マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

伊勢本街道

2024-06-30 | Weblog

雨が降ったり止んだりしていました。

車でスーパーに買い物に行った帰り、少し寄り道。

青い矢印は整備された広域農道(ビーフロード)です。よく利用します。

赤い線は伊勢本街道。

ビーフロードより北側の伊勢本街道は、今も美しい佇まいを残しています。

Google carも通っています。

伊勢本街道(赤い線)はビーフロードをまたいで南へとそのまま続いていますが、

Google carはそこでストップ、ストリートビューでみることはできません。

でも地図をよく見ると「七度狐の森」や「伏拝坂の切通と石灯篭」の文字があり(オレンジで囲んだところ)

車の轍も続いているので、行けるところまで行ってみようか、ということになりました。

木々の間から、田んぼが見えていました。養蜂箱が置いてあるところもありました。

何十本もネムノキの大木が生い茂る谷がありました。

いいお天気だったらさぞ素晴らしいことでしょう。

次第に、藪が深くなり、道の先に、木が倒れて通せんぼになっています。

残念ながら、引き返しました。

(「七度狐の森」や「伏拝坂の切通と石灯篭」もわかりませんでした。)

けれど、ここは伊勢本街道の難所は既にすべて越え、あと一歩でお伊勢さん、という場所。

今日中にお伊勢さんに到着できる、と人々は息を弾ませて歩いた、かもしれません。

山や川を眺め、地域の古い道を辿り、氏神や山神、お寺や墓地などに出会うと

少しづつ、今いる場所が立体的に見えてくる気がします。

 

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雨が降ってない日は

2024-06-28 | 自然

庭で、ウスバキトンボが群れ飛んでいた。

シオカラトンボより小さくて、シオカラトンボのように翅音をたてることも無い。

低い所から高いところまで、50匹、もしかしたら100匹くらいいたかもしれない、

木や草に止まらず、高く低くずっと舞っている。

時々目の前をさっと横切る。

少しは蚊が減った・・・そんなことないか・・・

(トンボは〇匹と数える、チョウは〇頭、ウサギは〇羽だそうです!)

空に向かって何度もシャッターを押したけれど、難しい。

雨が降っていない日は、朝早くから草刈り機の音が聞こえて来る。

ヒマワリの成長も早いけれど、

草の成長はもっとすごい。

電動草刈り機と、小さな鎌で、毎日刈っていてもとても追いつかない。

と書くと、すごくやっているように思えるけれど、

朝の内のごく短い時間にちょこちょこっとやるだけ、

それでもう精一杯。汗だくになってしまう。

冷たいものを飲んで、シャワーを浴びて、アイスクリームを食べてひとごこち。

近所の水路の「のり面」。右側の草刈はまだのようだ。

広い田んぼの周りの草刈は大変だ。

足腰がしっかりしていなければ危ない。

アザミが沢山咲いていた。

山の中や、転がり落ちそうな急斜面とか、どんなに大変なことだろうと想像する。

今の時期は、ハチやヘビやヤマビルもいるだろうな。

私のやっている事と言ったら子どもの遊びのようなものだ。

でも、草木の成長、毎日の自然の変化が楽しくて、庭や畑を一回りするだけでうれしい。

厳しい環境で山仕事や田畑の仕事をしてきた昔の人たちだって

日々の喜びもたくさんあったに違いない、きっと・・・

食べて生きるだけではない何かを人はいつも求めている、

庭の中の通り道にネジバナがぽつぽつ、

いつも思いもかけないところに生えてくる。

 

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雨の日は

2024-06-26 | 手づくり

梅雨時はなんとなく寂しい。

傘をさして長靴履いて、庭に出ても、地面はべちゃべちゃ、

うなだれた花、蝶々もトンボもいない、

蚊が襲ってくる。

机に向かって、久しぶりに手紙を書いたり、

絵を描いたり、手芸をしたリ・・・すればいいのだけれど、

ついつい、PCでトランプゲームをしたリ、

YouTubeで古いサスペンスを見たりして時間を潰してしまう。

そしてあっという間に日が経って・・・

もうすぐ暑すぎて何もできない日がやって来るというのに・・・

 

FBで紹介されていたマッチ箱パズルを作ってみました。

マッチの空き箱5個を下の写真のように、両面テープなどで張り合わせるだけ。

作るのは簡単!

組み合わせてパズルを完成させるのには少々試行錯誤、

マッチ箱の特性を生かした面白いパズルです。おすすめ!

出来た!

 

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「山神」とはどんな神様なんだろう

2024-06-24 | お地蔵さん

この辺りでは、

集落の辻に、田と集落の境に、池の畔に、神社の片隅に、山神さまが祀ってあります。

小さくて目立ちませんが、本当に驚くほどたくさん・・・

道の右と左で「対」になっている所もあります。

↑ これは石ではなく、木の「山神」です。

ずらーっと「山神」が並んでいるところもよく見かけます。

「山神」について書いた本があまりみつかりません。

山から里にやって来て田畑に豊作をもたらす神様である・・・程度のことしか書かれていません。

それぞれの地域で、ごく少人数で「山神」を守っているようです。

ずらーっと並んでいる「山神」は、

田畑の整理や住宅開発や道路の拡張などに伴って、移動し集められたものかもしれません。

「山神」とはどのような性質の神様なのか、この地域になぜこんなに多いのでしょう?

「山神」の近くに、小さな地蔵堂が建っていることもあり、覗くと、

さらに、愛宕大権現のお札が立っていたり。

伊勢地方で、一年中「戸口」に付けられる「蘇民将来」の注連縄、

そして「牛頭天王(ごずてんのう)」を祭る天王祭、大淀の祇園祭り・・・

伊勢神宮のおひざ元で、

「日本書紀」や「古事記」に登場しない神々、

明治政府に異端、邪神と指さされた神々が、

激しい排斥、無理矢理の神仏分離を潜り抜け、

民間信仰として今も根強く生きていることがとても興味深いです。

 

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美しい秡川(はらいがわ)

2024-06-22 | 自然

雨がやんで、少し明るくなってきました。

秡川辺りをぶらぶら、

夕べからよく降った雨のせいで水は濁っていますが、たっぷりとした水が川辺の草を揺らし、

木々の間から漏れる光が水面に踊る様子はいつもの秡川、

この小さな川の岸辺に立つたびに、西洋の印象派の画家が描く景色を感じるのです。

行ったことも無いヨーロッパ、気候も違い、木々の種類も違う、歴史も違う。

なぜでしょう・・・

川辺にボートが3艘

秡川は、櫛田川から分かれて、伊勢湾に注いでいる短い川(全長14キロ)です。

過去に何度も氾濫を繰り返しているそうです。

元々はこちらが本流で、大氾濫で、川の流れが変わり、

秡川が支流になってしまった、という経緯もあるそうです。

(斎王がみそぎをした頃はもっと川幅が広かったそうです)

氾濫域はとても広くて、田畑が広がる平地となって今に至っています。

川はうねうねと平野を蛇行しながら流れ、川の両岸はコンクリートで固められることなく、河畔林の帯が続いています。

川岸の木々が川を守っていることを実感します。

↑ 河畔の林

農業用水路として、この地域の重要な水源でもあります。

コンクリートと違って、河畔の管理が大変だろうと思いますが、

生きている川、という感じがします。

 

 

 

 

 

 

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大きなサボテン

2024-06-20 | 自然

この辺りには、時々大きなサボテンのある家があって、驚くのです。

シンボル・ツリーという感じで、1本か2本か、

今の所、サボテンだらけ、の庭は見たことがありません。

でもやろうと思えば、いろいろなサボテンの庭、も作れるかもしれません。

志摩にはパルケ・エスパーニャ(スペイン村)というのがありますが、

サボテンやバナナやオレンジやいろいろな果実の木がいっぱいのメキシコ村なんか、どうでしょう!

マヤやアステカなどを紹介する小さな博物館や

陶器や織物や刺繍などを並べた民芸館もあって・・・

壁画や、鮮やかな色がいっぱいの店で、タコスとか、チュロスとか、テキーラとか・・・

ロバなんかもいたりして・・・

楽しそう・・・

根元に小さな花が咲いています

大きなサボテンを見て空想してしまいました・・・

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ネムノキのある道

2024-06-18 | 自然

ゴミ出しの朝、各々の家々の、よく手入れされた庭や畑を感心しながら眺めつつ

(お百姓さんは花造りも上手い!)

自転車で走っている時に、

ふと、ネムノキの花が咲くころかも知れない、と思い立ち、

丘の脇の道を走り抜けてネムノキを見に行ってきました。

↓ 大きな木なので、花までの距離が遠すぎる。

↑ でも、目を凝らすと、葉の間に、空に溶け込みそうな淡いピンクの花がちらちら咲いているのが見えます。

↑ 地面には散った花が落ちていました。

すこし拾って帰りました。

↓ なんて可憐なピンク色!!(写真は加工していません)

柔らかくて、ふわふわです。

 

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6月の庭で

2024-06-16 | Weblog

先日オケラを見つけた時、

顔や前足の写真を撮ることが出来ませんでした。

今回は夫にオケラを持ってもらって正面から、つぶらな瞳の顔をじっくり見ることが出来ました。

黒茶っぽい背も、白っぽい腹もビロードのようで泥一つついていないのに、

顔は土がついているように見えます。鋭い爪も見えます。

ピンボケ残念、カメラの液晶画面がほとんど見えなくなってきました。

ヤマ勘でシャッターを押しています。

(以前は写真に白いシミが入って買い替えるしかないと思っていたのですが、

うっかりカメラを落としたら偶然にもシミが消えたので、

良かったと思い、そのまま使っていたのですが・・・)

先日、電気屋さんへ行ったとき、カメラ売り場も覗いてみました。

デジカメ売り場はすっかり隅に追いやられ、現在私が使っているようなカメラはほとんどありません。

このカメラがいよいよ使えなくなったらどうしよう・・・

ジーパンのポケットに入れられるカメラで、ある程度の性能があって、使いやすいもの、そしてもちろん値段も手ごろなカメラ・・・

オオスカシバ

クチナシの木の中でホバリング中。透明な翅でとても早く羽ばたいているので翅はほとんど見えない!

蛾の仲間とは思えない姿ですが、スズメ蛾の仲間です。

↑ いつまでも咲き続ける矢車草。

毎朝咲き終わった花がらを摘みます。するとまた新しい蕾が伸びて花を咲かせます。

奥に見えるのはガクアジサイ、緑と紫色のハーモニーが美しい。

↑ グラジオラス、3年位前に球根ミックスというのを買って植えました。

グラジオラスは毎年1~2本咲いていましたが、今年は沢山咲きそうです。

でも、花が上まで咲き揃うまでに、倒れたり折れたりするんだろうな、と思っていたら、

案の定、今朝2本折れて倒れていました。

切って、大きな花器に挿して玄関へ。

一個の花の大きさ10センチ・・・

アンバランスすぎる・・・

 

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石臼が気になる

2024-06-13 | Weblog

京都の家の庭の隅っこに石臼がいくつも転がっていました。

↓ そして今の家の庭にも、使い込んだ石臼がいくつかあります。

↓ お隣りには、とても大きくて立派な石臼が庭に埋もれていて、回覧板を届ける度に気になります。

いつ頃まで使われていたのでしょう?

小さな石臼は「きな粉」や「はったい粉(麦こがし、こうせん)」を作るのに使ったのかな。

大きな石臼では米や糯米、蕎麦、古米などもひいていたかもしれません。

この回転式の石臼は、なんと紀元前500年ころギリシャで発明されたそうです。

複数の人力やロバの力を借りて回すものや、風力、水力を動力にしたものや、色々な仕組みの石臼が作られたそうです。

大量に製粉できるようになったことで、

パン(小麦粉)の文化が大きく広がったのだと思います。

日本では、回転式の石臼が一般に普及したのは江戸時代の中頃らしいです。

それまで日本では専ら臼は、搗いて使うものだったそうです。

 

回転式の石臼の刻み模様はほぼ世界中同じ!

回転方向は反時計まわり(例外もある)というのも面白いです。

確かに右利きの場合、

左回りの方が腕に無理がない気がします。

 

図書館でこんな本を見つけました。

山から岩を切り出して石臼を作る職人が現在もいるのです!

この本では23項目の伝承の技が紹介されています。

もう少し深い取材をしてほしいと感じましたが、

項目が多いので仕方ないのかなと思います。

            *

『野山の名人秘伝帳』ウナギ漁、自然薯掘りから、野鍛冶、石臼作りまで

かくまつとむ 著   農山漁村文化協会  2009年

            *

今も石臼を使って蕎麦やお茶を楽しんでいるグルメがいるようです。

石臼が、ネットで売られています!

炒り豆を石うすでひいて作ったきな粉、美味しいだろうな!

 

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織殿神社

2024-06-11 | Weblog

道路沿いにこんもりした森、墓地かな、それとも氏神様が祀ってあるのかなと思っていました。

先日また通りかかった時に、ふと車を止めて寄ってみたところ、

「織殿神社」という由緒ある神社でした。

狭い敷地ですが巨木が何本もあって圧倒されます。

凄い瘤のある木がありました。

かつてこのあたりは麻續郷(おうみごう)と呼ばれていたそうです。

現在も、少し離れたところにある神服織機殿(かんはとりはたどの)神社では絹を織り、

神麻続機殿(かんおみはたおりどの)神社では麻を織り、神宮(伊勢神宮)に供えているそうです。

麻の栽培も細々と続けられているようです。

新たに麻畑を作る計画もあるようです。

 

そしてまた、かつて庶民の衣類だった藍染めの縞模様の木綿の織物の製造が

この近く(御糸)で、今も続けられているということに、ちょっと感動します。

町の物産館のような所に行くと、御糸織(みいとおり)のブックカバーや袋などの小物類が置いてあります。

松阪の手織りセンターまで行くと、御糸織の着物や帯が並び、手織り教室などもあるようです。

↑ 御糸(みいと)地区にある御糸織の工場(株・御絲織物)です。

(写真は4年前に撮ったもの)

中を覗くと、織機と藍の甕が並んでいました。

染め上がった布は、この写真の前の広い所に干すそうです。

タイミングが難しそうだけど見てみたい。

 

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