マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

またまた愛らしいお地蔵さん

2016-05-29 | お地蔵さん
古い町屋の多く残るこの通りは、
とりわけお地蔵さんが多い。



それらの古い家もそれぞれリニューアルされて個性的なら、
お地蔵さんも個性的ですてき!



街角でお地蔵さんを見かけると、
たちどまって覗きこみ、
いいお地蔵さんに出遭うと嬉しくなります。
このブログにも今まで随分お地蔵さんの写真を載せてきました。
もうどこにあるのか分からなくなりましたが、
見つけられたものから
お地蔵さん」のカテゴリーを作ったのでそこにまとめていこうと思います。
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アサじゃない麻

2016-05-26 | Weblog
暑がりの私は夏は麻のものをよく着ます。
でも、麻はアサだとおもっていたけれど、
麻と呼ばれる布はほとんど「アサ」ではないということを初めて知りました。
バラ目、アサ属、アサ科のアサは大麻、ヘンプ(hemp)のみ、
洋服などに表示されている「麻」は苧麻か亜麻で、
アサ科でなくて、
苧麻(ラミー)はイラクサ科、
亜麻(リネン、リンネル)はアマ科で、
アサとは全然違う植物らしいのです。


上のものは「麻」と書かれているので、
苧麻(カラムシ・イラクサ科)か亜麻(リネン、アマ科)の繊維ということだけど、
おそらく全部亜麻、リネンだと思います。

上の写真の布はたぶん苧麻、カラムシの繊維を織ったものだと思います。
灰汁だきしたり、晒したり、績んだり、たくさんの手間暇かかる工程を経て織られた古い布です。
手で糸を繋いで績んだ跡が、
独特の風合いとなって味わい深い布に仕上がっています。
こんな着物をさらっと着ていた昔の人たちの様子を
そっと覗いてみたいと思います。

ジュートと呼ばれる黄麻も
マニラ麻や 洋麻(ケナフ)もアサ科ではなく、
それぞれの地域で栽培されている、あるいは野生の植物です。


これはジュートかな?

クズ(葛)で折った葛布やフジ(藤)の藤布や
シナ(科)の科布、芭蕉で織ったバショウ布は○○麻と呼ばれなくてよかったな。
でも知らずにそれらの布を見たら、やっぱりどれもみんな麻?と思うかもしれないです。
 

上のラベルは亜麻のこと。

木綿と絹のインパクトが凄過ぎて、
他の繊維は皆「麻」ということになったのかもしれません。
古代に初めて絹に触れた人は、どんなに驚いたことでしょう。
また江戸時代に始めて木綿の着物を着た時、
始めて綿の布団に寝た時、
なんて柔らかで温かいんだろうと驚嘆したに違いありません。

タイマ(大麻)の繊維は日本では縄文時代からずーっと利用されてきたそうです。
日本の大麻は外国の大麻に比べ精神作用が少ないものの
大麻の畑で長時間作業をしているとあさよい(麻酔い)すると言って嫌ったそうです。
なぜ文化の違いがおこるのか、おもしろいところです。

上の糸は店でヘンプと書いてあったので、
おそらくこれはタイマ(大麻)本物のアサ科のアサの繊維なのかな?

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ブラシノキ(フトモモ科)

2016-05-23 | 自然

高い塀の向こうに鮮やかな花が咲いているのが見えた。
あれは、ブラシノキではないだろうか?
花序の先に枝が伸びている!

ブラシノキといえば、
実が幹にへばりついて付き、
森林火災などがあると開いて種子が飛び出すというあの木。
高いブロック塀の上にこぼれる赤い花を見るのが精一杯、
きれいだな。

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綿毛と

2016-05-20 | 自然
オニタビラコの花が少しずつ綿毛になって散っていく。


ノゲシの綿毛はとても柔らかくて細くてふわふわ。


ドクダミの蕾のこの形、色!


イタリアンパセリも花が咲いた。
よく見ればアリや小さな虫が…


カラスノエンドウは名の通り豆が黒くなった。


季節は夏に向かっていちもくさん、
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あかちゃん

2016-05-18 | Weblog
20数年ぶりに我家に赤ちゃんがやってきました。
息子がお父さんになりました。
息子夫婦と赤ちゃんと1ヶ月位一緒に暮らす予定です。

今は大人になった娘が生れた時のことを思い出しました。
産院で、生れたばかりの娘をずっと見つめ続けていたら、
ドアを開けて入って来た大人が巨人に見えてビックリ。
次々入ってくる人の顔が巨大に見えました。

それにしても人間の赤ちゃんはなんて無防備なのでしょう。
お猿さんのように手でしっかりしがみつくこともできず、
もちろん立つこともできず、
身体を守るための毛も無くて、
出来るのは泣くこととおっぱいを吸うことだけ。
生れて直ぐにおっぱいをさがしてくわえて吸い始めるのを見ると、
哺乳類だなーと思います。
でも、泣いて自分の存在を周りに(母親に)知らせることと、
自分で口から栄養を取り込むことが出来る。
そして新生児微笑!
大いなる生命の陰謀かもしれません。

この子が大きくなる頃、世界はどうなっているのでしょう。
虚無と絶望に押しつぶされそうになるけれど、
時折垣間見える希望の光が、
いつかもっと力強く、大きくなることを願うばかりです。

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最低賃金

2016-05-15 | Weblog

命がけで公開されたパナマ文書。
政府と大企業は、国民には重税をかけて、
自分たちだけは税逃がれをしていることが一目瞭然だ。
 
 なのに、
新聞を見てもテレビを見ても、全く静か。
どうなっているの?
マスコミも結託しているから、ということだろうけど、
それにしてもひどい!

アメリカの選挙のことでも、
トランプとクリントンばっかり
バーニー・サンダースへの支持の高まりや
サンダースの素晴らしい演説については書かない。
なにが中立だ!、笑える!
日本はすごい、が大好きで、
外国人が日本のこんな所に感心している、とあれこれ探して来ては喜んでいる。
なさけないほど無知。
井の中の蛙。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最低賃金 693円 平均 801円 ◆ 日本

最低賃金 1312円 平均 1562円 ◆ フランス
最低賃金 1176円 平均 1414円 ◆ オランダ
最低賃金 1245円 平均 1483円 ◆ ベルギー
最低賃金 1160円 平均 1382円 ◆ ドイツ
最低賃金 1245円 平均 1350円 ◆ イギリス (2020年までに1728円に)
最低賃金 1382円 平均 1407円 ◆ アイルランド
最低賃金 1534円 平均 1909円 ◆ オーストラリア
最低賃金 1180円 平均 1500円 ◆ ニュージーランド
最低賃金 1312円 平均 1648円 ◆ モナコ
最低賃金 1329円 平均 1583円 ◆ サンマリノ
最低賃金 1518円 平均 1808円 ◆ ルクセンブルク
最低賃金 1917円 ◆ デンマーク
最低賃金 1130円 ◆ カナダ
最低賃金 1072円 ◆ アメリカ NY (2018年から 1850円)
最低賃金 1287円 ◆ アメリカ ワシントンDC (2020年から 1850円)
最低賃金 1348円 ◆ アメリカ シアトル (2017年から 1850円)
最低賃金 1502円 ◆ アメリカ カリフォルニア州
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庭を覆い尽す雑草

2016-05-14 | 自然
日が降り注ぎ気持ちのいい日が続くと、
肩の痛みも少しやわらぎ、身体が伸びるような気がします。
ダンゴムシがもこもこ、羽虫もぶんぶん、
虫も、草花も人も、皆同じだなと思います。
とはいうものの、
庭の雑草の伸び方は半端じゃない。
今や、小さな庭の端から端まで覆い尽くそうとしています。
特に多いのはツルニチニチソウ、ジュウヤク(ドクダミ)です。
数本植えたスナップエンドウも少し収穫しましたが、
(山芋のつるが絡みついています)

カラスノエンドウの勢いにはかないません。

カラスノエンドウの豆で笛をつくって、
ピーピー鳴らしながら、
ちょっとだけ草引きをしましたが…
(洗濯物が草に触れてしまうので)
草だらけの庭でいいのですが、
問題は「蚊」
蚊が増えるのが困るのです。
蜻蛉やーぃ!
どこにいるの?
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スーパーおばあちゃん・塔本シスコ

2016-05-09 | book
「塔本シスコ」さんを紹介したいと思います。
1913年(大正2)生れ、熊本の貧しい半農半漁の家に生れ、
尋常小学校4年で家計を助けるために退学し労働を続け、
20歳で結婚、2人の子供を産み育て、
やっと一息つけるかと思った矢先、
夫が事故死、自らも脳溢血で倒れます。
半身まひが残る中、
石を掘ることに挑んでいます。
一方、絵描きを志していた息子賢一は、
就職のために大阪に出ていきます。
そして結婚し、美術教室をしながら暮らしていました。
その息子が久し振りに帰省した時に見たものは、
自分が一生懸命描いたキャンバスの絵を掻き取って描いた
母シスコの絵だったのです。
息子の賢一は驚くと同時に、
母シスコの大きな絵を描きたいという事実に圧倒され
大阪の自宅(団地)に呼びよせるのです。
その団地の4畳半の部屋で、シスコは頭の中に浮かぶもの、見えるもの
ありとあらゆるものを絵にしていきます。
大きな絵を描く時はキャンバスを団地の壁に立てかけて描いたそうです。

(学校の帰りに大きな蛇に追いかけられた)

(晩白柚、ザボン、ザクロ、マンゴーなど)
花も木も猫も鳥も虫も人も全て同等の命あるものとして、
シスコの感じるままに描かれ輝いています。
81歳の時に大規模な個展が開かれ、ここからアクセル全開、
貧血や認知症になっても、その情熱は衰えず、
92歳で亡くなるまで、
チラシやダンボールやカレンダーやあらゆるものに、絵を描き続けたそうです。

(4年生の時の遠足の思い出、ノウリに焼きついて忘れ難く、74歳で絵に仕上げる)
花も木も猫も鳥も虫も人も全て同等の命あるものとして描くシスコの絵に圧倒されます。

(秋の庭)

(野外彫刻展を見に行く、の一部)
〔シスコは本名、サンフランシスコ行きを夢見ていた父親が名付けたそうです。〕
『塔本シスコ・絵の手帖』
コロナ・ブックス、平凡社 2015年

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
昨日、自転車で走っていると、ちらとこちらを見る視線を感じました。
道路脇のお地蔵さんでした。
シスコの描く顔に見えました。
それでこの記事を書こうと思ったのです。








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カラタチ(枳殻)

2016-05-03 | 自然
カラタチのことを書いていて、
そうだ今頃花が咲いているかもしれないと思ったので、
早速、カラタチの垣根のあるお寺まで行ってきました。
残念ながら花はもう終っていました。


花の後に葉が出ます。
きれいな三つ葉です。
そして、若いトゲも!


もう可愛い実が付いている枝もありました。


カラタチの茂みの中はこんな感じ、
やっぱ鉄条網よりすごい!

(広大な庭園にお堂や茶室が点在する東本願寺の飛び地境内「渉成園」は
周囲にカラタチ(枳殻)が植えてあったことから、
「枳殻邸」(きこくてい)と呼ばれていますが、
河原町通りから見る限り、カラタチは見当たりません。)

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摘み草

2016-05-01 | 自然
自転車で近所を走れば、
あちこちの家の塀から
白やピンクや黄色の大小のバラの花がこぼれんばかりに咲いているのが目につきます。

西洋でバラの垣根が多いのは、
美しいからといより、バラの持つトゲのためだったかもしれないと思います。
小動物にとって、密集したバラの茂みを通り抜けるのは容易なことではありません。
人にとってもいばら姫、眠り姫の物語の通り、
バラの垣根は要塞の役目を担っていたのではないでしょうか。
日本ではなんといってもカラタチ、
鉄条網が出来るまで、カラタチに勝る柵はなかったと思います。

でもとにかく、バラは華やかで美しい、香りも素晴らしい。
でも…
春になって道端や草むらの雑草に花が咲くと、

我家の娘、昔娘だった二人の計3人は
それらの花を摘まずにいられないのです。
雑草の愛らしい小さな花たちがたまらなく好きです。

クローバの咲く草はらをみかけると、
座り込んでクローバの花の香りに包まれて
四つ葉を探したくなる気持をぐっと抑えて通り過ぎるのです。

ヨモギ摘みにも行きたいなー、
河原にいっぱいあるけど、
犬の散歩があまりに多い場所なので、
摘んでもヨモギ団子にして食べるわけには行きません。
とても残念。




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