さて、二之宮を観たあとは三之宮。渡御順路図をみても、時間通りに来ることは少ないので、気配で探す。三之宮は浅草五丁目から六丁目辺りにいるはず。最初に多くの人々を引き連れた神輿を目にしたが、違うことは一目でわかった。でも、しばらくながめていた。
さらに西に向かって歩いて行くと、さっきの神輿とは、けた違いに多い人だかりをみつける。神輿の掛け声もずっと勇ましい。これに違いないとツツツツと近寄る。神輿の腹巻ですぐ分かる。OK!三之宮だ。”表札”も間違いない。
場所は浅間神社の富士小学校の交差点。この辺りはむかし歩いたことがある。浅間神社は富士山信仰の社。富士山好きなぼくに相応しい出会い場所デアル。サンクス富士山。
少し高台にある神社の境内から観る。
さっきも言ったように、浅間神社は富士山信仰の神社。ぼくは神社を経由しない直接の富士山信仰(笑)。
その目の前が、その名も富士小学校。”未来の扉を開け/われら富士っ子”の標語が。こぴっとがんばって、富士っ子。
さて、トリはもちろん一之宮。これは意外とすぐに見つかった。千束通りの交差点が尋常でない人だかり。キトラ展みたいに待ち時間120分の大行列(笑)。ぼくは待たないで、千束通りの先を進み、こちらにやって来る神輿に会いに行く。お待ちどう、一之宮!やっぱり、あんたが一番。鳳凰をつけているのもあなただけ。イチローと一之宮はやっぱりすごい。 担ぎ手まで一之宮の魂が乗り移っている。鳳凰が上下にゆれて、盛んに、もっとやれ、もっとやれと、けしかけているよう。観客も一身同体となって、けしかけたり、目もうつろな恍惚の人になったり(爆)。警察官も一番多い一之宮。大観衆の方に神輿が急に寄ってくるときもあるから、観る方も命がけ。それがいいんだ。怪我人のひとりやふたり、文句言うな!ぼくを除いてネ。
これでしまい。バトンタッチの三本締め。ぼくもここでしまい。ほんとに楽しい三社祭でした。来年もぜひ来れるように、富士山にお願いしておこう。