に野毛に来たというから、もう32年にもなる。ぼくが彼女にはじめて出会ったのは、5,6年前だろうか。そのとき、すでに、座って食事をしていた。世界最高齢で、こうしてがんばって生きている姿が人々に感動を与えていた。2009年には「関節炎を患いながらも生命を全うしようとする懸命な姿は生きることの大切さを考えさせた」として、日本動物愛護協会の「功労動物賞」を受賞している。
ツガルさんの部屋の前には献花台が設けられ、すでに多くの人々の弔問を受けている様子だった。千羽鶴ならぬ千頭ラクダの折り紙がいっぱい飾ってあり、子供たちからのたくさんのメッセージが贈られていた。
さようならツガルさん。
献花台(平成26年5月24日~6月20日設置)


折りツガルさん

ツガルさんの2013年5大ニュース

若き日のツガルさん

100歳を越した生前のツガルさん(ぼくのアルバムから)

隣りの部屋のダチョウさんはお食事中だった。

そのまた隣りのきりんさんもお食事中だった。

食べられなくなったらおしまい。ぼくは飲めなくなったらおしまい。
さようなら、ツガルさん。今頃、故郷の岩木山を登っているかな。

ツガルさんはいつまでも生きている
