マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

雑草のとても小さな花をグラスに挿す

2024-03-30 | 自然

日毎に地面が緑に覆われて、

日が差すと、水色や黄色や紫の花が眼にとまるようになってきました。

小さいけれど、可愛くて、

少し摘んでグラスに挿せば、

部屋の中にも春がやってきたみたいです。

そのまま、2週間後

ナズナ(ぺんぺん草)の成長が面白い。

ホトケノザは葉の色の変化が面白い。

↑ オオイヌノフグリの花は直ぐに萎んで小さな実になってぶら下がり、

また新しい花をつけながら上に上にと伸びていきます。

綺麗な青い花は、摘めば残念ながら、たちまちしぼんでしまいます。

スミレは摘んでグラスに挿すことができますが、

このスミレは小さすぎる。

道沿いの日当たりのいい所に咲いていました。

 

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雲のパノラマ

2024-03-28 | 自然

夕方雨が上がり、スーパーまで買い物に出掛けました。

空は、雲が何層にもなって垂れ下がっていました。

切れ間から光が差し始めると、

一気に雲が白く光り、山に落ちていた雲の黒い影も消えていきました。

田んぼの水がきらめき、上空には青い空が広がり始めました。

田んぼの真ん中に車を止めて外に出て、しばし360度の雲のパノラマを眺めました。

けれど、田んぼの水にさざ波が立ち、車が揺れるほどの強い風が吹き始め、

慌てて車の中へ。

正面はJAのカントリー・エレベーターです。

道路の横の道は農業車用の道かな?

この雲の様子を、詩人や歌人なら、どんな言葉を使って表現するのだろうと、

頭の中に言葉を探しましたが、一向に何も浮かばず。

凡人はただ眺めるだけ・・・

 

 

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なたね梅雨

2024-03-26 | 自然

3月生まれの母はいつも「3月は嫌い」と言っていました。

暗くて雨が多くて寒い・・・と。

私は、梅の花が咲いて菜の花も咲いて、鶯も鳴き始める季節なのに・・・

と思っていましたが、

すぐそばに春がいるはずなのにいつまでも冷たい3月の憂鬱が、今はよくわかります。

母も父も3月に亡くなりました。

今年の八朔はとてもジューシイで甘い!

むくのがちょっと面倒だけど、毎日せっせと食べています。

啄ばんだのは、カラス?ヒヨドリ?

 

昨夜はゴロゴロと思い戸を引きずるような雷の音がしばらく聞こえていました。

今年は特に雨が多い気がします。

田んぼの準備は安心、かもしれません。

タラの芽がのびてきました。

チューリップの蕾

 

 

 

 

 

 

 

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原発いらない!

2024-03-24 | Weblog

津市で「さようなら原発」の集会・講演会そしてパレードがあったので、

参加してきました。

この集会は、三重県最大の集会で、毎年3月に開かれ今年で12回目になるそうです。

家から車で50分足らず走って会場につきました。

278台収容という広い駐車場に車がぎっしりでした。

三重県の各市や多くの町が協賛しています。

「おしどりマコ・ケン」さんによる福島の原発の現在、

これまでの東電のすべての記者会見の内容、経過など、

図や映像を使った詳細な報告を聴きました。

自分たちの農作業の環境を調査してほしい、という福島の農民の訴えに(毎年要求している)

農作業中に飲食をしないように、家から農地までは速足で通り過ぎるといい、とか

鼻をかむと良い、などの答弁を繰り返し、決して農民の要求に応じない東電の面々の映像は忘れられません。

また、原発のある自治体が電通に依頼し、それにこたえて電通がネガティブな原発のイメージを

マスコミやツイッター(x)を使って速やかにポジティブに変えていく作戦の話も恐ろしかった。

その後、リレートークが続き、

各団体の反原発の活動報告や、福島から避難してきた人の話、訴訟の報告等々があり、

その後「原発いらない」のパレードに移りました。

今ではデモといわずに、パレードと言うのですね。

会場(後ろの建物・津市アルスプラザ)を出発するところ。

時々小雨が降っていましたが、

「原発いらない」のシュプレヒコールを繰り返しながら、

会場周辺の街中を一周してきました。

私にとっては本当に久しぶりのデモでした。

地震の巣のような日本列島を原発だらけにして、

使えない土地、住めない場所を増やし、人を不幸に陥れ、

一体、日本列島をどうしようというのでしょう。

原発はいりません。

 

 

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目立たない花

2024-03-20 | 自然

近所に大きなシキミ(樒)の木があります。

花が満開です。

でもたぶん気付く人はほとんどいないと思います。

近寄ってよく見れば、ヒラヒラした花びらの様子が美しく、幾つかの花が束になっています。

でも、真っ白ではなく、うっすら緑がかっているので、

背景に紛れてしまって見えにくいのです。

ここにシキミの木があることを知って、櫻に先駆けて花が咲くことが分かってからは、

こうして近づいて眺めています。

葉をちぎったり、花に鼻を近づければ、独特の香りがありますが嫌な匂いではありません。

 

*ウキペディアより

や茎、根、花、果実、種子など全体が有毒である。

なかでも果実、種子は毒性が強く、

食用にすると死亡する可能性がある

実際、事故が多いため、シキミの果実は植物としては唯一、

毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている

 

シキミがお墓などに供えられるようになったのには理由があるのかもしれません。

(獣から守るため・・・?)

サスペンスでは、よく「トリカブト」が出てきますが、

「シキミ」の出てくるサスペンスは読んだことが無いな・・・

 

 

 

 

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ルリタテハとムラサキシジミ

2024-03-18 | 自然

鮮やかな瑠璃色をきらめかせて、目の前をサーッと横切ったのは、

ルリタテハ!

裏は黒っぽい茶色で、とても地味なので、

どこかに止まっても、少しでも目を離すと、見失います。

追いかけたら、屋根の上に止まりました。

遠すぎる・・・残念。

でもまたきっとやってくるでしょう。

 

ルリタテハを見た直後、ムラサキシジミを見かけました。

スピードはルリタテハほど速くはないけれど、やっぱり素早い、

翅を少し開いては閉じています。

冴えた青い色が、美しい。

近付くとサーッと飛んでいきました。

 

エンドウ豆とスナップエンドウの花が咲き、

小さな実も付き始めたので、支柱をたてました。

 

 

 

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縦書き、横書き

2024-03-15 | Weblog

落ちていた、小さな鳥の巣

たまたま読んだ、まったく別の2冊の本の中に、

*外国で、日本で出版された自分の著書を、片方は小説を、片方ではノンフィクションを見せたところ、

「えーっ!縦書き?」とものすごく珍しいものを見たような反応をされた* というシーンがありました。

 

そこで初めて知ったのですが、中国でも、一部の古典以外はすべて横書きで、

韓国ももちろん横書きで、今も縦書きと横書きを併用している日本は珍しい存在だそうです。

 

日本語は漢字とひらがながあって、

どの文字も書き始めは上から、終わりは下。

ずーっとつなげて書くことも出来、縦に流れが出来ます。

それが自然で、文字を横につなげようとするとジグザグになってしまいます。

そして、本は右綴じ。

絵巻物では、時間も空間も上から下へ、右から左へと進んでいきます。

アルファベットは横につなげて書くことができるので当然横書き。

流れは左から右へ。本は左綴じ。

面白いことです。

 

パソコン上では、横書きにすっかり慣れましたが、

本は縦書きでないと読みにくい、

脳の働きは複雑で、頑固です。

 

与謝蕪村(1716~1784)等の俳画では、

句と絵が一体となって抽象画のようです。

文字は静かだったり、踊っていたり、

たまには字を書かなくちゃ・・・縦書きで・・・

ボールペン・・・だけど

 

 

 

 

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ヒサカキの花の匂い

2024-03-13 | 自然

ヒサカキを知らなかった数年前、

頭が痛くなるほどきついその匂いの正体が分からず、

どこかでプロパンガスが漏れているのではないかとウロウロして、

やっとその匂いの正体を知った時はビックリしました。

その後大小のヒサカキがあちこちにあることに気が付いて、

根を掘り起こし、あるいはどんどん切って、随分取り除きました。

でも鳥が種を蒔くのでしょうか、気が付くとまたあそこにもここにも小さな苗木が。

お隣り(農業機械及農地管理会社)との境には大きなヒサカキが何本かあって、

常緑の葉が目隠しの役目も果たしているので、残しています。

今も苦手な匂いですが、ヒサカキだと分かっているので、

そしてしばらく我慢すれば花も散って匂いもおさまることがわかっているので、冷静にしていられます。

この花の数!太い枝にも細い枝にもびっしり・・・

***********************

ヒサカキは、日本では北海道と青森以外に分布していて、

神前に供える榊として、神事や仏事にもよく利用され、

材は薪炭に、灰汁は染料や媒染材として利用された。

また、刈込に耐え日陰でも良く育つため、生け垣などに植えられることも多い、

花には強い異臭がある。

図鑑(朝日百科・植物の世界)のヒサカキの項より

***********************

どの木でも、どんな草でも、

図鑑を開いて読んでみると、

木部が硬いので、農具や工具の柄に利用したとか、

若い葉や芽やあるいは実を食べたとか、

染料や媒染に利用していたとか

民間薬として使っていたとか、

救荒食として保存していたとか、

子どもたちが遊びの中で使ったとか・・・

昔の人は、道端に生えている草や、山の木々について、

膨大な知識(知恵)を蓄えて暮らしていたということだなーと思います。

そこには、教科書などに載っているのとは別の世界があって、

人と自然と、濃密なかかわりがあったのだと思います。

山の中に打ち捨てられた村が、かつてどんなに豊かだったか、

そのうち誰も想像もできなくなってしまうのかもしれません。

 

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図書館のリサイクルフェア

2024-03-10 | Weblog

保存期間を過ぎた雑誌や本のリサイクルフェアに行ってきました。

(伊勢市の大きな図書館のリサイクルフェアは初めてでした)

10時15分頃に到着しましたが、

整理券を貰って、自分の番号が呼ばれるまで、2階の会場に入ることができません。

下の図書室で本を見ながら待ちました。

土曜日なので、親子連れが多く、子どもたちが大事そうに本を抱えている姿が「かわいい」!

1時間半くらいたって、番号を呼ばれて、広い会場に入ると、

ぎっしり並んだ本と、一生懸命本を選んでいる人たちの熱気に包まれていました。

人気のある雑誌などは早い者勝ちなので(午前10時45分までは、冊数制限もある)

早朝、6時半くらいから並ぶ人もいるそうです。

古本屋さんが無くて寂しく思っていましたが、

こんなところに、こんな形で古本を求めて楽しんでいる人が沢山いるのだなと思いました。

雑誌でも、文芸雑誌などは、まだ残っていて、

「文学界」「現代詩手帳」や「世界」などは沢山ありました。

誰も借りる人がいなかったのか、時は経っていても本を開くと中はピカピカで、栞も新しいまま、という本もあります。

写真左上の「山田風太郎」の「室町御伽草子」は32年前の本、もう角が擦り切れていますが面白そうです。

「信貴山縁起絵巻」の画集、

岩波の「図書」2021年の一年分12冊

子どもの本「竹で作るくふう」は私にも出来そうな竹の工作の本です。

他にも持ちきれないほどたくさん貰ってきました(10時45分以降は冊数制限なし)

図書館に行くたびに、宝の山だな、と思いますが、

その宝の「かけら」をこうしてゆっくり手にして楽しめるとは!嬉しいことです。

 

図書館から出ると、

冷たい風が押し寄せ、空は暗く、粉雪が舞っていました。

帰り道いつものスーパーに立ち寄った時には強い風が吹いていて、

霰(あられ)が地面に転がって、

スーパーから出てきた時には晴れていて、

家に帰り付いた時には霙(みぞれ)になっていて・・・

という、この辺りではとても珍しい天候でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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つくし・土筆・スギナ

2024-03-07 | 自然

霧のような雨が降っていましたが、

庭に出てみると「つくし」が出ていました。

見ると摘みたくなります。

ツクシは確かに筆の形に似ているけれど、

「土筆」を「つくし」と読むのは難しいな。

ツクシは、簡単に手でちぎれるけれど、根はとても強く、

何処までも続いていて(中央から下、黒い部分は土の中)

そこからスギナ(青い矢印)が伸びて大きく茂り、

どんどん光合成をして更に根を伸ばし、

来年またツクシを育てて胞子(緑色の粉)を飛ばします。

やがて地上はすべてスギナに覆われるのじゃないかと思うくらいすごい勢いだけど、

他の植物も皆、それぞれの種の繁栄のために、

それぞれ、途方もない戦略で生き延びるために工夫しています。

その植物にすべてを依存する動物も、同じように、生まれ、絡み合って、命を繋いでいる。

人間も同じだなと思います。

 

摘んだ土筆は、袴を取って、よく洗い水にさらすと、ピンク色になります。

さっと茹でて、もう一度水に曝してから、

甘辛味で煮詰め、佃煮にしました。

 

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