マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

藤圭子、、、

2013-08-31 | Weblog
「藤圭子自殺」のニュースは悲しいです。
『圭子の夢は夜ひらく』が大ヒットした頃、
主に洋楽ばかり聴いていましたが、
「藤圭子」が唄う姿や、こぶしのきいた、堂々とした歌いっぷりは強く印象に残っています。
「ジャニスジョプリン」らの洋楽のロックのようなリズムはなくても、
また、自らのオリジナルでなくても、自分の声で自分の歌を歌っている、という感じがしました。
その頃「浅川マキ」もよく聴いていました。
時代が生んだ歌手たちでした。

ジャニスは彗星のようにあっという間に光って消えてしまいました。
ずっと歌い続けた浅川マキも数年前に亡くなりました。

「藤圭子」も天性の歌い手だったと思います。
でも、歌を唄う藤圭子とインタビューなどで喋っている藤圭子から受ける印象のギャップに驚いた記憶があります。
「夢は夜開く」を唄う藤圭子はマスコミが作りあげた歌手の姿だったのでしょう。
マスコミは残酷です。
売れる時だけもてはやして、
あとはしらんぷり、
自分の意志を確かめる時間もないまま、周囲に振り回され、
お金に翻弄されていったのかもしれません。

本人が何を考え、何に絶望したのか、
本当のことは誰もわかりません。

「圭子の夢は夜ひらく

夜聞くとじんわり染みてきます。いい声です。
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無事終わりました。

2013-08-30 | Weblog
店の引っ越しは滑り込みで何とかセーフ!
昨日の朝からずーっと後かたずけを続けて、
夜なべで今朝の8時頃までかかって、
掃除までこぎつけました。
店は空っぽになって、代わりに、引っ越し先の農舎だけでなく、
自宅のガレージや通路や部屋の中にまでごみ袋や段ボール箱が山積みになりましたが、
でもとにかく終わり。
ブレーカーも落として11時の約束の時間に間に合いました。
沢山の文書にサインやハンコを交わしての慣れない作業も無事終了。
次の家主さんに鍵束を渡して家に帰ってきても疲れ過ぎて頭がぼーっとしています。
ハナモモとシデコブシは掘りあげて持って帰ってきましたが、
さてこの時期、はるばる三重県の田舎まで運んで植えても根ついてくれるかどうかははなはだ疑問です。
弟に、「ほっとしてぽっくりいかないように気をつけて、」
なんて言われて、、、、
これからなのに、ぽっくりいっては困ります。
頭の中には様々な計画が渦巻いていますが、
心を落ち着けて順番にゆっくり取り組んでいきたいと思います。

空っぽになった厨房

空っぽの客席



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店の引っ越しの大詰め

2013-08-28 | Weblog
大手の引っ越し業者に頼んだ大きなトラックがやってきました。

整理できてない荷物をあたふたと段ボールに突っ込みつつ、
若い3人のプロの仕事を感心して眺めました。
最初の約束通りの荷物を積みこんでもらうと、
ちょうどトラックいっぱいになりました。
後に残ったこまごました物はまた自分たちで運ぶことになります。

大きなものも、重たいものも、さほど重たそうな顔もしないで運ぶ彼らですが、
毎日このような仕事をしてるわけで、
大したものだと改めて思いました。

私は生まれてからたぶん、一人で暮らした下宿も数えれば、20回くらい引っ越しをしてきました。
友達に手伝ってもらって、レンタカーを借りたり、リヤカーで引っ越したこともあります。
昔は、遠方への大きな引っ越しでもトラックに積み込んで上にシートを掛けてくくりつけていました。
山道で箪笥が転がり落ちたり、2度も!
大事な古いピアノの飾りが欠けたり、傷がついたりしたことがありましたが、
引っ越しとはそういうものでした。

今度の引っ越しトラックはすごい機能がいっぱい付いていました。
重い物を自動的に持ち上げてトラックに乗せられる装置や、
トラックの上にも2階から荷物を運び出すための装置や、
運転席から後ろを確認できるテレビカメラや、
もちろん、梱包のための様々なモノも用意されていました。

荷物を積み込んで最後に後ろ扉を閉めたら可愛いパンダの絵が扉の真ん中にあって、
思わずそのパンダに注目してしまいます。
一番体が大きくて力持ちそうな青年が、
「ぼくがこの会社に入った時には、まだトラックにこのパンダの絵はついてなかったんですよ。
パンダの絵が描かれたのは5年前なんです。
子どもたちが見つけて、あ、パンダや、引っ越しの○○や、と言ってくれるんです。」
と嬉しそうに語ってくれました。

さあ、あともう少し。



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プルーン

2013-08-25 | Weblog
店の前庭にプルーンにの小さな苗を植えて7年経って、
初めてプルーンが鈴なりに実りました。
残念ですがこの木を引っ越し先に持っていくのは無理。
今日はバケツにいっぱい実をとりました。
そのまま食べるにはまだ少し渋いのですが、
ジャムにしてみようと思います。
美味しいのが出来るといいな。


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引越し前のモロモロの忙しいことが

2013-08-22 | Weblog
店を閉店して感慨にふける間もなく、
直ぐにやらなければならないことが次々押し寄せてきます。
先ず、今月の末までに、店を空っぽにしなければなりません。
それが不動産屋さんとの取引の条件です。

転居先には大きな農舎があり、取り敢えずカフェで使っていたものはその中に積みあげることになります。
業務用の冷蔵庫3種やステンレスの食器棚、銅版画の重い機械、
テーブルや椅子等は引っ越し業者に運んでもらうことにして、
今日は食器や台所用品をなどを段ボールに詰め始めました。
カフェのもの以外の絵や額や画材、
パネルや本などは夫が自分でレンタルトラックで運ぶことにしました。
また離れはかつて下宿として利用していたので、学生さんたちが残して行った
机やベッド、布団や本棚があり、
それらは廃棄するためにやはり専門の業者に来てもらって見積もってもらいましたが、
あまりの費用の高さにおののいて、
やはりそれもレンタルトラックで、
京都市のごみ処理場(クリーンセンター)に自分で持ち込むことにしました。
朝、そのための書類を貰いに行ってきました。
明日は市役所へ行って、それから
今日の作業の続きをしてトラックに荷を積み込むための準備をする予定です。
大きな棚などは夫が電動のこぎりで小さくしてから2階から降ろしました。
棄てるもの、捨てないものの選別は8年前にもしましたが、
短い時間に決断しなければならず、
必死でやっても、後になって気がつくと大切なモノが行方不明で、、
要らないものを大事に持ってきていたりして、
無くなったものはもう仕方ないけど、
そこが引っ越しの一番難しいところ。
ストレスのかかるところです。

無事にとりあえずの第一次の引っ越しを終えてホッと一息する時まで、しばらく全力疾走です。




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最後のお客さま

2013-08-19 | Weblog
この地に小さな店を作ってからなんと35年の月日が流れました。
カフェにしてからだけでも丸7年、びっくりします。
やっと慣れたところ、のような気がします。
でももうすぐお別れ、
京都の観光地の真っただ中から、
今度は静かな田舎に移転して、
人生の最終盤に今までとは少し違うやり方で、
新たに仕事を始めることに決めました。
最終日は様々な事務的な都合で日時を決めたので、
お盆と重なってしまいました。
でも友達や常連のお客さんたちとおしゃべりして愉しいひと時を過ごすことが出来ました。
カンカン照りの蒸し暑い一日が終わり、
ちっとも涼しくならない暗い空に月がどんよりと浮かんでいました。
昼間のけん騒が嘘みたいな誰もいない夜道へ、
最後のお客様をお送りする時、
ブーンと飛んでやってきたのは、
カナブン、
このカナブンが一番最後のお客さまでした。

(カナブンではなくてコガネムシらしいです)
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慰霊碑

2013-08-14 | Weblog
東京には大空襲で亡くなった多くの非戦闘員の慰霊碑がたくさんあるそうです。
特に下町には点々とあるそうです。
東京だけでなく日本各地に、第2次世界大戦の戦火で無くなった人々を祀った碑が沢山あります。

広島、長崎、沖縄以外の、先の戦争で亡くなった一般の人の慰霊碑に首相がお参りしたという話は聞いたことがありません。
軍人を英霊扱いした時代の思想がそのまま現自民党の政治家の心の中に生き続けていて、
未だに、戦争で多くの女性や子供や年寄りや病弱な人たちが苦しんで亡くなったことには思いが至らないのです。
今後も思うことはないでしょう。
戦争で思わぬ金儲けをした人の息子や親せきたちが政治家になっている場合も多いのですから。

だから、金儲けのために戦争を画策することに何のためらいもないのだと思います。
靖国神社は彼等にとってまさに聖地なのだと思います。

本当に霊なるものがあるのならとっくに彼らにとりついて呪い殺しているだろうに、
残念ながら霊もない、呪いもない、
ただ風が吹いているだけ。
悪い奴だけが何度でも甦り、悪魔に魂を売る。

下町の小さな慰霊碑の下に眠る無辜の魂が安らかに眠れる日はいつ来るのでしょう。
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オオハンゴンソウではなさそうだけど、

2013-08-11 | 自然
小さなルドベキアの一株が7年経って、
庭中に広がって花盛り。
夏の強い日差しの中で元気な黄色い花がよく似合います。
でもこの繁殖力の強さは半端じゃない。
毎年随分引っこ抜くのですが、
こぼれた種からも新しい芽がどんどん伸びて一番暑い盛りに満開になります。
綺麗だけど、この庭から外には出さないようにしなくては、と思います。
特定外来生物のオオハンゴンソウとは葉の様子、茎の特徴が違います。
でもこのルドベキアも要注意植物だなーと思いながら眺めています。


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『 世界ヒバクシャ展@京都 』

2013-08-08 | Weblog
新聞(毎日)で「世界ヒバクシャ展』の案内を見つけました。
会場は相国寺の承天閣美術館、近いのでさっそく出かけました。
相国寺の門をくぐって会場の承天閣美術館の前まで行ってもどこにも何の案内も出ていないので、
何か新聞を読み違えたのかなーと思いながらも、
植え込みの長いアプローチを進んで、
正面玄関を見てもやっぱり何も書いてない、
おかしいなーと思いながら、自動ドアの前に立って大きなガラスのドアが開くと
受け付けがあって、やっとそこが会場だということが分かりました。
相国寺の協力する気のなさがすごいです。
それとも主催者側がそっちへ気が回らないのかなー。
広い相国寺の中で迷う人がいるだろうなー。
伊藤若冲のポスターの横に一枚くらい「ヒバクシャ展」のポスターを貼ってほしいです。

(どこにも「ヒバクシャ展」の案内はありませんが、この門をくぐって、どんつきを右へ曲がり迷わず進んで下さい。)

(正面の建物が会場です。)

(ここにも何も「ヒバクシャ展」の案内は見えませんが、玄関のドアを開けて中に進めば大丈夫。会場は2階です。)

ヒロシマ、ナガサキだけでなく、
核実験の人体実験にされたアメリカ軍の兵士や
シベリアや南の島に平和に暮らしていた人々の暮らしを根こそぎ破壊したアメリカとソ連の核実験。
劣化ウラン弾によって被曝した子どもたちや作戦(戦争)に参加したアメリカ軍の兵士、
ウラン鉱山の村、
朝鮮で徴兵されてヒロシマで原爆にあった人たち、
被爆直後の街で死体の処理や町のかたずけに駆り出された韓国の人々、

そしてスリーマイル、チェルノブイリ、フクシマ、、、
ヒバクシャは世界中にいるのです。
6人の写真家のによるモノクロの70点余りの写真が核の被害の現実を伝えます。

広島や長崎の苦しみは減るどころか、
広島や長崎を知っても、なお世界はヒバクシャを生み出し続けています。
なんと人間は愚かなことをいつまでやるのでしょう。

大勢の人にこの写真展を観て欲しいと思います。

「相国寺、承天閣美術館」
入場無料、9月8日まで、10時~5時
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カード作り

2013-08-05 | 手づくり
古本市で「カード作りの本」をみつけました。
その本自体が型紙になっているので、本を直接切って折るだけでたちまち造れる優れ物です。
必要なのはカッターとカッター台だけ。(作品によっては糊と裏打ちの紙が必要。)

カッターで紙を切るだけで立体が出現します。
真似してオリジナルを、と簡単にはいきそうもない作品群です。
考えた人は東京工業大学の教授だそうですが、理系の頭脳ならではの作品です。
でもそれを誰でも手軽に切って折ってあるいはコピーして楽しめる本を作ってくれているところが嬉しいです。

古本なのでいくつかの作品は無くなっているだろうと思って買いましたが、
この本の前の持ち主が切って使ったのは、全30作品のうち1つだけだったみたいで、
おかげでたっぷり楽しめます。



『 折り紙建築型紙集 』(オリガミ・アーキテクチャー・パターン・ブック)
茶谷正洋 著     彰国社  1985
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