マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

キノコ

2018-05-12 | きのこ
庭のムクノキの切り株のところに、
見慣れない花が、

と思って目を近づけてみたら、
キノコでした。

透明感のある白い色
放射状のひだ。
中央が少し盛り上がっています。

裏と表がひっくり返っているみたいなキノコだなと思って、
裏を見たら、裏は黒っぽくて放射状のひだがあります。
柄は白くてするっとしています。
ネットで検索してみましたが、名前は分かりませんでした。
次の次の日に見たら、
跡形もなく消滅していました。
キノコは不思議です。


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きのこ

2015-07-08 | きのこ
雨の音を聴きながら、
「糺の森」でも茸がたくさん出てるだろうなと思うと、
見たくなって、
雨がやんだ時を見計らって出掛けて来ました。

「下鴨神社」が「糺の森」をどんどん浸食していくのを見るに忍びなく
最近はあまり行かないのですが、
今日も行って、見て、憂鬱になりました。
下鴨神社は不動産屋になったみたいです。
そのことについて書き始めたら長くなくなるのでやめておいて、
今日見つけた茸のうち、
面白かった2種をご紹介!


大木に生えていた大きな茸、
文庫本を置いてみたら、
優雅な曲線の大きな傘にすっぽり収まりました。


下の写真は地面に落ちた枯れ枝に生えていた茸ですが、

裏返してみると、襞がきれいな網状でした。


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茸はシュール!

2015-07-06 | きのこ
たっぷり雨が降った翌朝、薄日が差していました。
キノコを見るには絶好の日和、最高のタイミングのキノコの観察会でした。
御苑の中は木や草や土の匂いが立ち込めています。
でも後になってわかったのです、
この匂いはキノコの匂いでもあることが。
林の中の草地に目を凝らせばキノコがあっちにもこっちにも出ていて、
前に進めない位キノコだらけ。
しかも数十歩進むごとに種類が違うのが見つかります。


上の写真はみんなで見つけたキノコのほんの一部です。
色、形、感触、匂い、茸はほんとにシュールです。


今回見つけた中で最強の毒を持っているのがこの「フクロツルタケ」
食べれば肝臓が破壊され死に至るそうです。

「毒」は茸の魅力の一つです。
勿論、教えてもらわなければさっぱり見分けがつきません。
講師の方に訊けば直ぐに教えてもらえる観察会は、本当にありがたいです。
食べなければ大丈夫というお話を訊いて、
ドキドキしながら、そっと触る、匂いもかいでみる。


上の写真の茸は「ツチカブリ」というそうです。
傷をつけるとにじみ出てくるこの乳液がもの凄く辛い物質なのだそうです。

しかし茸の名をいくら教えてもらっても、
茸は傘を開く前と後と、色や姿を変えるし、
時間とともに色も変わるし、
見分けるのは本当に難しい。
私は、とうにあきらめています。


上の写真はニオイコベニタケのフェアリー・リングの一部分です。
大きな針葉樹の周りにピンクの可愛いキノコがぐるりと大きな円を描いていました。
木の根と茸が互いに栄養や水分のやりとりをして共生している姿が、
目に見える形で地上に表れるのがフェアリーリングです。

地面の下に広がる松の木の根と、
細い白いキノコの菌糸が絡み合う様子を子どもたちも頭の中で描くことが出来たでしょうか?


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アミガサタケ

2015-04-22 | きのこ
三重の田舎の家の裏の林の傍に、
「アミガサタケ」の群生を夫が発見。
特徴的な姿なのでたぶんアミガサタケに間違いないと思うけれど、
アミガサタケなら食べられるはずだけど…
怖がりの私たちには食べる勇気がありません。

検索してみたらフランスでは「モリーユ」と呼ばれ、
珍重される高価なきのこだそうです。
グルメは春の初め頃、モリーユを探して雑木林を歩き廻るのだそうです。
生クリームを使う料理に合うそうです。
またフィンランドなどでも一旦火を通してから乾燥させて、
再び戻して料理に使ったりするそうです。
いつか挑戦するかもしれません。
来年も再来年もきっと生えてくることでしょう。
それにしてもキノコは不思議な存在です。
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サンコタケを見て匂いについて考えた。

2014-08-01 | きのこ
サンコタケは糺の森で何度か見かけたものの、いつもほんの数本、
でも先日枯れかけたのやタマゴ状態のも入れると50本位のサンコタケが群生してる場所を見つけました。

「サンコタケはあまりに悪臭なので誰も食べない、だから毒があるのかないのかも分からない」
と書いてある本がありました。
いつもそっと枝などで触れるだけで鼻を近付けることはないので忘れていましたが、
ハエが止まっているのを見て本の上記の記述を思い出しました。
一瞬どんな匂いなのか嗅いで見ようかと思いましたがやめました。
キノコの観察者としては失格です…

本によっては「匂いだけで近くにサンコタケがあるのがわかる」と書いてあるのもあって、
ほんと?と疑いつつ、でも、
一度サンコタケの匂いを嗅いで覚えれば、
空気の中にその匂いを嗅ぎわけることが出来るようになるのかもしれません。
私はヤスデの匂いを知っているので、草引きなどの際、
見なくても近くにヤスデがいることがすぐにわかります。

嗅覚は五感の中でも鋭いものだと思いますが、
個人差も大きいような気がします。
文字や標本にして記録することが出来なくて、
記録できるのは脳だけ。
匂いと記憶はくっついていて、
匂いは一気にその匂いに伴う記憶を甦らせます。
ヒトもしっかり動物だということの証明です。
でも私はサンコタケの匂いを嗅ぐのは躊躇しました。
それは本で得た知識のせいです。
というか自然に対して肝心なところでどこか臆病になっている自分がいることに気付きます、
残念ですが…

その辺に落ちている枝で落ち葉をはがして見ると
張り巡らした菌糸に大小のサンコタケのタマゴ(幼菌)がついているのが分かります。
本当に卵にそっくりで、
卵を突き破って伸びた赤い頭の先にまだ卵の殻がのっかっているのもあります。

サンコタケと言っても3つにわかれているのだけでなく、6つにわかれた太いのもありました。

三鈷は密教の法具で、仁王さんが、振り上げた手に握っているあれです。

『独鈷杵』槍状の刃が柄の上下に一つずつ付いたもの。
『三鈷杵( さんこしょ)』三本に分かれたもの。
『五鈷杵(ごこしょ)』 中央の刃の 周囲に四本の刃を付けたもの。
『 七鈷杵(ななこしょ)』などと言うのもあるそうです。
植物でも虫でもキノコでも昔付けられた名前は味わい深いものが多いです。
今ならさしずめ、カサナシミツワレベニタケ(笠無し三つ割れ紅たけ)と名付けらるかも。

近くにこんなキノコもありました。
とても綺麗なきのこでした。
検索してみましたが名前は分かりません。



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またまた森へキノコを見に

2014-07-23 | きのこ
糺の森の散策できるところをぐるっと回ってきました。
森の北東部は一時期に比べると立ち入り禁止部分は減っていましたが、
見事に整備されているのに驚きました。
林の中に小川に沿って低い柵を張り巡らし散策ルートが作られています。
車椅子でも通れるくらいになりました。
良いことなのでしょうか?
私にはわかりません。
ただ私が知っている森とはずいぶん違う場所になりました。
でこぼこも構わず走り回り、ジャングル探検気分で藪をくぐって遊んだ森ではなくなりました。
隅々まで人手が入って庭園のようになりつつあります。
見事に美しいのですが…

先日ヒトヨタケの群落のあった辺りは今日もヒトヨタケだらけでした。
うっかりすると踏んでしまう位あっちにもこっちにも。
サンコタケのあかちゃんも発見。

下の写真は先日見つけたサンコタケ、どれくらいの時間で上の状態から下の状態になるのかな?

なまめかしいというか…なんというか、、、
きのこの本体は土の下にあって、
胞子を放出するためにだけ地上に出現する奇妙な生物、
植物でもなく、動物でもなく、
美味しかったり、毒だったり、
キノコはホントに不思議な生物です。







傘が割れて花びらのようです。





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ヒトヨタケ

2014-07-18 | きのこ
雨量は少ないけれど空が低くて息苦しいような毎日の空気に少々くたびれてきました。
まだまだ夏はこれからというのに今からバテていては困るのですが…
何もかも冷蔵庫に入れないとあっという間に黴が生えてしまいます。
冷蔵庫が悲鳴をあげています。

こんな季節が大好きなのはキノコ。
森の中は今キノコの天国。
ヒトヨダケがあちこちで群れをなしています。
まだ顔を出したばかりのと、溶けかかっているのと。

突然姿を現していつの間にか、あるいはあっという間に消えてしまうキノコには
魅せられるものがあります。

下はエミールガレ作のヒトヨタケのランプ
見事な写実です。
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一本の樹

2014-07-16 | きのこ
糺の森の一角に「ちびっこ広場」がありました。
利用者が居ないという事で数年前に遊具も砂場も取り払われました。

ちびっこ広場の真ん中の大きなムクノキ、
子どもたちの姿は見えなくなりましたがそのムクノキは今もあります。
クワガタを見つけた洞はセメントで埋められています。
でもセメントは割れてきのこがむっくり顔を出しています。
下の3枚の写真のキノコは全部この木のあちこちに同時に生えているキノコです。





苔が生えているのは地面ではなくて木の幹です。
蜘蛛の巣もいっぱい。
この1本の樹にも小さな宇宙があります。





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糺の森で、きのこ編

2014-06-17 | きのこ
森が、下鴨神社の私物のようにされていく様子を見るのが嫌で以前のように行かなくなりました。
でも雨の多い今頃、キノコが出ているだろうなと思うと
どうしても見たくなって出掛けました。
自由に誰でも入れる所はもはやほんの一部になりました。
この辺りは今では神社を掃除して出た落ち葉などを捨てる場所になっています。
スポンジの上を歩いているようにふかふか、
やがて良い堆肥にはなるのだとは思います。

でも、ここもそのうち「立ち入り禁止」になって「献木」の名札を付けた
モミジなどが植えられそうな悪い予感がします。

今は皮肉にも誰もが入れるこのあたりに、僅かに私が知っている昔の森が残っています。
きのこもちょっとだけ見つけました。
名前はわからないし、食べられないキノコだけど、キノコには不思議な魅力があります。
以前木の根方などにいっぱい出ていたヤナギマツタケは見つけられませんでした。

下の写真はたぶんカワラタケの仲間、硬いキノコ

下の写真はたぶんキクラゲの仲間ポヨポヨしています。

溶けかけたたぶんヒトヨタケの仲間

ショウロタケに似てるけど…
 
下のキノコは波打つ傘の襞が蜂の巣状になっています。でもハチノスタケかどうかはわからない。

ヒイロタケ?

センボンシメジ?

ツルタケ?ドクツルタケ?それとも…

これはもしや「サンコタケ」では?





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ヒイロタケ

2009-07-23 | きのこ
庭に積み上げてあるヤマザクラの枝から次々いろいろなきのこが出現しますが、
ヒイロタケがその色の鮮やかさも相まって目立ちます。
同じヒイロタケでも成長の仕方が様々でおもしろいです。



そばに立てかけてあった箒の柄からも

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