数え切れない位『手提げ袋』をを作ってきました。
母に頼まれて作ったのはなるべく軽くて、必要最小限のものだけ入る袋でした。
私は作るのが楽しい、のが第一で、持つのが楽しい、が2番目、
3番目は作ったことが無いもの、でした。
今は少し変わって実用第一、カメラや財布、スマホ、マスクやティッシュやハンカチ、
メモ帳やボールペン、エコバッグ、時には文庫本、今の時期はスカーフなども入れたいので
ある程度の大きさが必要です。
昔作ったバッグ類の中から冬向きのを一つ、アレンジして作りました。
(刺繡には銀糸やスパンコールやビーズも使っています)
マチがほとんどない袋だったので、周りを切って
たっぷりマチのある袋を作って貼りつけました。
手元にあったキルトの布を使いました、が、
本当はしっかりした木綿の黒や紺色の布の方が良かった・・・
でも今年の冬はこの袋が活躍すると思います。
(中はたくさんポケットのある、ダイソーのバッグインバッグを入れています。
百均のマグネットホックを使用、とても便利です)
右は3台目の電動ミシンです。
母が使っていた黒い足踏みミシンとは比べ物にならない便利さですが、基本は同じです。
足踏みミシンの音や鉄の匂い、小さな部品の数々、足踏み台の動きなど、忘れられません。
昔の西洋では『お針子』は子どもの時からお針子、働いて働いて、
自分の手動のミシンを手に入れるのが夢だったそうです。
そして、ようやくミシンを手にしたら、今度はその重いミシンを持って注文主のお屋敷に通い、
お屋敷のカーテンからベッドカバー、屋敷の住人の肌着やズボンやコートや帽子、
そしてフリルやレースやリボンがいっぱい付いたドレス、
子供服や小間使いのエプロンまで、
ありとあらゆるものを縫ったのだそうです。