マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

穴の開いた梵鐘

2017-09-28 | Weblog
伏見のにぎやかなアーケード商店街、大手筋通、
今まで何度も歩いていて気がつかなかったのだけど、
ふと、吸い寄せられたような気がして見てみれば、
お寺がありました。
「福昌山本教寺」とあります。
大きなお寺ではありませんが、
秀吉ゆかりの古いお寺だそうです。

山門の屋根上の、草がいい感じ、
と思いながらじっくり見れば、
鬼瓦の様子も面白い。
全然怖くない…


鐘楼があります。
撞木(しゅもく)は棕櫚でしょうか?
まっすぐで軟らかい棕櫚は撞木によく使われるそうです。
そのためにお寺に棕櫚を植えることも多いそうです。

鐘に小さな穴がいくつも開いていました。
これは何だろう?

音の響きに関係するのかな~?

と思いながら帰ってネットで調べてみたら、
なんと、戦時中、供出された時に、
鐘の成分を調べるために開けられた穴なのだそうです。

錫などの含有量が調べられ、
大砲や鉄砲の玉などにすぐに利用できるものから順次溶かされていったそうです。
今も残る小さな穴は、
間一髪で破壊を免れ、
戦後、探し出されて、
無事に元のところに帰った釣鐘の歴史を物語っています。

鐘や門ばかり見ていて、
本堂の写真を撮るのを忘れてしまいました。

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彼岸花

2017-09-26 | 自然
暦どうりに咲くヒガンバナ、
花がぱっと咲いてから気がつきます。
森や土手や空き地や公園に、
ああ去年もここら辺に咲いていたな・・・




線路沿いのヒガンバナ、

我が家の庭では、ある年から急に白い彼岸花が咲くようになりました。

白い壁に白い彼岸花!
失敗写真の見本
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いもむし

2017-09-23 | 自然
庭から家に入る時に、
ふと見上げたヤマノイモの蔓、

虫食いだらけ、なんて思いながら見ていたら、
枯れ葉が丸まっているにしては違うような、
ちょっと違和感を感じるものが、
家の中から椅子を持ち出して、
蔓を引っ張って、
眼を近づければ、
大きなスズメガの幼虫。
約8センチくらい、

(左が頭、尾に角がある)
写真にとって拡大してみたら、
きれいな模様です。

スズメガの仲間の多くは、
終齢になると、地面に潜って蛹になるそうです。

こんな枝先から、
今度は地面にまで、
えっちらおっちら降りて、
柔らかな体で、
どうやって固い土の中に潜り込むのか、
蛹になって、羽化するまでの道のりはまだ遠い。
無事に蛾になって、飛び回れるようになりますように。

どんな小さな虫もそんな風にして生まれ、
命をつないで生きている。
そして地球は生命にあふれている!

庭には、アケビの蔓も伸びてるんだけど、
「アケビコノハ」の幼虫を見たいな、
成虫は見たことがあるんだけれど、
まだ幼虫を見たことがない、
いないかなー。
(成虫もビックリな姿ですが、幼虫はさらにビックリな姿らしい。)


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大きすぎる !  宝物 4

2017-09-20 | Weblog
我が家にはナガモチがあります。
「♪ ターンス、ナガモチ、あの子が欲しい~🎵」のナガモチです。
「花一匁・はないちもんめ」のこの歌は、
「人買い」の様子を歌ったものだといわれています。
女の子(花)を花になぞらえています。
子どもが花のように、軽く安く売り買いされた時があったのです。

そんな悲しい歌とはつゆしらず、子どものころ、
友達と大きな声で歌いながら、楽しく遊びました。
歌いながら、いったいどういう意味だろうと不思議な気持ちではありました。

黒い塗りのでかい箱です。
長さ154センチ、高さと幅が63センチくらい、
全体を写真に撮ることができないくらい大きい。
(上の写真は中央部分。)
移動にはひもをかけ、竿を通して、前後で肩に担いで運んだと思われますが、
何を入れていたのでしょう?
今は雛人形や5月人形や子どもたちが小さかった頃の玩具などが入れてあります。
これをどうするか?

そして今悩んでいるのが古いピアノ、
本当に古くて、おそらく150年~200年くらい前のイギリス製のピアノです。
ホンキートンクな音で、
私も子どもたちもこのピアノに小さい時から親しんできたのですが、
音がすぐに狂うようになってしまいました。
最近のヤマハのピアノなどに比べてもずいぶん重く、
僅かな移動もままなりません。
現在のピアノとはハンマーと弦の構造などが違うそうです。
調律ができて、このピアノの音色を好きな人が貰ってくれると嬉しいのだけど。
古いジャズを弾くと味わいがあります。

(ロンドン製のようですが、
メーカーの名などをネットで検索しても見つけらないピアノです。)

ピアノの蓋は譜面立てを横にスライドして開けます。
母の実家にあったピアノは戦争の時に供出してしまったのですが、
戦後、そのピアノにそっくりなピアノを母の弟が中古楽器店で見つけ、
新品のピアノに比べてずいぶん安かったのも嬉しく、
母がローン(月賦)で買い求めた、といういわれがあります。
ランプが付いていた穴が、正面の左右にあります。

引っ越しをするたびにあちこち傷がついて、
飾りも欠けたりしてしまいました。
形も色も音も、大好きだったピアノですが、
そろそろ潮時かなと思っています。









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小出裕章氏のメッセージ

2017-09-18 | Weblog


字が小さいので読みにくいですが、
同意し拡散したいと思います。
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トンボ

2017-09-16 | Weblog
すいーと蜻蛉がとぶ、
目の前を横切って、
たちまちどこへ行ったのか見えなくなります。

庭で、赤とんぼの仲間だけれど、
赤くならないノシメトンボ?、コノシメトンボ?(熨斗目蜻蛉)
を、一昨日も昨日も今日も見かけました。
きれいな羽だなー。
(やっと撮れたのに、背景がごちゃごちゃで残念…)
それにしても、この羽模様の特徴から、
熨斗目なんていう名前を付けた人は、センスあるなあ。

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宝物 3

2017-09-15 | Weblog
押し入れや箪笥の整理をしていると、
旧い鰐革のクラッチバッグとか、
煙草入れとか、矢立てとか
カメラとか、柱時計とか、
それらは、やはり捨てられません。
梱包して持っていくことにします。
そして柱時計は、また柱にぶら下げたいです。
「きりりきり」とぜんまいを捲いて
「ボーンボーン」という音を聞きたいと思っています。

それから子どもたちが私や夫の誕生日にくれた工作物や
つたない文字や絵が添えられた小さなカード、
これらは捨てられません。

悩むものも大量にあります。
草花の絵が得意な曾祖母と、
書の得意な曽祖父が描いた色紙や掛け軸とか、
立派な表装をして、特注の木箱に入れてあるので、
今もきれいですが・・・
その曾祖父の描いた百人一首もあります。
上の句も下の句のも、文字だけの札です。
こちらの方も箱入りですが、
紐や上の2~3枚は虫に食われて文字もよくみえません。
これも、曾祖父の自慢の1品だったのかも知れませんが、
おそらく、誰もいらない、
ということで私のところにやってきた品々です。
何枚か写真に記録して、廃棄しようと思います。

箪笥の底から出てきた1枚の紙、
昔、父の軽自動車を入れるために、
近所の大工さんに入口の土間のところを直してもらった時の(たぶん?)請求書です。
2日半の仕事で、
二人の大工さんにやってもらったみたいです。
大工さんの日当900円、
工事代総計5,270円!
最後にの署名とハンコが押してありますが、
日付が書いてないのが残念。
この書付は、荷物にもならないので、とって置くことにしましょう。



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宝物、2

2017-09-12 | Weblog
過去に何度も引っ越しを繰り返しているうちに、
河山の鉱石は、握りこぶし大のこの1個だけになりました。
私が生まれた山の中の鉱山の村で産出していた黄銅鉱です。
(黄鉄鉱や磁鉄鉱なども持っていたのですが…)
銅以外にもいろいろな鉱物が含まれています。

中国山地の小さな村の、
農家の馬小屋を改造した所を両親は間借りしていました。
そこで私は生まれました。
その頃、山にはハーモニカ長屋と呼ばれる、
鉱山労働者の社宅が建ち始め、
やがて鉄筋コンクリートの3階建てのアパートも建って、
当時はとてもモダンだったそのアパートでも数年暮らしました。
キッチンカウンターがあり、ダストシュートがあり、
水洗トイレでした。

父は選鉱場で鉱石から銅を取り出す方法などの研究、
開発をしていましたが、結核に罹患し、
その後、のべ5年間の療養生活を強いられました。

村には商店や旅館も出来て、
トラックが土煙を立てて行きかい、
各地から集まった労働者でにぎわっていました。

父は2度の入院と手術をして、
何とか健康を取り戻して退院し、
今度は岩国の石油コンビナートで働き始めたのですが、
その頃には、会社は河山鉱山の鉱石のめぼしいものをとりつくし、
河山鉱山から撤退をはじめました。
働いていた人はまた日本中のあちこちに散っていき、
鉱山の施設は草に埋もれていったのです。
何という短い期間の事でしょう。

企業の思惑に振り回された山村の人々の暮らしのことを思うと、
何とも言いようがありません。

石炭から石油への変換はまたもっと大規模で、
名地の町や村、多くの人を巻き込んで、
すさまじい犠牲を伴いました。

(上は赤鉄鉱・小さな鉱物標本)

これらの石から、銅や鉛や鉄を取り出し、
様々なものに加工し、
ある時は武器や鉄砲の玉にした。
誰がそんなことを思いついたのか、
そしてその知恵の伝搬の速さには驚きます。
海を隔てた、南北アメリカ大陸の先住民や
オーストラリアの人々は必要としなかった、伝わらなかった、
そのこともまた大きな驚きです。

(上は方鉛鉱・小さな鉱物標本)



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宝物だらけ

2017-09-10 | Weblog
迫る引っ越しに向けて、
片付けをしなくてはと思うものの
いっこうに進みません。
押し入れも、
引き出しの中も「宝物」だらけ。

金銀財宝ではないけれど、
私には全部宝物。

小箱が好き!

中には自分で作った小物などが詰め込んであります。
箱は木箱、寄木細工や、麦わら細工、
皮の箱、押絵の箱など。
今となっては本当に宝になりそうなものも入っています。
(曽祖母の鼈甲の簪や笄や櫛)


人形も好き!
木製の物、陶器の物、布製の物、粘土製のもの、
日本各地の人形、外国の人形など

持っている人形全部を並べてみたことはありませんが、
相当数になると思います。

袋が好き、
自分で作ったものや、
一目ぼれで買った物など、
捨てるに捨てられない袋が
たーくさん。

壺が好き、
お皿が好き、
紙が好き、
石も好き、
貝殻が好き、
・・・・

うわ~っ、どうしよう、
宝物がいっぱい。
どんな風に片づけていけばいいのか!?



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季節は巡る

2017-09-07 | 自然
寒い寒い、早く暖かくならないかなー、
と、毎日毎日言っていたら、
ある日突然暑い~
それから、毎日暑い暑い、
まだ暑い、といっていたのはつい昨日の事、

たまに通る道の並木の葉っぱが・・・
いつの間にかこんな風になっていました。

気がつけば蝉の声が聞こえなくなり、
草の穂が黄色くなって頭を垂れ、
虫の合唱が昼も夜も。
森のコノハズクは遠い南の国へ旅立つ準備をしていることでしょう。
スーパーで新米を買ってきました。

こんなふうに季節の移り変わりを楽しむことができる幸せを思います。
あと10年生きるならあと10回、
あと20年生きるなら20回の四季を、

めぐる季節は、しかし、
毎年違うリズムをとり、
毎年違うメロディーを奏で、
聴いたことのない形をくりひろげ、
見たことのない色をぶちまけます。
今年の秋はどんな音と色を見ることができるのか、
楽しみです。




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