マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

冬支度

2012-11-30 | Weblog
石油ストーブに灯油を入れながら、
昔の人の冬支度を想像してみました。
田畑があれば木々や野菜の冬支度、冬の間の食べ物の確保、
暖房のためのまきやたきぎを集めたり、
水の凍結防止の作業、
寒さから身を守るために普段にもまして様々な作業が必要で、
布団の打ち直しや綿入れ、大人数の家族が着る暖かい服や着物、
手袋や靴下も用意するのはさぞ大変だったことでしょう。
何でもかんでもみんな自分たちでやっていたと思うとそれだけですごいなーと思います。

今では冬支度と言っても、私のやることといったら、全部を半日で終える程度のこと。
箪笥の服を入れ替えて、蚊取り線香をしまって、
敷物を替えて座布団カバーやクッションなども暖かいものに変える。
それで終わり、
食卓の椅子の座布団カバーは着なくなったセーターを四角に切ってミシンをかけて再利用しています。
PCの椅子にも。
カーテンも厚手の布に替えようかな、、、


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八瀬の紅葉

2012-11-27 | Weblog
雨のそぼ降る夕方突然思い立って八瀬まで行ってきました。
叡山電車の駅にあったポスターの「瑠璃光院特別拝観」の文字も気になっていました。
真近に迫る山が全山紅葉して、ため息が出るほどきれい。
5時の閉門までに何とか滑り込んだ「瑠璃光院」は驚きのお寺でした。
もみじ谷の勾配をそのまま生かし、紅葉のパノラマを居ながらにして楽しめる造りになっています。
ライトアップなどしてないのに赤やピンクや黄色の紅葉でまぶしいくらい。


「山露地の庭」「瑠璃の庭」「臥龍の庭」と高低を生かし、山からの水の流れを生かした3つの庭と、
見事な書院造りの茶室などがすべて周りの自然を取り込んで楽しめるようになっていて、感心しました。
寺域は1万2千坪、春の芽生え、秋の紅葉独り占めです。

約1,400年前の壬申の乱の時大海人皇子が背に矢傷を負い、
この地で疵を癒したとということから「矢背」「八瀬」と呼ばれるようになったとされています。(今も釜風呂で知られる保養地です。)
瑠璃光院がお寺になり一般公開されたのは6年前、
それまでは貴族や武士や政治家や財閥の保養に利用されたきたそうです。
そのため全然お寺らしくなくて本尊の阿弥陀様も明るい部屋に置かれ、
それもまた楽しく感じました。


雨はほぼ上がったものの、あっという間に紅葉も暗闇の中に沈んでしまいました。
もしもう少し時間が早くて、雨上がりに光が差し込んだならどんなに美しいことでしょう。
でも高野川の流れる音をが絶え間ない暮れなずむ八瀬もいい雰囲気でした。
ケーブルの乗り場近くの橡の木に葉が少しだけ残っています。
下を見ると、落ち葉の中にびっしりとキノコが生えた枝が落ちています。




八瀬駅、午後5時半頃

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『無意識の証人』

2012-11-26 | book
『無意識の証人』

ジャンリーコ・カロフィーリオ
 文春文庫、2005年


南イタリアの町で、9歳の少年が殺される。
容疑者として逮捕されたのは贋ブランドのバッグなどを売って暮らしているセネガルの行商人だった。
全ての情況がその青年を犯人だとしている。
妻に去られて精神の平衡を失っている弁護士の「私」にいったい何が出来るのか?
どん底から新しい世界を切り開く「私」の物語であり、
人の尊厳の物語である。
理屈っぽくなくハードボイルドタッチでどんどん読める。
面白かった。
社会に潜む差別意識が真実を見えなくしてしまうことがたくさん起こる。
そのような中で思い込みや、表面に見えるものや目先の損得にとらわれず、
じっくり考えることの大切さを伝えたすぐれたサスペンスだ。

この作品はカロフィーリオ氏の処女作、この本でイタリア国内の5つの文学賞を受賞している。


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『♪からたちのとげはいたいよ…♪』

2012-11-24 | Weblog


寺町通りのお寺の垣根のカラタチの、
恐ろしいほどのとげとげの中に真ん丸な実がなっています。
下に落ちているのを3個ほど拾って帰りました。



包丁で切ると種だらけ、
普通のミカンのような酸っぱい香りはなくて何かハーブのような香りです。

カラタチを見ると思い出す白秋の詩、
といっても覚えているのは1番と2番だけ
あらためて読むと…なんて可愛い!
と、書いてみたらなんか去年?も同じこと書いたような……
進歩の無い脳です、、、

「からたちの花」
   北原白秋作詞 山田耕作作曲

からたちの花が咲いたよ。
白い白い花が咲いたよ。

からたちのとげはいたいよ。
いい針のとげだよ。

からたちは畑の垣根よ。
いつもいつもとほる道だよ。

からたちも秋はみのるよ。
まろいまろい金のたまだよ。

からたちのそばで泣いたよ。
みんなみんなやさしかつたよ。

からたちの花が咲いたよ。
白い白い花が咲いたよ。
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深泥池(みぞろがいけ)付近の紅葉

2012-11-21 | Weblog
短い時間でしたが、自転車で深泥池辺りをぐるりと回ってきました。
公園も街路樹も川も遠くの山も素晴らしくきれい、
見とれながら池まで行くと、
池の中の浮島の木々も紅葉しています。
キノコも何種類かみつけました。
夏に池面を覆っていた水草は枯れて水の中に沈み、
静かな水面が広がっています。
深泥池の水は透明でなおかつ、独特の深い色合いで見るたびに吸い寄せられる気がします。
周りの風景をくっきり写していてまるで鏡のようです。



(カイツブリがのんびり泳いで?いました)








(クチベニタケ)

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ガラクタ

2012-11-20 | Weblog
箪笥の引き出しには、昔の家の鍵、
なんだっかか不明の部品、ばらばらになったアクセサリーやキーホルダーや、
壊れた飾り物、他にも何と言えないようなものが捨てられずにいっぱい眠っています。
これはずっと前に買った安物の腕時計。
動かなくなった時に何とか分解しようとしても開けることが出来なかった時計ですが、
文字盤の方から無理やりこじ開けたら開きました!
開けてどういうこともないのですが、
またそのまま仕まうのもつまらないので、
ビールのアルミ缶の底部を使って皿にして、
缶の側面は切り刻んでゼンマイ状にして遊んでみました。
とりあえず手元の材料でやりましたが、
金属用のボンドがあったらもう少し面白いものになりそうです。
それはまた別の日に、、、

古いガラクタが、新しいガラクタになりました。

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お寺と神社

2012-11-18 | Weblog
つくづく京都はお寺が多い、と思いますが、
我家のそばにはありません。
下鴨神社の力がそれだけ強かったということだと思います。
古代、近くに出雲族とよばれる人々が住んでいたそうですが、
神社と国と両方に税をおさめ、さらに半ば強制的に労働奉仕させられるのに耐えかねて集団で逃げた、などと聞いています。
戦後、少しは遠慮がちにしていた下鴨神社ですが、
徐々に再び威張りだして、世界遺産に登録されてからはお墨付きを貰ったと思ったのか、やりたい放題です。
下鴨神社は市民の憩いの場、糺の森をどこへ連れて行くつもりでしょうか。


面白いことに、神社からほど近い高野川を挟んで向こう側の、
出町柳の辺りはとてもお寺が多いのです。
神社とお寺の力関係でいろいろあったことでしょう。
今日、ふと今出川通りの寺の門の中を覗いたら鶏頭と白砂の素敵なお庭が見えました。
(そこにお寺があることを知っていましたが中を覗いたのは初めてです。)
奥には緑のこんもりした趣のちがう庭もあります。
干し柿がいっぱいつるしてありました。
時間が止まったみたい。
塀一枚隔てただけなのに、通りの喧騒が嘘みたいです。
近いのに知らなかったなー。



(竹谷山正定院)

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地震と原発のあるところ、地図で一目瞭然

2012-11-16 | Weblog
黒丸と赤色が重なっている処は



福島であんな事故が起きたというのに
あんなに多くの人が苦しんでいるというのに、
まだ原発を動かし続けようとする人たちの頭の中は一体どうなっているのだろう?
その上新しい原発を作ろうとするとは、邪悪すぎる、、、
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鴨川べりの紅葉

2012-11-16 | Weblog
毎日、日が照ったり雨が降ったり短い時間でお天気がくるくる変わる。
川端通りの街路樹も鴨川の赤や黄色に色付いた草木も雨にぬれていっそう美しい。




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赤い実 

2012-11-14 | Weblog
自転車で走っていると真っ赤に色づいた実に眼を奪われます。
付き方や実の形も色合いも少しづつ違うけど、
青空の下、色とりどりの紅葉と真っ赤な実、
豪華絢爛の秋本番です!








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