図書館で久しぶりに児童書のコーナーをゆっくり見ていたら読みたい本がたくさん見つかったので、
どっさり借りてきてこの1週間は子どもの本ばかり読んでいました。
児童書といってもかなり文学的な内容の物もあって
主人公が10代だと言うだけで、大人の本とどこが違うのかよくわからないものもあります。
ともかく何冊も面白い本に出会えました。
少し紹介したいと思います。
写真の4冊は雰囲気がある絵(カット)が物語と一緒に楽しめます。
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「波紋」ルイーゼ・リンザー(1911~ ドイツ)2000岩波ジュニア新書
最初の章「僧院」は少々入りにくかったのですが、途中からすっかりこの本の世界にはまりました。
善や悪、生と死、自由を求める心、反抗心、
激しく揺れる10代の精神世界の変転がえがかれています。
少女の心に映るドイツの町や田舎の自然の描写も素晴らしい。
戦時中を舞台に当時このような小説が書かれたことに、
ドイツの奥深さを感じます。
「忘れ川をこえた子どもたち」マリア・グリーペ(1923~ スエーデン) 1979冨山房
北国のガラス職人の幼い子供が突然行方不明になり、再び帰ってくるまでの物語。
北欧の神話や伝承をもとに独特のファンタジー世界が魅力です。
古い詩篇なども引用されていますが現代の私たちの心の中に潜む本質的なものをとらえていて、物語の力を感じました。
「ポリッセーナの冒険」ビアンカ・ピッツォルノ(1942~ イタリア)2004徳間書店
サーカスや海賊、お城や地下牢、次々出てきて、ドキドキわくわく、
小学生くらいの女の子なら、もうやめられない止まらない楽しいお話です。
娘が小さいとき読んだならきっと喜んだだろうな。
イタリアらしいエスプリもちりばめられています。
写真には写っていませんが、
他にマーガレット・マーヒーの「贈り物は宇宙のカタログ」も楽しかったし、
ローズマリー・サトクリフの「運命の騎士」も面白く読みました。
「運命の騎士」はイギリスの教科書などで、わずか1行で書かれているそうですがある歴史上の出来事を、
その時、その場所に、一人の犬飼いの少年を登場させて、
物語を創造して編んでいく小説家の力量に感嘆します。
どっさり借りてきてこの1週間は子どもの本ばかり読んでいました。
児童書といってもかなり文学的な内容の物もあって
主人公が10代だと言うだけで、大人の本とどこが違うのかよくわからないものもあります。
ともかく何冊も面白い本に出会えました。
少し紹介したいと思います。
写真の4冊は雰囲気がある絵(カット)が物語と一緒に楽しめます。
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「波紋」ルイーゼ・リンザー(1911~ ドイツ)2000岩波ジュニア新書
最初の章「僧院」は少々入りにくかったのですが、途中からすっかりこの本の世界にはまりました。
善や悪、生と死、自由を求める心、反抗心、
激しく揺れる10代の精神世界の変転がえがかれています。
少女の心に映るドイツの町や田舎の自然の描写も素晴らしい。
戦時中を舞台に当時このような小説が書かれたことに、
ドイツの奥深さを感じます。
「忘れ川をこえた子どもたち」マリア・グリーペ(1923~ スエーデン) 1979冨山房
北国のガラス職人の幼い子供が突然行方不明になり、再び帰ってくるまでの物語。
北欧の神話や伝承をもとに独特のファンタジー世界が魅力です。
古い詩篇なども引用されていますが現代の私たちの心の中に潜む本質的なものをとらえていて、物語の力を感じました。
「ポリッセーナの冒険」ビアンカ・ピッツォルノ(1942~ イタリア)2004徳間書店
サーカスや海賊、お城や地下牢、次々出てきて、ドキドキわくわく、
小学生くらいの女の子なら、もうやめられない止まらない楽しいお話です。
娘が小さいとき読んだならきっと喜んだだろうな。
イタリアらしいエスプリもちりばめられています。
写真には写っていませんが、
他にマーガレット・マーヒーの「贈り物は宇宙のカタログ」も楽しかったし、
ローズマリー・サトクリフの「運命の騎士」も面白く読みました。
「運命の騎士」はイギリスの教科書などで、わずか1行で書かれているそうですがある歴史上の出来事を、
その時、その場所に、一人の犬飼いの少年を登場させて、
物語を創造して編んでいく小説家の力量に感嘆します。
近所の古い家が取り壊し中です。
おしずさんと呼ばれるおばあさんが長く一人で暮らしていました。
いつも足首までのロングスカートをはいて、
出会うと立ち止まって、相手が子供でも、
深々とお辞儀をしていました。
何でもないことでタクシーのように救急車を使う、
と悪い噂もありましたが、
一人暮らしで不安だったのでしょう。
ボランティアの人が幾人もお手伝いしていたようです。
が、そのうち入院し、どこかのホームへ入ったと聞きました。
そして数年前に亡くなったことをだいぶ後になって近所の人の噂で聞きました。
90歳くらいだったのでしょうか?
昔は近くの松竹撮影所の俳優さんたち(佐分利信ら)の下宿としてにぎやかな家だったそうです。
小さな家ですが、家の中は優雅な作りだったと聞きます。
おしずさんの記憶はこの家と一緒に消えてしまうのでしょうか。
おしずさんと呼ばれるおばあさんが長く一人で暮らしていました。
いつも足首までのロングスカートをはいて、
出会うと立ち止まって、相手が子供でも、
深々とお辞儀をしていました。
何でもないことでタクシーのように救急車を使う、
と悪い噂もありましたが、
一人暮らしで不安だったのでしょう。
ボランティアの人が幾人もお手伝いしていたようです。
が、そのうち入院し、どこかのホームへ入ったと聞きました。
そして数年前に亡くなったことをだいぶ後になって近所の人の噂で聞きました。
90歳くらいだったのでしょうか?
昔は近くの松竹撮影所の俳優さんたち(佐分利信ら)の下宿としてにぎやかな家だったそうです。
小さな家ですが、家の中は優雅な作りだったと聞きます。
おしずさんの記憶はこの家と一緒に消えてしまうのでしょうか。
嵐が過ぎ去った糺の森に行ってみました。
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このあたりでは珍しい大風が吹いたと思ったのですが、
森の様子はそれほどでもなく折れて落ちているのは樟の小枝ばかりでした。
青々とした樟の小枝はなぜか普段もよく落ちているのを見かけます。
でも、椋の実や榎の実、銀杏がざらざら落ちていました。
昔、秋の大風は人が取ることが出来ない場所の実を振り落としてくれる
大事な風だったかもしれないななどと思いながら、
拾ってきた椎の実を炒って食べました。
見た目通り細やかな歯ごたえと味わい、何年ぶりかな。
初めて見るキノコや不思議な虫も発見。
写真は残念ながらどちらもピンボケでした。
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サンコタケ?
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色がとても鮮やか、カメムシの仲間?
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このあたりでは珍しい大風が吹いたと思ったのですが、
森の様子はそれほどでもなく折れて落ちているのは樟の小枝ばかりでした。
青々とした樟の小枝はなぜか普段もよく落ちているのを見かけます。
でも、椋の実や榎の実、銀杏がざらざら落ちていました。
昔、秋の大風は人が取ることが出来ない場所の実を振り落としてくれる
大事な風だったかもしれないななどと思いながら、
拾ってきた椎の実を炒って食べました。
見た目通り細やかな歯ごたえと味わい、何年ぶりかな。
初めて見るキノコや不思議な虫も発見。
写真は残念ながらどちらもピンボケでした。
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サンコタケ?
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色がとても鮮やか、カメムシの仲間?