今やモダンなビルが立ち並ぶ北山通りが走り、地下鉄の駅もあってとても田舎とは呼べないかもしれませんが。
でも大文字の送り火の「妙」「法」の山に沿って古い作りのままの家がたくさん残っていて、家の前の水路には透明な水が勢いよく流れています。
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このお宅の裏には竹林があり、切り出したばかりの青々としたながーいモウソウチクが家の前に置いてありました。
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山に近づけば、こんな風景を見ることが出来ます。
ヤマザクラが咲く頃ひときわ美しいことでしょう。
雑木林の低い山、山裾に竹林、墓地も明るくて、畑を見降ろす形になっています。
小さな果樹園もあり、小川が流れていて、まるで里山のセットみたいです。
でも畑には鹿よけのために電流が流れる針金が張り廻らされています。
京都周辺の山々に鹿が激増していて、木々の皮も木の芽も草の芽も笹の芽さえも食べ尽くすので大変だと聞いています。
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水路には水量を調節するための工夫がいろいろ見られました。
細い水路ではたった一枚の板がその役目を果たし、
もっと水量の多いところにはしっかりした弁が付けられていました。
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下の写真の向こう側は高野川です。
私の父の父の父の父は松ケ崎出身です。たぶん、、、
祖母が生前、墓参りが大変なのでお墓だけは近くのお墓に移したのですが、
過去帳などは松ケ崎のお寺にあるそうです。