マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

マンホール

2016-06-28 | Weblog
街中でこんな二重になったマンホールの蓋を見つけました。
このふたを開けたらどうなっているのかいろいろ考えてみましたが、
判りません。
他のマンホール同様、このマンホールも人が出入りできるようになっているのでしょうか?
不思議だなーと思っていたら近くにもう一つ同じようなのを見つけました。
謎です。


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トガリネズミ科・ジネズミ

2016-06-25 | 自然
こんな本を見つけた。
著者の専門は鳥類の調査だそうだが、
小さな生き物に注ぐ愛情が半端じゃない!
文章も読みやすく、親指に尻尾がくっついたような可愛いジネズミの様子と
著者の心の動きが生き生きと伝わってくる。
生き物が好きな子どもに是非読ませてやりたい。
もちろん大人にも。

天井からジネズミ」
文・佐伯元子 絵・あべ弘士
 
学研教育出版、2015
(子どものための感動ノンフィクション大賞を受賞)

そして…
夫が畑で見つけたこの小さな(約4センチ)生き物こそ、
この本の主人公のジネズミだった!

頭が大きく、
鼻がとんがっていて、
目がとても小さくて、
毛並みは濃い灰色でビロードの様になめらかで、
尻尾はネズミの様だけど、
ネズミとは思えない。

たまたま知り合いに野生動物の専門家がいるので
写真を送ってお尋ねしたところ、
トガリネズミと生態は殆ど同じだけれど、
耳の形などからトガリネズミ科の「ジネズミ」だろう
、とのお返事をいただいたのだ。

ネズミという文字が入っているけれど、
げっ歯類のネズミの仲間ではなくて、
モグラの仲間
地面の下ではなく、
草はらや、落ち葉の間を小さな虫を捜して走り回っているらしい、
子どもは親の尻尾から順次尾にかみついて一列になって移動するそうだ。
キャラバンと呼ばれている。)
家の横の畑にそんな生き物がいるって楽しい!
ここで畑を始めてから、農薬は一切使わず、
牛糞などの有機肥料を中心にやってきたのでミミズなどが増えている。
とはいえ、モグラの仲間は、餌が食べられないと数時間で餓死してしまうらしい。
なかなか大変な人生(モグラ生)だ。

「天井からジネズミ」の作者の佐伯元子のブログはこちら
ばからしぴったの日曜日

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自爆するアリ

2016-06-22 | book
昆虫はすごい丸山宗利 著
  光文社新書 2014

ページを繰るごとに、すごい!

いつも疑問に思っていた完全変態と不完全変態の意味が
冒頭に書いて在って、一気に引きこまれました。

この本によれば、ヒトが今日まで築いてきた文明社会のもろもろは
とっくの昔に昆虫たちがやっているというのです。
狩猟採集、農業、牧畜、建築、戦争、クローン、奴隷制、居候、共生、
そしてもちろん、着飾る、プレゼント、恋、旅…
随分昆虫の本は見てきたので、
擬態や奴隷制や寄生などには驚かないけれど、
自爆するアリの存在には驚きました。

どんな小さな生き物でも生きようとするのが生き物だと思っていました。
仲間を守る、あるいは巣を守るために自爆し、
敵に毒液をかけて自分も死ぬというのはあり得ないことです。
しかし、この自爆するバクダンオオアリは、
巣の中の同じ(共通の)遺伝子を守るという意味で、
生命は遺伝子の乗り物、という考え方からすれば、
理に適っているのかもしれないのです。

人間の自爆と比較して考えてしまいます。
ヒトの場合は個の死は遺伝子の死と同じ。
ヒトとして2百万年以上も受け継がれて、
誕生した、宇宙にたったひとつの遺伝子は消え去るのです。

ヒトは国家や宗教などの幻想のために自爆します。
幻想のために戦争し、人殺しをします。
アリやハチが巣を守るのと、
兵隊が城を守るのとは全く意味が違うのです。

個こそヒトにとって最も大切なもの、
ヒトが人になること、ではないでしょうか。

ヒトの脳が大きくなったのは、
個の生、個の発達、個の行動のためなのだと思います。
そして、昆虫たちがやらないこと、
それは言語ではないかと思います。
一人一人が考えて自分の言葉を発する、
言語を使って、コミュニケーションをとり、記憶し、更に考える。
そのために、ヒトは今のような頭でっかちな姿になったのではないでしょうか。
昆虫の本を読みつつ、思ったことです。




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インド、アフリカ

2016-06-20 | 自然
我家の庭に咲いているハマユウは、
ホントの名前はインドハマユウ、またはアフリカハマユウといい、
インド洋を囲む、インド、アフリカの熱帯が原産地だそうです。
ヒガンバナ科です。
夜になるととてもいい香りを放ちます。
この同じ花がインドやアフリカに咲いているのを想像すると嬉しくなります。

庭に咲いているのは、花茎が約1メートル、
葉の長さは1メートル以上あり、
葉の先は垂れて折れて茶色くなっています。
たまたま娘が職場で余ったグリーンを2種持って帰ってきたので
一緒に挿してみたらぴったり。
切り紙細工のような丸い葉は南アフリカに自生するモンステラの仲間、
長い方の羊歯らしい葉はマダガスカルに自生するオーガスタの仲間?らしいです。
ぴったり合うのも当然です。

アマゾンの流域やアフリカの奥地に
小さい時からずっと憧れていました。
虫や蛇が苦手で探検家を断念?した私ですが、
今では本で、あるいは植物園で、博物館や美術館で、
織物や立体などの工芸品も間近に観ることも出来るようになりました。
珍しい果物や花も店頭にも並ぶようになって、
熱帯地方の色や香りに直に触れることも出来るようになりました。
でもでも、匂いが風が音が…
それは想像で補うしかなさそうです。
一枚の葉の裏と表をしげしげと眺めて触って、
こんな葉が生い茂る遠くのジャングルに思いを馳せています。

モンステラを「田中一村」の大判の画集の上に載せてみました。



(葉の長さおよそ90センチ)
奄美大島に移住し、
自然人のように生き、
畑の中の小屋のような家で暮らした田中一村は、
奄美に魅せられ、
たった一人で亡くなるまで、
憑かれたように絵を描き続けました。
虫にも魚にも鳥にも草木にも自分にも、
同じ命が駆け巡るのを感じた人だったのではないかと思います。

NHK日曜美術館「黒潮の画譜」田中一村作品集(S60)





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アジサイの季節

2016-06-17 | 自然
ひと雨ごとにアジサイは益々色鮮やかになっていきます。
所々、まるで、筆を使って、水彩絵の具を滲ませたように見えます。
葉っぱの色との対比もみごとです。

いつの間にか庭の隅のハマユウもグングン伸びて、
大きな蕾を幾つも付けていました。

先週見た、出雲路橋のたもとのネムノキの花はどうなったかな?
ふわふわのピンクの花は地面に落ちて、
小さくなって赤くなって、縮んでいるのだろうな。


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体力

2016-06-15 | Weblog
「体力」といっても「体力測定」の体力じゃなくて、
頑張りが利く身体かどうか、という意味で、
残念なことに全く落第です。
自分では無理などしてないつもりだったのに、
週末に一気に体調がガタガタになり、
月曜の朝と、夜の救急で点滴を受け、
やっとの思いで家に帰りました。
3日間で3キロ体重が減り、
昨夜久し振りにまともに食べ物を食べ、
今日はこうしてパソコンの前に座りましたが、
そろそろまた横になることにします。
でも面白い本を見つけました。
休み休み読んでいます。
本はいいな。

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美味しい水無月(みなづき)

2016-06-11 | グルメ
去年、近くのスーパーで「水無月粉」なるものを見つけてから、
水無月を作る楽しさと、
手づくりの水無月の美味しさに目覚めました。
今年も6月に入って水無月粉がスーパーの棚に並ぶのを待って買い、
早速作りました。
*水無月粉(米粉、餅粉、でん粉、小麦粉が配合されている)

と言っても、
めちゃめちゃ簡単で、
水無月粉と砂糖と水を量って混ぜて、
型に流して電子レンジでチンするだけ。
申し訳ないほど簡単。
しかも型も牛乳パックを使ったので、
道具もほとんど要りません。

抹茶や黒砂糖を使ったり、
上に載せるもののお好み次第で様々出来るという素晴らしさ。

簡単ですがポイントがあります。
最初に粉に砂糖や抹茶などをしっかり混ぜること。
水を入れてからまたしっかり混ぜて、一回濾すこと、
ひと手間ですが、滑らかで歯触りもよくなります。
それと抹茶や甘納豆や砂糖はいいものを使うこと。
それぞれの味が引き立っていっそう美味しいです。

京都では6月30日に水無月を食べる家が多いようです。6月30日は1年のちょうど半分、
近くの神社では、「夏越の祓」の茅の輪くぐりや、矢取りの神事が行われます。
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かえるくん

2016-06-09 | 自然
たとえばバス停などの脇の石の上にちょこんといたりして…
きれいな緑の、ちっちゃくてかわいいアマガエル、
最近はなかなか会えなくなりました。

夫が村の家の畑で撮ってきた写真の中に、
アマガエルの2倍以上大きなカエルが写っていました。
調べてみたところ、どうやらシュレーゲルアオガエル、
という名のカエルらしいのです。
名前だけは聞いたことがあって、
外国のカエルかと思っていたけれど、
日本の固有種だそうです。

モリアオガエルに近い生態のカエルで、
日本各地に今も健在なのだそうです。
(もしかして京都の我が家にも以前いたような気がしてきました。)
図鑑の解説によれば、シュレーゲルアオガエルはモリアオガエルよりは少し小さく、
目の色で見分けるといいそうです。
モリアオガエルの虹彩は褐色。
シュレーゲルアオガエルは虹彩が黄色、
ただ泡卵は地面の上に産卵することが多いそうです。
後は雨任せ、流れてどこかに行きつくというわけです。
しかしこの椿の木の泡!多分シュレーゲルアオガエルの泡卵だと思うのですが、

今日は曇り、あしたはまた雨らしい、よかったね。
「ちゃんと分かっているから、この時期卵をうむんだよ、コロロ、コロロ…」
う~む、なーるほど





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ニンニクとタマネギ

2016-06-07 | グルメ
タマネギは植え付けの時期と追肥の時期が遅れたせいで、
小さくて、とうたけてしまって、わずかしか収穫できなかったと、
夫が嘆いています。
(地上部が倒れず、ネギ坊主が出来そうになってしまっている。)

でも、新タマネギは新タマネギ、甘くておいしい。
日持ちがしないので、
連日タマネギ料理。
まずは、サラダ、次にリングフライ、
次の日はとろとろタマネギの肉詰め(和風味)

それからスキ焼や煮もの、しっかりお腹に詰め込みました。
ニンニクも去年より小さく少なめだけど、
それでも、スペイン料理にイタリアンに、焼き肉などなど、
たっぷり使って半年分はありそうです。
泥のついた皮を取って、
網に入れて吊るしました。








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「おけら」だって生きている

2016-06-05 | Weblog
虫の「ケラ・螻蛄」のこと、
「お」をつけて呼ばれている虫です。
♪ミミズだって、オケラだって、アメンボだって~♪
と子どもの頃に歌った記憶がある人も多いと思います。
草むらでじ~~っと鳴いているのはミミズではなくオケラだと教わりました。
でもちゃんと姿を見たことがある人は意外に少ないのではないでしょうか。
夫が村の畑で捕まえたおけらの写真です。
大きな手のユーモラスな姿。
この姿から、「お手上げ、もうからっけつ!」のことをオケラと言うようになったんだと納得です。
頭部は固く、身体は柔らかくてビロードのような感触だそうです。
でもよく見れば怪獣っぽい雰囲気も、


ウィキペディアによれば、「…成虫幼虫ともに食性は雑食性で、
植物の根や種子、他の小昆虫、ミミズなどさまざまな動植物質を食べる。
収斂進化の類例に挙がるモグラと同様、運動量、代謝量が膨大であるため、
水分不足、飢餓に大変弱い。水分が得られないと一晩程度で死んでしまう…
行動可能範囲をまとめると、地中を掘り進み、水上を泳ぎ、空を飛び、
地上を歩く…」そうです。
一方、鳥や獣や蜂などの天敵も多く、
また、湿地が減り、農薬の散布などの影響もあり、
螻蛄は減っているそうです。

一生懸命土の中に潜ろうとしています。
小さな翅が見えます。
この翅ではまだ飛べません。幼虫のようです。
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