マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

アーシュラ ル=グウィン『西のはての年代記ⅠⅡⅢ』

2009-12-26 | book

SFやファンタジーの作家、ル=グウィン(ゲド戦記の作者)は80歳の今も精力的に活動を続けています。

このフアンタジー3部作(それぞれ独立して読める)には若い人たちに向けて、
作者が考えていること、言いたいことが詰めこまれています。
その思いが直接的過ぎて、生っぽくて少々疲れますが、
9,11以降のアメリカに住む一人の女性として、
どうしても言っておきたい、やむにやまれぬ気持が伝わってきます。
舞台はゲド戦記や指輪物語を彷彿とさせる世界ですが、
作者は、「他国の宗教や文化を知ろうとせず、
自分の信じる宗教や文化を唯一の正義として
圧倒的な力(暴力)でおしつける愚かな行為」を告発しています。
まさに愚かなアメリカの姿です。
自由とは何か、そして男女差別の問題も大切なテーマになっています

高地に住む人の中に、生まれながらに特殊な力「ギフト」を持っている人がいた、
「魔法」ではなく「ギフト」と作者は表現し話は始ります。
一番ぶ厚い「パワー」は記憶力のギフトを持った少年ガヴィアの辛い旅の物語、
ぐいぐいひきこまれ一気に読みました。


  『 西のはての年代記「ギフト」「ヴォイス」「パワー」 』
           Ursula K.Le Guin
           河出書房新社2008年
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おっと、すごい、でも困った

2009-12-25 | Weblog


誰もいない公園を通りかかったら、
一段と背の高い木の上にボールが!
サッカーやラグビーをやっているお兄さんなら捕ってあげられるんじゃないかなと思いますが…
木の上にボールを乗っけてしまった子供はどうしたのかな?
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センダン

2009-12-23 | Weblog
あちこちでクリスマスのライトアップに青色が目立ちます。
なんだか冷たい色だなと思いますがそのうち慣れるのかな。

暗い夜路で自動車のライトが当たる度にぼーっとセンダンの実が浮かび上がって見えます。
そこでフラッシュを当てて撮影してみたら
まるで花火のようです。


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クリスマスの飾り

2009-12-18 | Weblog

酒屋さんの窓辺の飾りがかわいい。
この飾り付けをしているのはどんな人かな?
切り紙とサンタの絵の色紙と大きな月桂冠の酒瓶がポイント!

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『山の民とイノシシ』

2009-12-15 | book


「椋鳩十」が奥深い山里を訪ねて、そこに住む人々から聞いた話の中から、
イノシシとのかかわりあいの物語を集めたものです。
古本市で見つけた本ですが、私の大切な一冊になりました。
(こんな本が見つかるから古本市は楽しい!)
山の中の苦労して開墾したわずかな田畑を荒らしまわる憎いイノシシは、
一方で山に住む人々の大事な栄養源であり、
町へ持っていけば高く売れるお宝でもありました。
そんな複雑な気持ちでイノシシに接してきて、
生きとし生けるのものの不思議を深く感じている気持ちが
短い10編の物語に凝縮されています。
ノンフィクションですが、
それぞれ極上のファンタジーです。

『山の民とイノシシ』 文/椋鳩十  画/北島新平  童心社  1974年
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ファンタジー

2009-12-11 | book
「サンタクロースからの手紙」という絵本を図書館で見つけました。



あの「指輪物語」の作者J.R.R.トールキンが
自分の長男が3歳の時から末の子供が大人になるまで約20年間サンタクロースになりすまして、
子供たちに書き続けた手紙をまとめたものです。(評論社)
いたずら好きのシロクマがせっかく揃えたおもちゃをめちゃくちゃにしてしまった話や
シロクマが病気になったり怪我をしたりした話や(サンタはシロクマと仲良しなのです)
エルフやゴブリンも出てきます。
サンタの家の中の様子やどじなシロクマなどの水彩のイラストもすばらしい。
わざと震える文字で書いたり、
封筒には北極の切手や消印まで本物そっくりに書いてあります。

子どもに「サンタはどんな所に住んでいるの?」「どうやってぼくのところにプレゼントをもってくるの?」などと聞かれた時
結構悩んで真剣に答えて来たつもりですが、
トールキンにはびっくりしました。
なんて素晴らしい贈り物でしょう!
同じ頃「ホビットの冒険」や「指輪物語」を次々書いていったようです。
もう何度も読んだこれらの本をまた読みたくなりました。





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木の力

2009-12-09 | Weblog
かつて、大勢の僧が暮らした石造りの巨大な寺院が、
時がたち、ジャングルの中に埋もれ、忘れ去られ、
再び発見されることがあります。
地衣類や樹木の根に浸食され解体寸前の状態で。

コンクリートを割って芽を出すやわらかい小さな草や
ありふれたこの一本の木を見るだけでも
自然の力の偉大さに圧倒されます。
こんな状態でどうやって水分や栄養をとって、枝を伸ばし、葉を茂らせ
成長して、大きな体のバランスをとっているのでしょう。



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ミートローフ

2009-12-07 | グルメ

いつものハンバーグをおしゃれに仕立てて夕食に。
でも時間もあまりかからないし、手間もあまりかかりません。
ハンバーグ種をラップに広げ
ニンジン、マッシュルーム、ブロッコリーを中にはさんでロールケーキのようにまるめて、
レンジで7分くらいチンしてから
さらにフライパンでこんがり色がつくまで焼けば出来上がり。
フライパンに残った肉汁に赤ワイン、ケチャップ、マスタード、
かくし味にリンゴジャム(先日紅玉で作りました)を入れて、
最後にパセリのみじん切りもたっぷり入れてソースを作りました。
出来上がって切るときが楽しみ。
カボチャとジャガイモでポタージュも作って
グリーンサラダとワインとフランスパンで、
ごちそうさま!

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街路樹

2009-12-06 | Weblog


街路樹が赤や黄色に色付くと一気に華やぎます。
ケヤキの紅葉は味があります。
イチョウはまるで電気がついたみたいに明るくて、
ぱらぱら落ちる葉っぱもまっ黄色。

里山に住む動植物にとって水路はもちろんですが、
山と田畑をつなぐ畔がとても大切な役割を果たしているそうです。
町の中に住む生き物にとっても、
川(河川敷)がもちろん大切ですが、、
街路樹も大切なものだなーと思います。
街路樹伝って暮らしている鳥や虫はどれくらいいるのでしょう?
街路樹の根元のわずかの地面にも草が生え花が咲いて
時にはきのこも生えて、小さな虫がごそごそ這いまわっています。
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法然院の駐車場脇で

2009-12-02 | Weblog
見上げたら…

きれいでしばらく見とれていました。
細かいモミジの葉はどの葉にも日が当たる様に、重ならないように、
注意深く広がっていて繊細なレースのようです。

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