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マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

師走の街中で

2016-12-29 | Weblog
さっき日が照っていた、とおもったら
雨が降っていた。
雨が止んだので、
自転車で外に出たら雪がちらついていた・・・
でもとにかく外に出て見れば、
何となくみんな忙しそうにしています。
表を掃除したり、窓を磨いたり、
戸を拭いたり、車を洗ったり、
近所のそんな様子を見られるのも師走ならではで、いいもんです。
私もささっとお風呂の掃除をして、
窓ガラスの気になる所だけを拭いて、
お正月の料理に何か足りないものは無いかチェックして、
(元日は8人くらい集まる予定です。)
お正月までの段取りを頭の中にメモして、
なんとかなるだろうと勝手に考えて、
パンを焼きつつ、読みかけの本を広げています。
読みたい本が手元にないと、落ち着きませんが、
図書館でたっぷり借りてきているので安心です。

いつものように自転車に乗って買い物に、
ちょっと遠くまで。

煙突を見ると写真を撮りたくなります。
この煙突はお風呂屋さんではなくて、
西陣の染色工場の立派な煙突です。
蔵造りの建物の横に設置されていました。
この煙突が今も使われているかどうか分かりませんでした。


神社の横の空き地の
1本の夏ミカンの木、
ミカンが落ちていました。
雲り空の下で、たった一個のミカンの存在感はたいしたもんです。


昔のガラス戸は、
ガラスの保護のために
細いのや太いのや、
木の桟が入れてあって、
凸凹しています。
それが、デザインにメリハリとリズムを与え、
建物全体に温かさを作りだしているように思います。
(大学の寮?)

コンクリート打ちっぱなし、
つるりとした無機的なビルが
かつてはモダンだと言われましたが、
今では、街の中で、却って重くて、暗く、
流行遅れの印象です。
流行というものはそういうものなのでしょう。
真価は、時に晒されて、
見えてくるものなのかもしれません。


「あかさたや、川元運送」コピーもユーモアがあって、
デザインも良くできています!
道行く人を微笑ませてくれます。


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「ローストチキン」を食べて思ったこと

2016-12-27 | グルメ
今年も丸鶏を焼きました。
大きいのは天火に入らないので、
中間サイズのものを買ってきて、
塩、胡椒、ローズマリー、オリーブオイルをまぶして、
3時間位冷蔵庫に寝かせておきます。
その間に中に詰める物を用意します。
鳥レバー、マッシュルーム、タマネギ、セロリ
ニンニク、を炒め、
栗を入れて、さらにフランスパンを加え、
ワインを少し入れて、塩コショウなどで味をつけ煮詰めます。
冷めたら、鳥のお腹にぎっしりと詰めて、
1時間位焼くと出来上がり。
皮はパリッと中はジューシィに、
うまく焼けました。
栗とレバーは絶妙のとり合せです。
とても美味しかったです。
(切って食べ始めたら写真を撮るのを忘れました。)
鶏さんありがとう。
そしてニワトリを飼い、
ニワトリを絞め、血を抜き、内臓を抜き、
羽を抜いてきれいにしてくれた誰かに感謝です。

同じ日の昼間、知人に送るために、
漬け物を買いに行ったのですが、
老舗の漬け物店で、
「すぐき」一個がこの丸鶏一羽より高かったのです。
いつも、「すぐき」は高いけど、こんなもんだと思って買っていました。
でも、いろいろ考えていたら、
段々腹が立ってきました。
一羽の鶏が、握りこぶしくらいの蕪の漬けもの1個より安いなんて!
お金とはそういうもの、
ブランド、とはそういうものだと、分かっていても奇妙な気持ちになりました。
ニワトリさんに申し訳ないです。

世界は矛盾だらけ、
しかも、複雑に絡み合っています。

でも有名漬物店には行きたくなくなりました。


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『科学の子』の幻影

2016-12-24 | Weblog

(写真はすべてS33年出版の本から)
フクシマの苦しみを眼の前にしても、
負の遺産ばかりが膨れ上がっている現実を知らされても、
なおまだ原子力は未来のエネルギー、
夢の技術だという神話の
残骸にしがみついている人がいます。

「核開発」を「原子力開発」と翻訳して、
「核力発電所」ではなく「原子力発電所」と言い替えて
明るい未来の幻想を振り撒いたのは、
政治家や、電力会社や、マスコミだけではなかったのかもしれません。
「鉄腕アトム」などの子供向けのマンガやアニメなどにも強い影響力がありました。
マンガの内容ではなく、言葉やイメージだけが一人歩きした、
あるいは利用された、と言えるかもしれません。

鉄腕アトムと違って、原子力発電は、
湯を沸かしてその蒸気でタービンを回して発電するというだけの、
全然新しくもなく、
未来的でもない技術です。

たとえ、事故もなく順調に発電出来たとしても、
作業員は常に被曝し、
温排水で海を温め続け、
放射性廃棄物は行き場もなくたまり続けます。
耐用年数を過ぎた炉の処理方法も未定のまま、
とんでもない未来です。
しかも欠陥だらけで、
いつ事故が起きるか判らない。
それを、素晴らしい未来のエネルギー、と多くの人に思わせたのは、
「詐欺」としか言いようがありません。
「原子力発電」の幻想は砕け散った、はずです。

しかし、なぜお湯を沸かすだけのために、
危険極まりない核物質を使うのか?
その心は
いつでも核兵器を作れるようにしておきたい、
早く核兵器を作りたい。
自前の核が欲しい・・・

そのように考えている人はごく少数ですが、
「日本はすごい」「日本褒め」の高まりが気になります。
今後、ナショナリズムの過度の高揚を押さえてバランスを取ることができるかどうか、
危うい道に転がり込むのを防ぐことができるかどうか、
絶壁に立っているような気がします。

明るい未来はどこに・・・

(当時は読者である子どもたちが、著者に直接お手紙を出すことができました。)




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枇杷の花

2016-12-21 | 自然
枇杷の木が、
うっすらと黄味を帯びた白い花をぎっしりと付けています。
花の少ない季節なので、
小鳥たちが、朝早くから花から花へと大騒ぎです。
何種類くらいの小鳥がいるのだろうかと、
眼を凝らすのですが、
葉の中に隠れて、
なかなか姿を見せません。
メジロ、ヒヨドリ、エナガ・・・
さっと一羽がどこかへ飛び去ると、
一斉にみんなどこかへ飛び去ります。
そして気がつけばまた木の中から賑やかな小鳥たちのさえずりが聞こえてきます。
その枇杷の花もそろそろ終わり、
本格的な冬が近付いています。

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シャガールのニワトリ

2016-12-15 | Weblog
鶏といえば、
マルク・シャガールの絵を思い出します。
踊り子やバイオリン弾きや
ロバや馬やヤギとともに、
鶏はシャガールの絵の重要なモチーフです。
特に生まれ育ったロシアの貧しい村を描いた作品には多く登場します。
土の匂い、草の香り、
日の輝きと、暗い影、
甘さと苦さ、希望と絶望
喜びと悲しみが塗りこめられています。




  

 




(MARC CHGALL/1887-1985 )

下はクリスマスのプレゼントを探して街をウロウロしている時に出遭った雄鶏。


そしてこちらは日本の素朴派、
「大道あや」のニワトリたちです。

(絵本「ねこのごんごん」)
来春に田舎に移住したら
鶏を飼うのもいいなと思うのですが、
田舎とはいえ、
朝早くの「コケッココー~」は
ご近所とのトラブルの原因になりそうなので、
残念ですが、産みたて卵は断念せざるを得ないようです。
コメント (2)
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うちにいる「にわとり」

2016-12-12 | Weblog
今年も母に年賀状作りを頼まれました。
毎年、版画を彫ったりしてはがきを作ってきましたが、
最近は家にある干支の人形などを題材にしてパソコンを使って
年賀状を作っています。
来年は「酉」
そこで今回も、まず、
家にある鶏の人形を集めてみました。

(下野、栃木県のきびがら細工)
もっとあるような気がしますが、
すぐに見つけられた鶏たちは6羽でした。

(知り合いの若い陶芸作家の香合と茶碗)
どれを、どのように使おうか?
背景はどうしようか?
あれこれ考えるのも楽しいことです。

最後に文字の形とレイアウトを考えて、
2~3種類作り、少しづつプリントして母に渡します。
すると母は毎日少しずつ宛先などを書いて仕上げて、
お正月に間に合うというわけです。

(ポルトガルのワイン栓)
そして自分用のも枚数は少ないですが作ります。
お正月に年賀状を貰うと嬉しいので、
やはり作ろうという気持ちになります。

(昔陶器市で買った輸出用の陶器の雑貨、胡椒入れ?)

(自分で作ったオーナメント)
素材は充分、
どんな年賀状ができるかな?
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2度楽しめる糺の森の紅葉

2016-12-10 | 自然
下鴨神社は
今や京都観光の重要なコースとなったみたいで、
糺の森にもビックリするほど大勢の観光客が訪れるようになりました。
(ますます商売に磨きが掛り、地元は無視、
カネ、カネ、カネの神社経営を目の当たりにして、
これが神社の本質なんだろう、思うだけですが。)

下鴨神社に近い辺りは常緑のカシやシイが多いのですが、
森の大部分はムクノキやエノキやケヤキ、イチョウやカツラ、サクラなどが多くて、
緑の森は晩秋には、
黄色や茶色や赤に色付いて、明るい森に変身し、
森を行く人を楽しませてくれます。

そしてそれらの木々の葉がほとんど散り、
寂しくなった冬空の下で、
急にモミジが真っ赤に色付きます。
モミジの枝ぶりは独特で、
重ならないようにモミジの葉が
屋根のように広がります。
もうすぐその季節がやってきます。
その頃には、観光客も減って、
カメラを抱えたカメラマンたちが増えるのです。
今はまだ、
ニレ科のムクノキなどの紅葉と、
モミジの紅葉が混ざった状態です。
常緑のクスノキの黒々としたシルエットが所々浮かび上がって目立ちます。


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初冬

2016-12-06 | Weblog
空気がピリッと冷たくて気持ちがいい、
ちょっとの間なら…
しばらくすると寒さがじんわり浸みてくる。

夕食は毎日
鍋やおでんやシチュー
でも鍋ものは、中に入れる具材も味も
いくらでもバリエーションがきくので助かるな。
今日は何にしようかな、などと考えながら自転車で買い物に。

西南方向にへ行けば鴨川を渡って出町商店街へ、
古本屋を覗いて、
御苑までちょっと寄り道。

東山が夕陽を浴びて輝いている。


落ち葉の小道を自転車で走って大きな木を見上げて、
深呼吸して、
また橋を渡って帰る。

東へ向かえば、高野川を渡って、

スーパーへ寄って、
また橋を渡って、
糺の森に寄って、
やっぱり大きな木を見上げて、
深呼吸して帰る。








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赤い実を拾ってリースに飾る

2016-12-03 | 手づくり
植物園で拾った実と、
庭の草の実などを取り混ぜてクリスマスリースを作りました。
赤い色も形も様々で、一個づつ、
先日作ったアケビのリースに差し込んで、
最後はドングリなどもホットボンドでくっつけて出来上がり、
いつもの年のとはちょっと違うリースができました。


下はリースにくっつけたホオズキのような実、
小さくてとても繊細です。
中のまん丸い緑の実がきれいです。
何の実でしょう?
この実が落ちていたところは、木も下でもなく、
何も植えられてない場所だったので、
何も分かりません。


下はきれいに繊維だけが残った、たぶんアジサイの仲間。
これもリースにくっつけました。

もっと作りたいけれど材料が無くなりました。
残念…


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植物園で

2016-12-01 | 自然
紅葉のピークを過ぎて、
葉の色は何色とも言えない微妙な色となって、
一層味わい深い秋の風情です。



地面には枯れ落ちて縮れた葉が積っています。
時折日が差して葉に照り返し、
キラキラと色が踊ったかと思うと、
すぐに日が陰り、
全ての色や形は風景の中に沈み込みます。

11月の最終日でした。
植物園では、あっちでもこっちでも、
12月仕様に衣替えの準備で忙しそうでした。
中央芝生広場の、茶店まえのコスモスは撤去中でした。


樫や椎の林ではドングリが地面を覆っていました。

植物園には大きな温室もあります。
森や小さい池も幾つかあります。
水車も回っています。
昨日は林の中とバラ園などをのんびり歩きました。

林の中の朽ちた樹が迫力でした。
一体何種類の植物や、見えないけれど動物や菌が、
ここで活躍していることか!
すごいなー。

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