マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

マコンデ美術館・タンザニア(アフリカ)の木彫

2024-05-29 | Weblog

雨降りで、外の作業が出来ないので、

以前から気になっていた伊勢にある「マコンデ美術館」へ行ってきました。

↑ 入場券(左)は抽象的な作品「涙」です

東アフリカの中央部に位置するタンザニアはインド洋に面し、日本の2,5倍以上の面積で、

古来からアラブ諸国との交流も盛んだったそうです(ザンジバル島)

今もゾウやライオンやヒョウ、サイ、ヌーなどが棲む自然が豊かな所です。

植民地時代を経て現在、自分たちのアイデンティティを確かめつつ、

ゆっくりと着実に歩みを進めているように見えます。

イスラム教とキリスト教と土着の宗教と、ほぼ同じくらいの比率だそうです。

そのタンザニアの高原、マコンデは彫刻が盛んな所だそうです。

マコンデ彫刻に使われているのはアフリカ黒檀の木。

外側が白く、心材が真っ黒で、緻密で堅く、その特徴を生かした彫刻が見事です。

まるで日本の仏像を思わせるようなものや、

針のように細い手足の細密な精霊たち、シュールな人や獣の姿、

病気や飢餓に苦しむ人々をリアルに表現した彫刻。

現代的な抽象表現の作品、動物・・・

(↑ 絵葉書をスキャン)

見上げるような巨大なものや、手のひらに乗る小さなものまで

圧倒的な作品群でした。

これらの作品は、最初は、イギリスなどが高級家具として利用するために切り倒した黒檀の木の端材を使って作ったものだったそうです。

どの作品にも、創作のエネルギーが溢れています。

平面作品(絵画と染色)の展示もありました。

彫刻作品は写真撮影自由でしたが、絵画は撮影禁止でした。

下はチラシをスキャンしたものです。

 

子どもの頃、アフリカやアマゾンの探検記を夢中になって読みました。

その頃からは、アフリカも中南米も大きく変わり、力をつけ今も動き続けています。

日本のマスコミの情報はアメリカ合衆国とせいぜいイギリス、ちょこっとフランス、ドイツ・・・、

広い世界の他の地域のことは、アメリカの目を通してみる「歪な報道」ばかり、

何も見ずに知らずに「ニッポンすごい」と鳴く井の中の蛙。

いつの間にか日本は世界から取り残されている気がします。

 

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ジャガイモの実

2024-05-28 | 自然

花の終ったジャガイモが、雑草の中に埋もれてしまいました。

少しづつ草引きをしています。

草もいろいろ、根がまっすぐに深く伸びているもの、

土を沢山掴んでいるもの、根元にまで鋭いトゲがあるものなど、

抜いているうちにそれぞれの雑草の特徴が分かってきます。

ジャガイモの茎は随分太くなっていますが、

意外に弾力が無く、うっかり曲げるとぽきんと折れてしまうので注意が必要です。

実がたくさんなっていたので、切り取りました。

ジャガイモの実は未熟なミニトマトにそっくりですが、有毒物質ソラニンが含まれています。

( ↑ カッターで切ってみました)

ジャガイモの芽や、ジャガイモを明るい所に置いて緑色になった部分にも同様の成分が含まれています。

ジャガイモにしてみれば、デンプンをタップリ含んだ芋を、鳥や獣から守るため・・・

この実が熟したら種を取り、それを撒けばジャガイモが出来るそうですが、

熟した実を見たことがありません。

トマトのように赤くなるのでしょうか?

芋は土の下、見えません。

もうすぐ葉が枯れてきたら芋の収穫です。

いい芋がいっぱい穫れるといいな。

 

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花は咲いても・・・

2024-05-25 | 自然

春の始めに2本の梅の木にたくさん花が咲きましたが、残念なことに実が殆ど成っていません。

去年は、まあまあ穫れて梅干を作ったのですが、どうしてでしょう?

スモモも、プルーンも、初めて沢山花が咲いたので期待していたのに・・・

花が咲いても実が生るとは限らない、のですね・・・

グミも沢山花が咲いたのに・・・

( ↑ 満開のグミの花)

ほんの数個成った実は鳥たちがあという間に啄ばんでしまいました。

今ブラックベリーの花が次々咲き始めています、今年こそ美味しい実がたくさんとれますように!

 

ぶつぶつに伐ったり、移動したりして、随分痛めつけたサツキが、

けなげにも、元気に赤や白やピンクの花を咲かせています。

冬に種を蒔いた、草花も育って、順番に咲き始めています。

( ↑ ヤグルマソウの蜜を吸うイチモンジセセリ)

小さな小さな芽が地面から顔を出し、ほんの少しずつ、でも毎日確実に育っていくのを見るのはとても楽しい。

庭に座ってずっと見ていたい気持ちですが、

「蚊」が!

とうとう「蚊」の季節になりました・・・

 

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「山」の文字が無い

2024-05-23 | 自然

私が住んでいる町には、地図上に「山」の文字が見つかりません。

隣の市町との境に「大仏山公園」があり、ここに「山」の文字があります。

標高53メートル、とても山とは言えないかもしれませんが・・・広い平野の中で島のようです。

地図上で、町で一番高い所は?と探すと、

117メートルの場所が一番高いようだけれど名前は表記されていません。

大仏山以外、地図上(Google、yahoo)に「山」の文字がないのです。

この正面の丘?山?(標高40~50メートルくらい)では

縄文遺跡やさらには室町時代の城跡などが見つかっています。

(砦跡は草や竹やぶに覆われ近付くことができません。)

昭和の中頃までは、薪を取ったり、あるいはウサギを捕ったり、

里山として利用されていました。

頂上付近には「氏神様」が祀ってあって

毎日八基の灯篭に燈明がともされます。(3ヵ月に1回当番が回ってくる)

小さなお寺やお墓もあり、

その周辺は掃除も行き届いていて山の名前は無いけれど、

地元の住民にとっては大切な場所です。

 

日本では、何メートル以上は山、それ以下は丘、などの定義は無いそうです。

(沼地や山や谷を、星が丘でも希望が丘でも夢見平でも、何と名付けても構わない・・・)

 

思い出すのは、むかーし見た映画「ウエールズの山」です。

ウエールズの小さな村に2人の測量士がやってくることになりました。

もし村の人が大切にしている「○○山」が高さ305メートル以下なら「山」という名は地図上から抹消され「◯◯丘」になる、

どうやら「山」と表示するには6メートル足りないらしい、と聞かされた村人たちは、

何としても「山」を守ろうと、

あの手この手で、測量士を騙したり誘惑したり・・・さらにはバケツや袋に土を入れて山の上に運んで少しでも高くしようと頑張るのですが、

雨で盛り土が流れたり・・・いろいろあって、

もちろんラストはハッピーエンド、楽しい映画でした。

 

わが家の裏山にも呼び名、ニックネームのようなのが欲しいのだけど。

それともあるのでしょうか?

 

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テイカカズラ

2024-05-21 | 自然

良い香りが漂ってきたので、見回したら、

フェンスに定家葛(テイカカズラ)が絡みついて、白い花が咲いていました。

↑ ガガンボが蜜を吸っている。

藤原定家の伝説にちなむ風雅な名がついたこの植物は、

木でも岩にでもくっついてどんどん伸びていく丈夫な常緑の蔓性の木です。

今はビルの壁面などにも利用されていますが、キョウチクトウ科で「毒」があります。

(ガガンボは大丈夫なのかな)

同じ時期によく似た白い花を咲かせるジャスミンはモクセイ科。

ジャスミンには毒は無くて、古くからお茶や香料に利用されています。

園芸店やホームセンターに「スター・ジャスミン」の名で売られているのは、

モクセイ科ではなく、キョウチクトウカの科のテイカカズラの仲間なので、毒がある。

テイカカズラよりスタージャスミンと名付けた方が売れるだろうと付けられた?のかもしれません。

詐欺っぽい名前・・・

 

蔓性の植物の種類もとても多くて繁殖力がすごい。

この家、そんなに古くない家のようにみえるけれど、

すっかり蔓草に覆われています。室内も蔓草でいっぱいかもしれません。

放置されてからどれくらい経ったのでしょう?

 

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オケラ・螻蛄

2024-05-19 | 自然

夕方になるとオケラがジィ~~~~と鳴いているのが聞こえてきます。

写真は先日「枝豆」の苗を植えつけていた時に見つけたオケラ

(ピンボケ・・・肝心の前足が見えない・・・すみません・・・)

あっという間に土の下にもぐってしまいました。

今度見つけたら、捕まえてもっとしっかり見たい!

オケラについて、ウキペディアを見ていたら、

オケラとモグラは、昆虫と哺乳類なので全く違う動物だけど似ている、という記述があって面白いと思いました。

 

穴掘りに特化した前足、ビロード状の細かな体毛は汚れが付きにくい、

さらに運動量、代謝量が膨大であるため、水分不足、飢餓に大変弱い。

水分が得られないと一晩程度で死んでしまう、などの点が、

「モグラ」と「オケラ」の共通点だそうです。

でももちろんオケラは昆虫なので、モグラと違って、翅もあって飛ぶことも出来るそうです。

泳ぐことも出来るそうです。

けれども、どうやら、とても弱い!

潜っても、飛んでも、泳いでも、鳥や昆虫や獣の餌になってしまうようです。

でも、ちゃんと今日も生きている所が素晴らしい。

自然界では、強い者が本当に強い、とは限らない・・・

 

無数の動物や植物が、複雑に絡み合って、バランスが取れている。

オケラもヒトもその一員に過ぎないと思います。

けれど、いつかそのバランスが壊れる時が来るのかもしれません。

 

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キンレンカとスイトピー

2024-05-18 | 自然

キンレンカ(金蓮花・種を蒔いたのは3月頃)がとても元気がいい。

深紅や黄色やオレンジ色の花が咲いています。

キンレンカ(ナスタチウム)はハーブの仲間なのだそうです。

花も実も葉も食べられるそうです。サラダや薬味などにするそうです。

葉はクレソンに似た風味だそうです。クレソン好きだから、試してみてもいいかもしれない。

じっくり見ると面白い花です。

↑ 横から見ると、長い蜜壺が見えます。

虫を誘う仕掛けも手が込んでいます。甘い香りもあります。

小さなアブやハチが潜り込んでいるのを見かけますが、

蜜まで届いているのでしょうか?

 

キンレンカの横のスイトピーは去年と同じダイソーの種だけど、

少し日当たりが悪いせいか、

今年は少し貧弱、それでも少しづつ咲き始めました。

その見慣れたスイトピーも不思議な花。

雌しべも雄しべも見当たりません、それなのに毎年花の後に、たくさん豆(種)がぶらさがります。

じつは雄しべも雌しべも、どちらも舟形の矢印の所に入っていて、自家受粉で種が出来るそうです。

スイトピー栽培農家では、花をゆすって受粉を促進するそうです。

今年は私も種を取ろう。

キンレンカの種もとって撒こう。

そうしたら来年はもっといっぱい花が咲くかもしれない!

 

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残念!無残なキャベツ、ブロッコリー

2024-05-16 | 自然

誰かが「春先のスズメは可愛いけれど、

米が実る頃のスズメ程、憎いものは無い・・・」と書いていました。

まったく! ヒラヒラ飛ぶチョウチョは可愛いけれど、

キャベツにやって来るチョウチョは憎たらしい・・・

(米つくりとは比較にはなりませんが・・・)

キャベツとブロッコリーの苗を2株づつ植えて、

キャベツの中心が丸くなり始めた頃、アオムシに気付いて、

アオムシを取り去り、慌ててネットを張りましたが、

時すでに遅し・・・

キャベツやブロッコリーの成長と共にアオムシたちも増えて成長して

こんなことに・・・悲しい・・・

たくさん植えていなくてよかった・・・

来期は、苗の段階からネットを張ること!

 

小さなレモンの木にナミアゲハの幼虫を見つけました。

隣りに大きな夏ミカンの木があるのになぜここに?

パックの中に移動、夏ミカンの葉を入れて暫く観察することにしました。

2日後、黒い皮を脱いで鮮やかな緑色になりました。

 

 

 

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田んぼと麦畑

2024-05-15 | 自然

夕方スーパーからの帰り道、

雨が上がったようです。

田んぼの中のいつも曲がるところを曲がらずに、

そのまま走って隣の村へ、

その村も抜けると、

広い麦畑が続いていました。

車から降りると寒い・・・

明日はきっといい天気。

 

 

 

 

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小さな蝶々

2024-05-14 | 自然

アゲハチョウとセセリチョウは

空を横切るオオサギ(しらさぎ)とスズメくらい違う。

以前は殆ど目に入らなかった。

けれど、今は、結構好きです。

翅が小さく、胴が太く、目が大きくて、

触角がカーブしています。

↑ チャバネセセリの仲間?

チャーミングです。

目的の花に素早く飛んで来て、またサッと飛び去ります。

でも、下のチョウは他のセセリチョウとちょっと違う。

翅を開いて止まる。

↑ ダイミョウセセリ(関西型)

           ***

ジャガイモの花が沢山咲きました。

去年ジャガイモは全滅でした。

今年は期待が膨らみます。

 

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