
『沙漠の王国とクローン少年』 ナンシーファーマー著、小竹由加里訳、2005年、DHC刊
近未来冒険小説
主人公は絶大な権力を握る支配者のクローンとして生み出された少年。
その王国では、反逆者や不法入国者は脳にコンピューターチップを埋め込まれ意思を奪われています。
クローンの少年は大切にされる一方、人ではなく家畜以下の「物」として扱われて育ちます。
古代から権力者が究極に願うのは不老長寿、
若返りや、病の克服に必要な臓器確保のためにクローンが必要だったのです。
クローンは出生時に脳を破壊することになっているのですが、
主人公は脳を破壊されずにうまれました。
もがき苦しみながら成長し、自分が何故うまれてきたのか、
やがてその恐ろしい事実に気付き自由を求めて逃げ出し、戦います。
この少年を真に愛した幾人かの登場人物のキャラクターが個性的で素晴らしい。
クローンやコンピューターチップは今やとてもリアルで恐ろしい内容も含んでいますが、
わくわく、どきどき、スリル満点、大人も子供も楽しく読めるでしょう。
ハッピーエンドのラストにちょっと物足りない感がありますが、
おもしろかった!
同じ作者の他作品をもっと読んでみたい。
毎日毎日ほんとによく降ります。
こんなにたくさんの水分を抱えた雲が空の上に浮かぶなんて不思議なことです。
その雲の一片を、どこかの雨が降らなくて困っているところに持って行くことは出来ないわけで、、、
遠い宇宙の小さな惑星にロケットを飛ばしたり、
コンピューター操作でどっかの国のどこかにいる人の上に爆弾を破裂させることはできても…
自然はそんな人の都合とは関係ないから
雨や風や雷とか雪とか、ごく普段のささやかな現象であっても時々どきどきするほど素晴らしい。

今日はいつもの見慣れた川もまるで違う様子でした。
茶色い水が激しい水しぶきを立ててごうごうと流れています。
中州は流れの中に消えて見えません。
よく見たら僅かに顔を見せている水草の間に沢山の水鳥たちが避難していました。
こんなにたくさんの水分を抱えた雲が空の上に浮かぶなんて不思議なことです。
その雲の一片を、どこかの雨が降らなくて困っているところに持って行くことは出来ないわけで、、、
遠い宇宙の小さな惑星にロケットを飛ばしたり、
コンピューター操作でどっかの国のどこかにいる人の上に爆弾を破裂させることはできても…
自然はそんな人の都合とは関係ないから
雨や風や雷とか雪とか、ごく普段のささやかな現象であっても時々どきどきするほど素晴らしい。


今日はいつもの見慣れた川もまるで違う様子でした。
茶色い水が激しい水しぶきを立ててごうごうと流れています。
中州は流れの中に消えて見えません。
よく見たら僅かに顔を見せている水草の間に沢山の水鳥たちが避難していました。

去年のちょうど今頃、
糺の森の中を歩いていたら希少植物のタシロランを見つけて
嬉しくて一人で興奮してしまいました。
ことしもそろそろ、と思って行ってみたら、
倒した木々や枯れ葉や枝が大量に積み重れられて、
タシロランの出てくる余地はまったくない状態になっています。
このあたりは神社の木々を整理して不要になった枝葉が重機で持ち込まれ、
ゴミ捨て場と化しているいることは知っていましたが、ひどすぎ、、、
窪地になっているのですが、もうすぐその窪地もなくなりそうです。
ひっそりと咲いていたタシロラン(無葉緑の菌根植物)は果たしてこの下で生きながらえることが出来るのでしょうか?
すごーく!残念です。
左の写真は去年見つけたタシロラン、右はその同じ場所、
糺の森の中を歩いていたら希少植物のタシロランを見つけて
嬉しくて一人で興奮してしまいました。
ことしもそろそろ、と思って行ってみたら、
倒した木々や枯れ葉や枝が大量に積み重れられて、
タシロランの出てくる余地はまったくない状態になっています。
このあたりは神社の木々を整理して不要になった枝葉が重機で持ち込まれ、
ゴミ捨て場と化しているいることは知っていましたが、ひどすぎ、、、
窪地になっているのですが、もうすぐその窪地もなくなりそうです。
ひっそりと咲いていたタシロラン(無葉緑の菌根植物)は果たしてこの下で生きながらえることが出来るのでしょうか?
すごーく!残念です。
左の写真は去年見つけたタシロラン、右はその同じ場所、



最初この生物を見たとき、川の上流から何らかの事情で流されてきて、
戻ろうと必死でもがいているのか、と思いました。
でも川下から自分の意思でやってきたのかもしれません。
流れに逆らい堰を這い上がって、未知の世界へと、
もしかしたら子育ての場所を捜してやってきたお腹に赤ちゃんがいる♀なのかも…
過酷な死ぬかも知れないのに未知の環境へと足を踏み出した生き物だけが、
人も含めてこの地球上で繁栄することが出来たし、
そのような生き物が未来も切り開いていくんだろうな、、、なんて
ヌートリアの奮闘を見ながらぼんやり妄想していました。
そんな私の空想はさておいて。
ウィキペディアによれば、
ヌートリアは戦時中に軍の衣料のために移入され、
戦後も毛皮ブームで移入して飼われ、不要になる度、野に放たれたそうです。
大きくて、繁殖力も強く
イネやオオムギ、葉野菜などに対する食害のほか、
絶滅危惧種に指定されているベッコウトンボの生息地を壊滅させるなど、
在来種の生態系への影響も深刻で、
さらに、本種の巣穴は複雑に入り組んでいて深く、
水田の畦が破壊される原因にもなっている、
そうです。
ヌートリアにはまったくなんの罪もないことなのですが、
鴨川でも頭数が少ない内に何らかの対策が必要かもしれません。