マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

草餅 (坂本・その2)

2013-04-29 | Weblog
「釜めし」を食べて、
帰りに草もちを買って帰ろうと思ったら、
目当ての店はお休みでした(ゴールデンウィークに入る前の月曜日)。
残念、、、
そのあと
せっかくだから湖へ、と思って北へ車を走らせたのですが、
湖の際まで行けるところがなかなか見つからず
個人や法人の私物となっている浜が多くて、捜し回りました。
僅かの隙間で浜まで母でも歩けそうなところがあったので車を止めてみれば、
打ち捨てられた海の家(別荘?)がありました。

でも林には一応人の手も入っているようで、切った樹木などが転がっています。
砂浜は狭くて湖はすぐに深くなっているように見えます。
久しぶりに聞く琵琶湖の波の音。
海のとは違うけど、寄せては返す波の音、いつまでも耳に残ります。

木立の間に春の草が萌え、柔らかなヨモギが生えていました。
久しぶりにヨモギを摘んで、次の日の朝、さっそく草餅をつくりました。
餡の入った小さめの餅です。
30個くらいできました。
草餅を買ってこれなかったけど、
ヨモギ摘みができて、草餅もたっぷり美味しくできて満足です。

「草餅屋」さんがお休みだったから、
蓬に出会って、こんなにたくさん草餅を作ることになった、というわけで、、、おもしろいな。




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恥ずかしすぎる大阪の「うめきた」

2013-04-27 | Weblog
フランスやイタリアの街が素晴らしいのは、
古い建物や伝統や文化を大切にして今に生かしているからなのに、
古い物を壊して、道路にテーブルを並べてパリのオープンカフェとか、
「シャンゼリゼ」とか「光と風」とか「つながり合う」とか、、、

それが、どんなにみっともないことか全く気付いていないことが何より恥ずかしい。


この地で古くから築き上げられてきた文化を無視して壊し、
よそから持ってきた物で格好をつけることの愚かさを知るべきだ。
大阪はあまりに壊し過ぎて、あまりに何でも金に換算し過ぎて、
もう昔どのような物があったのか、何が伝統か解らなくなっているのかもしれない。
「ナレッジキャピタル」というわけわかんない言葉がその性格を露わしている。
上からの、企業サイドの机上の計画で、
「人」の姿はない。
こけら落としは「銀河鉄道の夜」だそうだ。
宮沢賢治は宇宙のかなたの星で涙を流すだろう。


良き文化を育てるには努力がいる。
文化はそこで働く人や住民が育てるもの。
人々が暮らして動いて作って、地層のように積み重なって形作られた大都市「大阪」の歴史を忘れて、
高層ビルを並べて新しいとは、どんだけ古臭い感覚!
出来るのはせいぜいテーマパーク。
それでほんとうに経済の活性化などと思っているなら、なんとおめでたい!

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「大津絵」と「見事な庭園」のある「釜めし屋」さん

2013-04-26 | Weblog
ネットでたまたま見つけた比叡山麓の町大津坂本の釜めし屋さん「拾穂庵」に行ってきました。

定年後に庭の維持のために釜めしと喫茶を始めたというおじさんが、
なんともほのぼののんびり一人で何から何までやっておられます。
3代まえの親が購入したという古い神官の家で、
床はぎしぎし、柱は傾き、風で戸が開いてしまうような建物ですが、
私たちはそんな家が大好き、
一目で気に入り、釜めしが出来上がるまでの30分間、
見事な庭と部屋のあちこちの舟板に描かれた大津絵などを眺めて過ごしました。





新緑がきらきら輝いて、
春の柔らかな日差しが、よろよろした古いガラス戸に反射して
自然と一体になろうとしているかのような古い家の楽しさを存分に味わいました。

坂本といえば、なんといっても穴太(あのう)衆の見事な石積みで有名ですが、
土壁の古い家々もたくさん残っています。
また、立派なお寺(比叡山の里坊)や神社も多く、稀なたたずまいの町です。


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ウシカエルの変身!

2013-04-24 | Weblog
桜も散って4月も半ばを過ぎたというのに、寒い日が続いています。
朝9時頃、深泥池のほとりで、友人のKさんが、ウシガエルを発見。

二人でじっと見ていましたが全く動かず、瞬きもせず、置物じゃないの?
でもやっぱり本物っぽい、ということで、
生き物に詳しいNさんに来てもらったら、ひょいとつまみ上げてバケツの中へ、
するとたちまち身体を膨らませて体色も赤くなって、眼にも輝きが。
あーびっくり!

寒さで動けなくなって固まっていたらしいです。

傍の公園でもやっぱり動かないカエル(アマガエル?)を見つけました。
そのままでは踏まれてしまうので塀際の草むらまで追いやろうとするのに、
歩くのもやっとこさ、、、
はやく暖かくなってぴょんと飛べるようになれるといいね、、、
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タケノコ尽し

2013-04-22 | Weblog
たけのこは「竹」の「子」の意、そのままの可愛い名前ですが、
この「タケノコ」は「たけの親」と言いたいくらい大きくて立派です。

タケノコは究極のダイエット食品といわれますが、
2~3ヶ月もすれば8階建てのビル位の高さに伸びて竹になるし、
パンダはタケだけであんな立派な身体になるのですから、
カロリーはなくてもエネルギー(生命力)はいっぱい詰まっていそうです。
大鍋に入れようとしても入らなかったので半分に切ってぬかを一つかみ入れて湯がいて、

一晩おいて、水洗いして今度は大きな容器に入れて冷蔵庫に。

これで、タケノコ料理の準備万端、
田楽に、タケノコご飯に、タケノコのてんぷら、木の芽あえ、味噌汁、地鰹煮、若竹煮、
ベーコンで巻いて焼く、なんていうレシピもあるそうです。
さてまずは、
伝統の若竹煮、
そして千切りの大葉をまぶして天ぷらです。

そしてタケノコご飯と木の芽和え


ごちそうさま!
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「きよしこうじんさん」のピンクと緑

2013-04-20 | Weblog
4月19日は凍えるほど寒い一日でした。
さむーと言いながら自転車で出町まで行ったついでに荒神口辺りまで走りました。
そうしたら、眼の端にピンクがチラッと見えました。
自転車を止めてみれば、満開の八重桜!
もう周りの桜はすっかり散ってしまった今頃
きよしこうじんさんの八重桜は今真っ盛り。
右にモミジの緑、左に桜のピンクがそれはそれは艶やかです。
桜は本当は香りはないのですが、桜の葉の柔らかそうな色合いが桜餅を連想させて、
なんだか辺りに甘い匂いが漂っているような気がしました。





荒神さんといえば、かまどの神さま、火の用心、災難よけの神様と思っていました。
でも荒神口の清荒神は正しくは「常施無畏寺(じょうせむいじ)」と言う名の天台宗のお寺だそうです。
実際に行ってもお寺見たいで、神社みたいで、解りません。
神仏混合のその様子が古風で、小さい敷地ながら、
独特の雰囲気を醸し出しています。
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大原野で春の草摘み

2013-04-18 | Weblog
野原で、、とまでいかなくても、
公園や土手や、あぜ道や、空き地の
野の草花を摘んで花束を作るのは子どものころも、今も、大好きです。
大原野で今年はそれが出来て嬉しかった!

小鳥のさえずりとカエルの鳴き声が時折聞こえてくるだけ、
ここはまるで桃源郷!

つくしはほとんどスギナばかりになっていましたが、
春の野草がまるで標本のように揃って咲いていました。

カンサイタンポポ、ホトケノザ、レンゲ、キンポウゲ、タネツケバナ、ハルジオン、
ハルノノゲシ、ムラサキケマン、キュウリグサ、ミミナグサ、スイバ、
オドリコソウ、カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、オオイヌノフグリ、、、
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プルーン(セイヨウスモモ)の花とハナモモの花

2013-04-16 | Weblog
プルーンの木もだいぶ大きくなって、
今年はたくさん花が咲きました。
小さな白い花で花弁も細めで満開でもパラパラした印象があります。


ハナモモの花は花弁が大きく何重にも重なって毬のようでとても華やかでしたが、
殆ど散って伸びて来た緑の葉の間に、
小さな花が少しだけ残っています。
このハナモモは源平咲きと云うそうで、
所々にピンク色が混ざって咲きます。


プルーンとハナモモが、交配することって、もしかしてあるのかなー?
今は食べられる実が付かないハナモモだけど、
食べられる実がなって、プルーンにもたっぷり実がなった、
なんてことになったらいいのになー。
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『パパの電話を待ちながら』

2013-04-15 | book
セールスマンのパパは家にいる日がほとんどありません。
でも、毎晩電話でお話をしてくれます。
電話代がかかるので、とても短いお話です。
仕事がうまくいった時には少し長くなります、、、
という設定の短編集(56話)です。
9歳の時に父を亡くした著者の、父への思いが込められています。

お話はパパの思いつきのシュールな話や、
言葉遊び、数字遊び、軽いほら話や
パパの日頃の考えが凝縮されたような物語もあれば、
尻切れトンボの話や、
パパが目にしたり聞いたりしたそのままのような話もあります。
ある話はきらきらと輝き、ある話はじんわり心にしみいって。

雑誌から飛び出したネズミの話は、
、、漫画の中にいるのに飽きて飛び出したまんがネズミ、だけど、
正しく「チュー」と言えず、漫画の中の騒々しい擬音ばかり立てるので、
本当のネズミたちに嫌がられ一人ぼっちになる、、その時猫がやってくる、
驚いて逃げようとするが、なんと猫も漫画から飛び出してきた猫で、
正しく「ニャーォ」と言えず一人ぼっちだった、、、
のけもの2匹はひしと抱き合い永遠の友情を誓う、という話です。

この本は左京図書館では大人の本の外国文学(翻訳本)コーナーにあります。
勿論大人が読む本でもありますが、
子どもにも読ませたいとおもいます。

ファンタジーと現実世界がないまぜになって、
驚きと楽しさに満ちたこれらの物語を、
イタリアの子供はみんな読んでいるのでしょうか。
広い世の中を見つめる冷静な目を感じさせる優れた本です。

『パパの電話を待ちながら』
  ジャンニ ロダーリ(1920~1980)
     イタリアの作家、詩人(1970年、国際アンデルセン賞受賞)  
  内田洋子 訳
            2009年  講談社




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「法」の山のツツジ

2013-04-10 | Weblog
大文字の送り火の一つ、
「妙法」の「法」の文字が灯る松が崎の大黒さんの山に登ってきました。
小さな低い山ですが、
登れば京都の町が遥か遠くまで見渡せて、
車はプラモデルのようで、ビルは積み木のようです。
「大」の火床とは違って、金属の小さな火床が、山の斜面に置かれています。
これが遠くから見れば美しい「法」の文字に見えるというのはやはりすごい。


尾根はコバノミツバツツジの真っ盛り、
どこまでもツツジのトンネルが続いていました。


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