マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

秋の日差し

2014-10-31 | 自然

鴨川も高野川も水が透き通り、河底の砂まで見えます。

川面の波の一つ一つに光が反射してキラキラ光って揺れています。

鯉の姿もくっきり、

小さな花壇も秋めいていい感じ。
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大噴火

2014-10-28 | Weblog
京都の市街地に接する山の際に深泥池(みぞろがいけ)という小さな池があります。
このブログで何度か紹介をしていますが、
池と池に棲む全ての動植物が天然記念物に指定されています。
氷河期の動植物が生きながらえていることで有名な池です。
こんな小さな池が今もこんな形で存在していることに驚いてしまいます。
何度かボーリング調査をして、池の底に積った地層が分析されています。
その地層を表わした図に、3回の火山灰の飛来が示されています。

その内2回はなんと九州の火山の大爆発によってもたらされたものだということがわかっています。
九州での火山の爆発によって京都にまで大量の灰が降ったのです。
火山の爆発がどれほどすさまじいものか事実が示しています。
特に図の6300年前の喜界カルデラの大爆発はすさまじく、
南九州は60センチ以上の灰に埋め尽くされたそうです。
縄文の集落や遺物が発見されることがあり、今も幻の文明が灰の下に眠ったままになっています。
その灰は東北地方にまで及んでいるそうです。

海の中までつらなる火山の活動が終ることはありません。
その南九州で「川内原発」が再稼働されようとしています。
私利私欲に振り回される政治は止まりません。
大地震がこようが、津波がこようが、どんなものすごい噴火が起ころうが、
たくさんの人の命が奪われようが何も関係ない、
今、金が欲しい、ただそれだけ、
そんな人たちの耳に届く言葉などあるのでしょうか?








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刺繍の鳥 その2

2014-10-27 | 手づくり

これはリョコウバト
北アメリカにヨーロッパ人がやってきた頃、
リョコウバトは信じられないほどたくさんいて、
リョコウバトの移動時には空が暗くなるほどだったそうです。
リョコウバトは網で簡単に捕まえることが出来、棒でたたいて殺して食べたり、
時には面白半分に、どんなにたくさん撃ち殺したかを自慢し合ったりしたそうです。
人々は増え、原生林も減って、気がついた時にはリョコウバトはもうどこにもいませんでした。

これはホオダレムクドリ
くちばしの短い方が雄、樹をつついて穴を掘ります。
雄が穴をあけるのをじっと待っていた雌は、
樹の穴の奥に隠れている虫を長いくちばしでピンセットのようにつまみだします。
だから、この夫婦はいつも一緒、
最高のチームワークで生きてきたのに、
森が切り開かれ、新しくやってきた生き物のもたらした病気などには勝てませんでした。

これはグアダルーカラカラ、
大きくて鳴き声がやかましくて、何でも食べるこの鳥は、
子ヤギがいなくなる度に犯人だと思いこまれて、銃や毒薬で殺されました。
そして、グアダルーカラカラは1匹もいなくなりました。

参考にした本

『ドードーを知っていますか』〈As Dead As A Dodo〉 
   1995年  ベネッセ
   絵/ショーンライス、  
   文/ピーター・メイル  ポール・ライス
   訳/斎藤健一
     (1982年に子供向けの本が出版されている)



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刺繍の鳥たち その1

2014-10-25 | 手づくり
鳥の刺繍にはまっています。
ブローチに出来るようにしっかりした裏打ちをしました。
写真は毛糸の帽子にくっつけています。

これはドードー
モーリシャス島にすんでいました。
大きなお尻でよちよち歩いていたそうです。
この島にヨーロッパ人が家畜を連れて上陸して、
あっという間に食べ尽くされ、絶滅してしまった飛べない鳥です。
こんな鳥が生きていたならさぞ楽しかっただろうな。
人間はこんな生き物をずっと殺し続けて生きてきたんだろうな。

これはバライロガモ
インドの虎や鰐が住む森の奥の湿地でひっそり暮らしていたバライロガモ、
ある時、人間が開墾をはじめ、鴨は撃ち殺されて市場で売られていきました。
第2次大戦後までヨーロッパの動物園で生き延びていた数匹のバライロガモもついに死に絶えました。

これはミイロコンゴウ
オウムやインコは知られているだけでも28種が絶滅しているそうです。
ミイロコンゴウは雄雌が同じ羽色で
ヤシの木の穴につがいで暮らし、木の実や種を食べていたそうです。
肉はまずくて食べられないのに、人に害を及ぼすことは何もないのに、
殺されたりペットにされたりして、ついに滅んでしまいました。
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らくがき

2014-10-23 | Weblog
街路樹のイチョウの脇に、
マルメロ(セイヨウカリン)が伸びて、
毎年今頃になると大きな実がぽろぽろ生ります。
昨日自転車で通りかかって、あれっ、顔が、
自転車を止めてもう一度行って眺めていたら、
向うの方にいた小父さんがやってきて、
「私が描いたんや、
○○ちゃんがな、怒った顔なんや」と教えてくれました。
「○○ちゃんの笑った顔にも出来るんやけどな」といいながら、
マルメロとカリンのちがいまで説明してくれました。
いつもこの辺りを行ったり来たりしている人で、
暇そうやなと思っていましたが、
どうやら近所の子どもたちと仲良しらしいです。
○○ちゃんに会ってみたいな。


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秋晴れの植物園

2014-10-19 | 自然
昨日久し振りに植物園に行ってきました。
この間行った時は「60歳以上」無料だったのに、
「70歳以上」に変わっていました。
入園料は安いのですが、とは言えこんな所にまで知らぬ間に京都市もみみっちいことをするもんです。
バスの無料乗車の年齢や条件も年々厳しくなって、じわじわ範囲が狭まっています。
もはやバスになどあまり乗らない様な年寄りにならなければ無料になりません。

いいお天気、園内は様々なイベントもあって賑わっていました。
「造園コンテスト」も催されていてそれぞれの区画で日本の各地からやってきた若い人たちが、
重い石や木や竹を思い思いに組み上げ腕を競っています。



手作り市も開催中、

コンサートもやっているようで、木々の間から音が漏れ聞こえて来ます。

植物園ならではの草花の饗宴、
サルビアは燃えているようです。

カンナも負けません。

子どもたちはドングリ拾いに夢中、
松ぼっくりもいっぱい。
私も木々の落とし物を拾って帰りました。

京都植物園は戦後の12年間アメリカ軍に接収されて、
珍しい植物は失われ、大きな木々も切り倒され、、
アメリカ軍の住宅地になっていました。
返還後に植えられ育った木々がこんなにも大きく育ち、
立派な林や森や庭園になり市民の憩いの場になったことに感動します。

沖縄の軍事基地もコンクリートをはがして、
木や花を植えればあっという間に素晴らしい森や公園になるにちがいありません。





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ひどい~・・・このボタン

2014-10-18 | 手づくり
ずいぶん前に娘のリクエストに答えて編んだカウチンセーター、

一回も手を通さない冬もあったけど、
去年は着ていたような…
だんだんなじんでいい感じになってきているみたい、でも、
なんだか前立ての辺りにシミが付いている。
よくよく見れば、
なんとボタンの色が落ちて毛糸が染まっているのでした。

洗濯する度に汚れていた!ということになります。
ボタンが好きで大きな箱に分類して溜めこんでいますが、
この木のボタンをどこでいつ手に入れたのかわかりません。
とにかくはずして洗濯しましたがやっぱりこのシミはとれません。
腹が立つこの木のボタン、また間違って使ってしまったら大変、
ゴミ箱へほうりこみました。

ボタン箱の中からプラスティックの一回り大きなボタンを探し出して付け替えました。
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この花の名は?

2014-10-16 | 自然
糺の森の東側の苔むした塀の上に生えているこの草は何でしょう?
可愛いピンクの花が咲いています。
垂れさがっている枝をめがけて手を伸ばし、ジャンプして採ってよく見ると、
小さなピンクの花と、赤い実と、枯れて熟した茶色の種が同時に同じ枝についています。
根基に瑞々しい緑の葉があって、そこから茎がスーッと伸びています。
始めて見た気がしますが、、、
それともどこかで見たことがあるのでしょうか?
記憶を探ってみますがわかりません。
ここは、森の木々が上から覆いかぶさっていて、じとっとして、いつも薄暗い道ですが、
塀の上には午前中はお日さんが、案外あたっているのかもしれません。


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ブロイスラーのファンタジー

2014-10-14 | book
ファンタジーが好きだけど、
最近は本も映画もやりすぎで、
全然ファンタジーじゃない!って思えてしまうものが多くて残念です。
善と悪の戦いが延々と続くような物語も多過ぎ。
謎解きやサスペンスが好きな私でももうたくさんという気がしてきます。
図書館の児童文学のコーナーにも分厚いフアンタジーのシリーズものがずらりと並んでいます。
その前をうろうろして、私が借りて来たのは、
「ブロイスラー」の「わたしの山の精霊物語」です。
ブロイスラーが書いた「クラバート」は私の最も好きな児童文学の一つです。
(「千と千尋」で物語の鍵になる部分が使われ?ています。)
日本の伝説や昔話もファンタジーの宝庫ですが、
ボヘミヤやドイツの山々が舞台となると現実から離れてファンタジーの世界に入り易い気がします。
おそらく元の物語はたわいない伝説ですが、ブロイスラーの手ににかかるとふくらみと厚みが出来て、
やさしさが生まれます。
ブロイスラー自身が小さい時に聞いた話や、
ブロイスラーのオリジナルやブロイスラー自身の物語も加わった物語集です。
子どもに読んでやりたいな。
表紙の絵の木の間にだまし絵みたいに顔が隠れています!

『わたしの山の精霊(リューベツァール)ものがたり』
  オトフリート・ブロイスラー 文    
     (1923年この物語の舞台近くの、ボヘミヤ地方に住むドイツ人の家に生まれる。
     第2次大戦後、長い過酷な捕虜生活の後、故郷を追われ、
     ドイツで小学校の先生となって40歳代後半頃までは子どもたちに物語を語って
     聞かせたり書いたりしていた。2013年2月18日、死去。89歳)
  ヘルベルト・ホルツィング 絵
  吉田孝夫 訳
  
  2011年 さ・え・ら書房








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2014-10-11 | グルメ
今年の三重の田舎の我家の栗は不作でした。
家族4人が食べる分くらいがやっ採れたのでした。
樹木の都合か、天候のせいか、虫たちの気分なのか、
理由は分かりませんが、
最後の一盛りの栗、
何にしようかな?
栗ご飯をもう一度?
栗を入れたコックリ甘辛い煮物をもう一度?
それとも栗ようかん?
そんなことを考えながら「栗くりぼうず」で栗を剝きます。
…甘露煮を作って瓶に詰めておくことにしました。
そして大晦日まで冷蔵庫で眠ってもらって、栗きんとんになってもらいましょう。
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